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AIに指示するプロンプト、その極意とは?

AI技術が急速に進化する中、生成AIをどのように仕事に活用するかが注目されています。その実力をフルに発揮させるためには、AIへの指示すなわちプロンプトが重要なカギを握っています。

生成AIにとって、プロンプトは「仕事の説明書」のようなものです。「何を」「どのように」「どの形式で」行ってほしいのかを明確に伝えることで、AIの応答の質を大きく向上させることができます。
今回はそのプロンプト作成における重要性と、具体的な指示方法を体系化したフレームワーク「8+1の公式」をご紹介します。


プロンプト作成の基本

AIとのコミュニケーションを成功させるには、ただ単にキーワードを入力するだけでは不十分です。AIがあなたの意図を正確に理解するためには、以下のポイントを押さえたプロンプト作成が求められます。

  • AIに何をしてほしいのかを具体的に伝える。

  • 必要な情報を明確にする。

  • 成果物の形を指定する。

これにより、AIは意図を的確に理解し、期待に応える応答を生成できます。


「8+1の公式」とは?

七里式プロンプトと呼ばれる「8+1の公式」は、生成AIから高精度な回答を引き出すための体系的なフレームワークです。この公式には、以下の9つの要素が含まれています。

  1. 前提条件
    タイトルや依頼者、目的を提示してAIに方向性を示します。

  2. 対象プロファイル
    回答の対象となる人物や集団の属性を具体的に設定します。

  3. 参考情報
    AIが回答を作成する際に必要な情報を提供します。

  4. 目的語と述語(名詞と動詞)
    何をすべきかを簡潔に指示します。

  5. 修飾語(形容詞)
    回答の精度を高めるための補足説明を加えます。

  6. 出力形式
    出力の形やスタイルを指定します。

  7. 参考フォーマット
    文章構造を示して統一感を持たせます。

  8. 文体指定
    使用する言葉のトーンやスタイルを定義します。

  9. 追加指示(+1)
    再度の指示で成果物の精度を向上させます。

これらの要素を組み合わせたプロンプトを作成することで、AIの性能を最大限に引き出すことができます。


次回予告: 「前提条件」で始めるプロンプトの基礎

次回は、「8+1の公式」の中の一つである「前提条件」について詳しく解説します。他の項目と合わせて活用することで、AIにスムーズな指示を出すための基礎を築く方法をご紹介します。次回もお楽しみに!

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