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BIZPA広告商品管理の裏側紹介します

こんにちは、株式会社ビズパ プロダクト開発部チームの山口です。

BIZPAでは現在(2022年12月時点)約2万件の広告を取り扱っています。
今回はそんな商品データのリアルな状況について紹介していきたいと思います。
結構生々しい内容ですがぜひお付き合いください!

サービスの変遷

商品関連の紹介の前にこれまでのサービスの変遷について簡単に紹介します。

  • 2019年11月 BIZPA(β版)サービス開始

  • 2020年8月 BIZPA(正式版)リリース

  • 2021年2月 掲載企業管理画面リリース

  • 2021年12月 掲載企業向け有料プラン開始

  • 2022年8月 リードプラン掲載企業向けに見積発注機能をリリース

上記はサービスの根幹に関わるものをピックアップして紹介しています。
記載してはいませんがBIZPAでは内容の大小に関わらず週次リリースを心がけ常にサービスの改善を行っています。

商品モデルについて

上記の背景を踏まえつつ商品に注目して見ていきましょう。
BIZPAでは基本的なデータをmysql、一部パフォーマンスを要するページのキャッシュをRedis、検索にElasticsearchを使用してます。
今回はmysqlで管理されているデータのお話になります。

Elasticsearchについては吉留さんが記事にしてくれてるので興味のある方は是非!

現在133テーブル中45テーブルが商品に関係するテーブルになっています。
現在のサービス規模から見てもなかなか多いほうです。

その理由としてはひとえに広告と言っても媒体が異なると必要となる情報が全く異なってくるためです。

例えば場所に注目して見た場合、フリーペーパーでは配布されるエリアが重要になってきますが、看板であれば設置されている住所が大切になります。
また中吊り広告やバス広告などは移動型のため場所の概念はありつつも位置情報として持つことは難しくなります。
このように場所ひとつとっても大きく違っていることがわかります。

他にも同じ雑誌であっても掲載場所やサイズで金額が決まるものもあれば、印刷方法も金額に影響するものもあるなど掲載企業ごとにルールがまちまちな場合も多くあります。

これらを加味したうえで正規化を行い現在のテーブル数になっています。

現在の状況

まずは運用面から

商品登録関連の大まかな運用は以下の2点です。

  1. お客様とコンタクトを取った上で媒体資料を受領後登録

  2. 社内で情報収集を行い独自に掲載

前者は問い合わせフォームから問い合わせのあったお客様や営業活動でリアクションのあったお客様とやり取りを行い、媒体に関する資料を受領、スタッフが内容を読み込みながら登録作業を行っていきます。

後者はある程度ターゲットを絞った上でネットなどから掲載募集のページを収集し登録していきます。
これらは弊社が代理店となる形で管理を行っています。

いずれもビジネスサイドが主体となりマンパワーで対応している状況です。

続いてシステム面

商品周りのシステムは大きく4パターンあります。

  1. 社内管理画面上からのフォームデータ入力

  2. スプレッドシート経由の一括登録

  3. バッチファイルでの一括登録

  4. 掲載企業様が専用の管理画面から直接編集(こちらは一部のみ可能となっています)

1つ目は1件ずつの登録・編集を行う場合利用します。こちらはフレームワーク標準の管理機能を軸にカスタムしつつ利用しています。
※実はモデルの複雑化に伴いカスタムしづらくなっており、今後を加味し、別アプリに移行する対応を執筆時現在行っています。

2つ目は複数商品登録用のツールです。BIZPAの一括登録ツールはGoogle Spreadsheet + GAS + API の構成で作成しています。
開発スピードとビジネスサイドの入力運用のしやすさからこの構成になりました。

3つ目は上記ツールで登録できない場合に開発部が直接登録する場合のケースです。
電柱広告などは数万件単位で登録する場合があります。この場合GASでは時間がかかりすぎてしまったり、そもそも登録に失敗してしまったりすることがあります。
そういった場合にビジネスサイドが作成した内容をもとにバッチで一括登録を行います。

最後は掲載企業様が管理画面から情報を編集するパターンです。
こちらは後述するデータの複雑さと情報の品質の観点から一部情報に制限しています。

現在の課題

正規化の難易度が高い

正規化を行うにはビジネスモデルとシステムの両面を考慮しながら行っていく必要があります。
しかしBIZPAで取扱う広告は媒体や掲載企業様ごとに内容の粒度や精度が大きく異なるため一概に正規化できないことがままあります。
しかも未だモデル変更の頻度も多く都度頭を悩まされます。

因みにですが過去のリリース履歴をおおまかに追ってみたところ商品関連のモデル変更が伴うリリースは54回にも及んでいました(モデル変更の頻度多いのを見るとまだまだ発展中なのを実感させられますね)。

商品登録自体が難しい

前述しましたがBIZPAではいくつかの商品登録方法を用意しています。
ですが残念ながらまだまだ使い勝手が良いものではありません。

こちらはいくつかの要因があります。
まず内部要因として入力項目が非常に多くパターンも様々なためスムーズな登録を行うことが大変難しくなっています。

これらはビジネスサイドの要望を聞きながら少しずつ改善を行っていますがまだまだ改善が必要です。

次に外部要因ですが掲載企業様から受領する資料の精度やフォーマットが異なるため解析に時間を要する点です。
現在はお客様より資料を受領し内部でそれらを読み込んだうえで登録作業を行っています。
ある程度数も多くパターンが有る場合、開発側で解析を手伝うこともありますが実際マンパワーに頼る部分が大きいのが現状です。
当然公開に至るまでのボトルネックになってしまっています。
お客様にこちらが提示したフォーマットに入力してもらう運用を試したこともありますがデータの複雑さから芳しい結果は得られませんでした。
ここは運用・仕組みともにまだまだ考えていかなければなりません。

最後に

課題にも記載しましたがビズパはまだまだ発展途上。今後も改善や新サービス展開などを行っていきます。
これらに興味のある方は是非カジュアル面談にご応募ください!

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