看護の国家試験が難しくなった?対策は・・・
今年の看護師国家試験は難しかった?
ふとSNSを眺めていたら、「聞いたことない」「必修レベルではない」というような言葉が目に飛び込んできました。
今までの過去問と違う単語、必修には答えとして挙がっていなかったようなものもあったのでしょうか。
(解いてみたかったのですが、実際の試験問題が見つけられないので推測ですが)
こんな言葉を見てしまったら、来年受ける組は不安でたまらないですよね。
とは言っても、国家試験は国家試験。看護師不足の中、合格率を大きく下げることは国にとっても得策では無いので、しっかり対策をすればなんとかなるだろうとは思います。
自分がしてきた効率重視の試験対策もお伝えできればなと。
特に、対策の時間が限られている専門学校生にお役に立てれば。
国家試験対策で自分がしてきたポイント
まずはとにかく過去問!
数字の問題は覚えるしかない
答えだけでなく、ほんの少しの+αを。
1 まずはとにかく過去問!
今までより難しくなったと言っても、似た問題を含めて過去に出た問題が全く出ないということでは無いでしょう。取れる点は落とさないように。
学生の頃、分厚い問題集が配られ、自主課題をしつつ定期的に集まってみんなで対策を・・・なんてことをしていました。その当時は勉強をすることは好きではなかったので、適当にただ問題をこなすだけで頭に入らず、それよりもお酒を飲んだり美味しいものを食べたり遊ぶことばかりが頭の中にありました。
そんな中でも、適当な過去問アプリやポケットに入るような小さな必修問題の本を活用して、隙間時間にただただそればかりをしていました。そんなんでも受かったので、きっとなんとかなります。
余談ですが、国試対策だけを頑張ろうと意気込んでいませんか?1年駆け抜けるのは結構大変です。息抜きも大事ですよ。
2 数字の問題は覚えるしかない
必修問題によくあるような、人口の問題だったり死因の順位の問題だったり。
「数字ばっかりで意味わかんないよ!!!」
といっても、これらは理屈抜きに覚えるしかないと思います。ただただ示されているデータなので、深いことは考えずにいきましょう。
数はそこまで多くないので、英単語を覚えるかのように繰り返し、繰り返し、です。
3 答えだけでなく、ほんの少しの+αを。
これすごく大事!!!!!
過去問を解いて、答え合わせして一喜一憂・・・それでは頭に入りません。
「なんでその答えになるのか」「他の答えは何が違うのか」「他の選択肢はどういうことなのか」これらをほんの少しでいいから考えてみてください。
たとえば、必修で出たと言われるCO2ナルコーシスも、確か過去にも選択肢として挙がっていたはずです。
それを、少しだけ簡単に掘り下げておくと、問題が変わっても対応できるようになる。
こんな状況ありませんか?
「なんだこの言葉!?ナルコーシス!?わからん!調べよう!Wikipedia頼むぞ!」
↓
「高度の低酸素血症や高炭酸ガス血症の結果引き起こされた意識障害を肺性脳症といい,高炭酸ガス血症による場合はCO2ナルコーシスという。」(Wikipediaより一部抜粋)
↓
「なるほど!なんとなくわかった!?」
数日後過去問で「なんだかこの前見た気がする・・・なんだか漢字がたくさん並んでいたような・・・」
・・・真面目な教科書などにもお堅く書いてあると思いますが、これでは頭に入らないですね。ネット記事の方が簡単に書いてあるのでよかったりします。
要は、「酸素をミスるとCO2が溜まりまくって意識が飛ぶ」のように、簡単なメカニズムを知っておく。それをきっかけに、他の疾患や状態に繋がるようになり、問題が変わっても対応できる可能性があがる、ということ。(ナルコーシスは本当にざっくりとなのであくまで一例として参考にしないように)
これってすごく大切な考え方で、メカニズムを簡単にでも知ることが、この先「考える力」にすごくいい影響を与えます。
来年の試験まであと1年、まだまだ時間はあるので、今のうちから少しずつ効率よくこなしていけばきっとなんとかなりますよ。
国家試験の過去問をざっくり解説していくのも悪くないな・・・。