【連載第3回】ブラック小売業で4年間過ごして思った事【ノンフィクション】
前回からかなり時間が空いてしまってすみません。
第3回目は長時間労働の弊害について書いていきます。
●居眠り運転●
田舎暮らしなので基本的に全員マイカー出勤なんですが、度々社内で起きるのが車での事故。
一番多かったのは居眠りです。
僕自身は居眠りで事故は起きませんでしたが‥
眠くて運転出来ずに、コンビニの駐車場に停めて仮眠を取ることは頻繁にありました。
僕が勤めていた4年半の間に、同地域の社員内だけで所謂、釜掘り事故が4件も起こってます。
幸いな事に、相手の方が大怪我するような事故にはなりませんでしたが…一歩間違ったら…
●慢性的な疲労感●
苛酷な労働をしたことある方なら分かるかもしれませんが、疲労感がほんとに取れません。
僕の場合、目を瞑ると目眩がするという症状に悩みました。
また、立ち仕事ゆえ、一日中立っているので、腰や足への負担もハンパじゃありません。
退社後に調べたら、慢性疲労症候群という立派な病名もあるそうです。
多分、全員がこの病名に該当するんじゃないかというくらい、疲弊していたと思います。
●家族との時間●
日々、長時間労働を強いられ、名前ばかりの管理職になると休日出勤も頻繁にあります。
そういった環境の中、家族との時間はどんどん減っていきました。
当時は、一日休みともなると寝たい、少しでも体調を整えたい…という思いばかりが先行していました。
【続く】
第4回では、僕が退職を決心したある事件について書こうと思います。
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