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マイケル・ジョーダンとマイケル・ジャクソンを間違えたことがない奴だけ俺を笑え

先日、仕事のリモート打ち合わせ中。雑談タイムに入った時のこと。

相手「今日昼飯なに食べました?」
ぼく「松屋の牛丼っすね。家から近いんすよ松屋」
相手「あれ食べました?世界一美味しいニンニク料理の」
ぼく「あーシュクリムシュクリですか?美味しそうですよね(ん、なんか違くね)」
相手「シュクリムwwwシュクリwwwwwwシュークリームの話してねえよwwwwwww」

違う!シュクメルリと言いたかったんだ俺は!

シュクリムシュクリとシュクメルリのように、私は響きが似た単語をよく間違える。

キレッキレのダンスが見たいと思ってYouTubeで検索かけたらジャクソンジョーダンを間違えてキレッキレの1on1が並ぶし、つい最近までabstract(抽象的な)とobstruct(妨害する)を混同していた。

おざなりなおざりの意味の違いも頭では理解してはいるものの、おざなりを使いたい場面でなおざりを使っていたりする。
おざなりとなおざりは意味に大きな違いはないからまだ良いが(良くはない)、役不足力不足でも同じような間違い方をする。こちらは意味が正反対だから間違えたら悲惨だ。

御社弊社の違いもそうだ。「弊社では〇〇について特に力を入れていらっしゃいますが」みたいな。

口に出してから「あ、やべミスった」と、間違えたことに気付く。


似た言葉だけでなく、なんなら右と左すらも間違えることがある。

私は大学時代ラクロスというスポーツをしていた。ポジションはディフェンダー。
ディフェンダーは相手のオフェンスを先読みして、オフェンスにやりたいプレーをさせないよう味方を動かさなければならない。
ラクロスはボールの展開速度が非常に早いため、ディフェンス中に指示を一々言葉にする時間なんてない。なので細かい単語で味方へ手短に指示を出さなければならないのだが、

ぼく「右裏一枚!カットインあるよ!(右の後ろにオフェンスが一人いるよ!ゴール前に入ってくるかもしれないから警戒しといてね!)」
味方「うい」
--味方が右に寄って空いたスペースを埋める。するとオフェンスが左の後ろからガラ空きのゴール前に侵入、失点--
ぼく「そっちじゃねえよ右っつったろ!」
味方「だから右張ったんだろうが!」
ぼく「ほんまやすまん左やったわ」

ということが何度かあった。お箸を持つ方が右?ワシ左利きやねん!


なんでこんなに言い間違いをするのかを考えたら、物心ついた頃から頭を使って生きていないからだということに気付いた。右と左の違いなんて頭使う以前の問題ではあるけども。

私は人と話すことがそんなに得意ではないから、せめて話し相手に悪い印象を持たれないようにニコニコすることを心掛けている。これも物心ついた頃から。
ニコニコしていると多少の言い間違いでは咎められない。普段から頭を使わないことに加え、こうした小賢しい処世術が言い間違いが減らない悪い癖に拍車をかけているのだろう。


そんな自分とはもうオサラバだ。変わる時が来たんだ。言い間違いを減らし、正しい言葉で正しいコミュニケーションをするんだ。

世界一美味しいニンニク料理は、私にそんなきっかけを与えてくれた。


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