2020年上半期Vartistオリジナル曲私的10(+1)選
はじめに
昨年の私的10選に引き続き、2020年の上半期ももうすぐ終わるということで、今年の上半期に公開されたVartist(Vsinger、Vtuber)のオリジナル曲で個人的に好きな曲を10(+1)曲選んだ。
条件としては、2020年の1月〜6月中にMVが公開、または配信またはCDが出た曲とした。
1.トラウマ/波羅ノ鬼
2020年4月28日公開 on YouTube
2019年の私的10選の最初の曲も波羅ノ鬼(@HaranoOni)さんだったので、今回も。波羅ノ鬼さんの誕生日である2月3日に予告された新プロジェクトの#1。幼少の頃に波羅ノ鬼さんが受けた『トラウマ』をテーマにした1曲であり、"正義と悪"とは?人の視点がいかに一方向からか、を痛感させられた。
5月末にMVの再生数がトリプルミリオンを達成した。波羅ノ鬼さん、おめでとうございます。
2.スタートライン/えのぐ
2020年4月14日公開 on YouTube
2月16日、ヒューリックホール東京で開催された『enogu 2nd Anniversary Live -Colors-』でVRアイドルえのぐが初公開した。メンバーの栗原桜子さんの引退に合わせてエハラミオリさんが急遽提供した1曲。歌姫それぞれが、それぞれの道を選ぶための新しいスタートライン。最推しだけに胸に刺さる。
3.曇天羊/角巻わため
2020年4月1日公開 on YouTube
ホロライブの4期生の角巻わため(@tsunomakiwatame)さんがエイプリルフールのネタとして投稿したオリジナル曲。あまりにもクオリティが高すぎて最後までエイプリルフールと信じられなかった。色々考えすぎる性格である彼女の苦悩と、それでも前向きに歌い続ける歌への真摯さが、歌詞から感じられる。曲の最後に雲が途切れ晴れ間が覗くような、明るくなるメロディーが好き。ちゃんとしたオリジナル曲としての公開を強く望んでいる。
4.ラストダンスを求めないで/花奏かのん
2020年3月15日公開 on YouTube
774inc.ブイアパの花奏かのん(@_kanade_kanon)さんのオリジナル曲。たまたまプレミア公開に立ち会えたのは僥倖だった。とにかくカッコいい。メロディも歌声も自分の好みにぶっ刺さりまくった。ゲス極っぽい。
5.シンフォニア/KOUKISHI feat. Marpril
2020年3月9日公開 on YouTube
岩本町芸能社のガールズデュオMarprilの1曲。初公開は2019年12月22日のMarprilの1stワンマンライブだった。青いスタジャンの谷田透佳(@Touka03mar)の抜けるような高音と、赤いパーカーの立花鈴(@Rin04ple)の低音のラップがカッコいい。
6.No_GameOver_World/カティア・ウラーノヴァ
2020年1月6日公開 on YouTube
ReVdol!のロシア代表カティア・ウラノーヴァさんのソロ曲。お手本のようなKawaii Future Bass(言ってみたかっただけ)。歌唱にカティアの声やウィスパーボイスが重ねられていて、聞いてると脳みそが溶けそうになるぐらいかわいい。MVのダンスも可愛いしクオリティ自体も高いので、一度見てほしい。
7.World of the happiness!/ReVdol!
2020年3月16日公開 on YoTube
同じくReVdol!から全体曲。
中国発とはいえ、2020年3月の新型コロナウィルスで世界中が大混乱に陥ってる中、中国のVアイドルグループに所属している各国の歌姫が「World of the happiness」を歌うということに意義があると感じた(その意図があったかは知らない)。上海の街中でモニタ内で歌っていた歌姫がモニタを消して現実世界で歌う演出が好き。
8.私論理/花譜
2020年1月8日公開 on YouTube
実際に初めて聞いたのは2019年12月に花譜展で、MV公開は2020年なのでこちらに収録。とにかくカッコいい。聞くと自然と音楽に合わせて体が揺れる。好き。
9.Next Color Planet/星街すいせい
2020年3月22日公開 on YouTube
すいちゃんこと星街すいせい(@suisei_hosimati)さんのホロライブ所属後初のファン待望のオリジナル曲。文脈オタクなので、この歌が刺さらないわけがない。すいちゃんのオリ曲もっと増えて。ワンマンライブはよ!
10.ピロウトーク/理芽
2020年2月4日公開 on YouTube
KAMITSUBAKI STUDIOの理芽(@Virtual_rime)さんの3曲目のオリジナル曲。実は公開から少し遅れて聞いたのだけど、メロディ、MVの映像、理芽さんの歌声にノックアウトされた。この曲は理芽さんの大人っぽい雰囲気がさらに引き出されており、目が離せなくなる。理芽さんもワンマンライブが見たいアーティストの一人だ。
11.CHERRY/CLiONE
2020年2月6日公開 on YouTube
CLiONE(@DJ_CLiONE)さんの2nd single。『音楽を止めるな』で知って、あまりにも良すぎて即行で音源買った。爽やかでカッコよくて、もう全部良くない?
さいごに
2020年上半期のVartistの好きなオリジナル曲を10(+1)曲選んだ。
素晴らしいアーティストとクリエイターが溢れていて、これも入れたい!!って曲は他にもあり、このnoteも嬉しい悲鳴をあげながら書いた。
全体の傾向を見ると、5、6月公開の曲が1曲も入っていなかった。
好きな曲に偏食があるのはわかりきっているが、既存の好きな曲を聴く>新規の曲を聴くになっており、新しいオリジナル曲を追えていないことが伺えた。
これに対しては仕方ないこともあるが、少し残念でもある。
下半期が楽しみなVartistとしては、
ViANKiE、VESPERBELL、447 Records、Project Ally、依音伽音、I-ns、芦澤サキ、(敬称略)あたりを挙げておく。勿論、他のアーティストも。
2020.06.24
Kei_Waga(@k_waretuma)