見出し画像

iPhoneで星空を撮ってみよう

この週末は長野県の菅平高原というところに行っていました。運動部の部活の合宿でよく出てくる名前です。

冬はスキーもできるようになるくらい山の中になりますので、夜の星はもちろん綺麗に見えます。

最近35年ぶりくらいに天体観測少年に戻った私としては、何がなんでもこの星は撮りたい。しかしながら、今回の主目的は他にあったのであまり多くの機材を持ち込むことができず、iPhone単体で挑戦してみることにしました。

皆さんはご存知でしょうか?
iPhoneのナイトモードのことと、その露出時間を最大限長くする方法を。

ナイトモードとは、読んで字の如く夜の写真を鮮やかに明るく撮るモードです。

ナイトモードになると、露出時間を選べるようになります。例えば真っ暗になると普通は2秒や3秒など。しっかり手で固定すると10秒まで延ばすことができます。

実はこの時間、iPhoneが三脚などに固定していると判断すると、最大30秒まで延ばすことができるのです。ここまで露光時間を取れると、かなり暗い天体でも写すことができそうなので試してみました。

まずは南の空。
ちょうどオリオン座が南中する手前です。

iPhone 13 Proの広角レンズで30秒露出で撮ると、他の肉眼でははっきりと捉えきれなかった星も見えるようになりました。
オリオン座をさらに拡大してみます。

肉眼で見るよりかなり多くの星が見えました。
そして真ん中の三つ星下にあるM42 オリオン座大星雲も見えてます!

続いて北の空。

こちらも無数の星々が!
右側に上下に走っているのが天の河。
そして真ん中にはM31 アンドロメダ銀河も見えてます。

iPhoneで5倍にして30秒露出。
バッチリ見えてます。
実はその近くにあるM33 さんかく座銀河も写せたのですが、こちらはわかる方のみ見えるかなぁ、と。

星空撮影というと、一眼レフのバルブ撮影を使ってやるというイメージがあり、少し敷居が高そうな感じがしていましたが、iPhoneだけでかなり思い出深い写真も撮れますね。

とはいえ、次回は望遠鏡を持ってきて撮りたいなぁ。
実は、自動導入の天体望遠鏡を入手して、電子観望なることをやり始めてみました。

ジャン!

SkyWatcherのVirtuoso GTiという自動経緯台に13cm反射望遠鏡です。手軽なんですよ、これ。
こちらの詳しいことは次の記事で書いてみようと思います。

いいなと思ったら応援しよう!