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晴耕雨読

「晴耕雨読」という言葉がある。
晴れの日は耕し、雨の日は書を読むという意味だ。
とても好きな言葉で、有名な逸話では、中国の三国時代、諸葛亮が劉備による三顧の礼で世に出る前まで、草蘆にてこのような生活をしていた。
人の営みの本質を簡潔に表す、大変素晴らしい言葉だと思う。

雨読の日々とは、言い換えれば知識や技術を修め、晴れの日に備える日々のことであろう。
諸葛亮のその後、竜が天を駆け昇るような大活躍は、まさに雨読の日々に準備されたものであろう。

深読みすればこうも考えられる。
人間には内面と外面があり、雨読の日々とは、内なる精神世界を醸成する期間だとも取れる。
そして晴耕の日とは、それを実践において発揮することとなるであろう。

これを今の自分に置き換えると、コロナ禍はまさに雨読の日々であると思っている。

来たる晴れの日に備えたい。

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