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きかんしゃトーマスに学ぶ子ども心 | ライター日記

こんにちは、ライターの吉岡です。
昨日は珍しく雪が降り続けました。
降り続けた、などと大げさに書きましたが、降ったりやんだりを繰り返しただけで、積もってもいません。

私が住むのは奈良県大和郡山市。皆さんご存じの大仏や奈良公園(鹿の公園)がある奈良市の隣の市です。
大和郡山市を含む奈良県北西部は大和盆地と呼ばれる盆地です。奈良県は山間では雪が積もりますが、この大和盆地は毎年ほとんど積もりません。雪なんてちらつくのも珍しいのです。
そういうわけで、昨日はせっかくのこども園のお休みでしたが、親子ともども家にこもっておりました。

さて本題。4歳男児が退屈しないように1日お家遊びを続けるのはなかなか骨がおれます。体力とメンタルにくるのです。
特にメンタル。わが子はかわいいのですが、やまない「かあちゃんコール」にやられてしまいます。笑
しかし、そんな我が家に救世主が。NHK Eテレできかんしゃトーマスの映画を放送してくれたのです。こちらです。

この時点でんんっ!?となった方もいらっしゃるでしょう。
実はトーマス、2022年12月にリニューアルをしていて、現在右側のかわいらしい感じになっています。
なんなら、左のトーマスだって、実はずいぶんと変わっています。私が子どものころのトーマスは、模型を使用した完全実写でした。左のトーマスはリアル基調なのはかわりませんが、3DのフルCGアニメです。
この記事では便宜上、画像左の従来のトーマスを"トーマス"、現在のかわいいトーマスを"トゥーントーマス"と呼びます。

トゥーントーマスですが、デザインが発表されたときはSNSを中心にものすごく評判が悪かったです。現在も受け入れられない!という方、多いかもしれませんね。私も内心、抵抗がありました。

朝9時になりトーマスの映画が始まりました。
さっそく見始めた息子さん。しかし、すぐに飽きてしまったのでしょうか、それともリアルなトーマスに触発されたのでしょうか、プラレールを持ち出して遊びだしました。もちろん私も一緒になってレールを作ります。
ゴードンがお気に入りの息子さんはゴードンが出てくるたびに目を向けますが、見入るほどではない。すぐ「かあちゃんあそぼー!!」モードです。笑

トーマスの映画が終わるとすぐにトゥーントーマスの映画が始まりました。するとどうでしょう。先ほどまで遊んでいた目をとめ、食い入るようにテレビを見つめる息子さん。
ポップな見た目のトゥーントーマスがリアルではありえない挙動をしながらあっちに行ったりこっちに行ったり。
ずっと集中して見るということはないですが、手を止めて見ている時間が明らかにトゥーントーマスの方が長い。

映画が終わったあと、聞いてみました。
「大きいトーマスと小さいトーマス、どっちが好き?」
「ちっちゃいの!」
即答でした。まあ様子を見ていても明らかでしたが。

……かと思いきや。
昨日は結局もう一度トーマスもトゥーントーマスも見ました。すると今度はトーマスの方に興味を持っているようです。図書館で借りてきた乗り物図鑑を引っ張り出し、大井川鐵道の実写トーマスのページを開きながら「トーマスっ!トーマスっ!」と楽しそうにしていました。
子どもにとってはどのトーマスもトーマスであり、(少なくともうちの息子さんは)そのときの気分で好みが変わるようです。

SNSをやっているのは少なくともきかんしゃトーマスが適齢期な子どもではありません。大人がいくら騒ごうが、子どもはとても正直です。
どちらのトーマスもトーマス。大人の勝手な決めつけで、子どもに見せるものを狭めないように気をつけようと思いました。

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