【連載第2回】ブラック小売業で4年間過ごして思った事【ノンフィクション】

前回の続きです。

●マニュアル●

晴れて入社した僕は会社で二番目に
売上がある店舗で研修を行う事になりました。
当時は年商2億くらいの店舗でした。

まずは製造を一通り出来る様にと言われ
毎日現場に投入されます。

一日目、まずビックリしたのが
マニュアルは無いから。
と言われ当たり前のように出来るでしょ？
みたいな感じでやらされるんですね。

僕は飲食の経験者だったので
出来ない事は無いですが
やはりその場所のやり方っていうものがあるのでは、、
とは思わずに
自分のやり方でやってしまうんです。

これ研修になってるのかな。
そんな事は当時は全然思わなくて
まあこんなもんかという感想でした。

●長時間労働●

そして8:00〜17:00という労働時間も
1週間もすると毎朝6:00に出勤して
19時近くまで帰れないという生活に変わっていました。
これじゃあ子供との時間も作れないし
転職した意味無い…と普通なら思うところですが
当時の僕は
まあサービス業だから仕方ないか
と、謎に納得してしまっている部分がありました。

今現在、自分はブラック企業に勤めていると
思っている皆さん
長時間労働が当たり前だとは思わないで下さい。

当時の会社では長時間労働が当たり前になってる
先輩、上司は沢山居ました。
46時間のみなし残業代を貰っているんだから
46時間以下の残業だと怒られる。
そんな世界です。

そんな環境に身を置いていると
ある種洗脳の様に長く働かなければ悪
というような思考に囚われて

そのマインドから抜け出せない人が
沢山いるのも事実ベースで
起こっている事なんです。

長時間労働は本当に悲劇を産みます。

次回は
長時間労働で僕の身に起きた出来事を紹介します。

【続く】

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