◆投資で必要な株用語
EPS(Earnings Per Share:1株当たり純利益)
1株あたりの利益がどれだけあるのか示すもの
(計算式)EPS=「当期純利益」÷「発行済株式総数」
当期純利益とは 企業が事業年度(通常1年間)に上げた収益から税金費用を含むすべての費用を差し引いた利益
(注意点)発行済株式数の増減によっても変動するため、株式分割や自社株買いなどによる発行株式数の変動も考慮する必要あり
PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)
株価がEPSの何倍の価値になっているかを示すもの
(計算式)PER=「株価」÷「EPS」
現在の株価が、利益と比べて割高か割安かを判断する代表的な指標
業界によって平均PERが違う
過去のPERか業界の平均と比べて割高か割安かを判断
PBR(Price Book-Value Ratio:株価純資産倍率)
企業の資産内容や財務状態をもとに株価水準を測る指標
(計算式)PBR=「株価」÷「1株当たり純資産(BPS)」
(BPS)=「純資産」÷「発行済み株式数」
現在の株価が企業の資産価値(解散価値)に対して割高か割安かを判断する目安
数値は低いほうが割安と判断される
ROE(Return On Equity:自己資本利益率)
自己資本でどれだけ利益を生み出しているか分かる指標
(計算式)ROE=「当期純利益」÷「自己資本」×100
ROEが10%以上で優良企業
(注意点)借金が多いとROEが高くなる(見える)のでROEだけを見てもダメ
ROA(Return On Asset:純資産利益率)
企業に投下された総資産(総資本)が、利益獲得のために効率的に活用されているかを表す
(計算式)ROA=「当期純利益」÷「総資産」×100
ROAが5%以上で優良企業(ROEとセットで見る指標)
貸借対照表(B/S)
一定時点における企業の財政状態を示した表
表は左側の「資産の部」と右側の「負債の部」・「純資産の部」で構成
「資産の部」は、事業活動を通してどのように資金を運用したかを示す
「負債の部」・「純資産の部」は、企業活動に必要な資金をどこから調達したかを示す
左右の合計額が必ず一致することから「バランスシート」とも呼ばれる
損益計算書(P/L)
会社の一定期間の経営成績を数字で表した計算書
収益-費用=利益(収益-費用=損失)
【企業がどの程度の売上を上げて(収益)】、【経費を何に使って(費用)】、【どれくらい儲けが出たのか(利益)】を把握する書類
注意事項
投資は自己責任です。各自余裕資金で楽しんで投資を行いましょう。