
浪人生の4月~5月の英語勉強法②
こんにちは。(株)トキタ代表取締役の土岐田健太です。全国規模の映像授業の講師と語学書作家をしています。
今日は朝から原稿を書き、その後「オンラインの勉強会」に4時間30分参加しました。週末って「勉強」がはかどって良いですね。土日は「勉強の巻き返し」ができる時間になります!
次に寄せられた「勉強の悩み」は
「英単語の勉強時間が取れない」という悩みです。
●前回のおさらい
前回は英単語の勉強の「手順」や「やり方」の話を書きました。週末に時間を取る大切さも触れたので、早速今日実践してくださいね!
◎今回のテーマは「時間の使い方」
「英単語ゴールデンタイムを発見」し、「成果を最大化」するのが「時間の使い方」を知るメリットになります。
1.「朝活」でググっと差がつく!
さて、今回は「時間の捻出」についてです。
この1週間トライして欲しいのは「ルーティン化」です。単語の暗記は勉強で最もルーティン化しやすく、一度習慣化すれば「結果に繋がりやすい」ものです。
オススメは「セットメニュー」をつくること。しかも、「暗記」は邪魔の入らない時間を狙うのが鉄則です。名付けて「ゴールデンタイム」です!
以下、僕自身だけでなく、予備校生に実践してもらい、結果の出てきた方法です。自分に合いそうなメニューを取捨選択してください。1週間サイクルは1日100個×5日=500個+総復習2日のイメージで組みます。
1日に「英単語に割ける時間帯」を割り出します!
◯朝イチの勉強を単語にする(30分)
朝起きて「すぐ見る場所」に「該当箇所を開いた状態」で「単語集」を置きます。
このメリットは「人間の怠け癖」⇒「開くのも億劫」のワンプロセスを減らすことです。開いておくと「ここから覚えるんだ」という意識が働き、「行動」に繋がりやすくなります!
「仕分け作業」によって割り出した「未定着」の英単語を「頭の中で10回は反芻(はんすう)」します。
1ページ終わったら、「一瞬で言えるか」
口頭で言ってみてください!
基本サイクルはこれだけで、朝50個はできます!
その中で「弱い」とわかった単語に二回目のチェックを入れてください。これが次の仕込みになります。
2. 「英単語」をスタート儀式にする!
次に「ランチタイム」です!(15分から30分)
正直に言えば、僕は受験生の時に「ランチ」はひとりで勉強しながら取ってました。それほど「一年で合格する」のにこだわったからです。
「パラパラとチェックを入れた単語の見返し」くらいでも良く、時間がないと嘆く前に「捻出できる時間帯」を見つけてやる方が効果的です。昼をサッと済ませて次の行動を早くするのもアリです。
そのまま、「午後イチの勉強に入る」時が注意です。ここで30分は「英単語のゴールデンタイム」があります。ごはん食べた後ってグダグダしがちです。
ここで新しく50個いきましょう。通しでチェックした「未定着語」に着手します!眠気覚ましに「声に出して読む」時間にしましょう!昼の勉強の儀式です!
3. 終盤に「ゴールデンタイム」がある!
さて、本編の勉強が一段落し、晩御飯の時間帯。この夜ごはんの前後は「ゴールデンタイム」になります。
晩御飯の時間帯(30分)
ごはん前後って、そわそわして集中力が切れがちです。ならば、単純作業に徹するのがベストになります。ここで「総復習」に行けます。ごはんまでの時間で「一気に50個」勝負を仕掛けましょう!苦手な単語にチェックを入れて、「ごはんはご褒美」のつもりでもOKです。
お風呂場も勉強スポット(10分)
なお、入浴に行くなら
「今日の強敵」を3個連れていってください。シャンプー、リンス、洗顔のタイミングで反芻すると、記憶に焼きついて行きます。
《番外編》髪の長い受験生は「ドライヤータイム」を「英単語見直しタイム」にしてください。「ながら勉強」も将来への先行投資です。
さあ、今日の最後。(30分)
残りの50個も覚えます!あやふやでも「触れる回数」を増やしますから、とにかく「ルーティン化」した流れを続けることが大事です。週末の2日でまた出会いますから、単語の「意外な一面」を見つける時間にしても良いのです!
「どうしても覚えられない」ものに関しては、アナログに「付箋紙」に書き、枕元やドア・お手洗いにはっつけてもOK。とにかく、脳に「ご縁がありますねえ」と思わせることができれば、記憶は定着していきます。
最後に「チェックテスト」もやってみます!パッと一瞬でその日のチェック単語の「意味」を言えるかテストしてください。「手で隠す」で十分なので、単語が「一発で浮かばないもの」は「アウト」にしてください。
このときに「弱点」は「正の字」をつけるのを忘れずに。この寝る前は実は翌日への「投資」になります。チェックが入ったものは「こまめな時間」に見返すもよし、もし「5個以内」ならば「ノート見開きに丸ごと書く」もよしです!
強者はスマホの待ち受けにし、記憶になんとしても残します。「時間がない」「覚えられない」と嘆く前に「時間帯の工夫」で作戦を立てた方が勉強はうまく行くのです!
◯まとめ
実は英単語学習を「勉強のスタート儀式」にしてしまうのが「英単語」だけではなく、「勉強全体」の質を向上させます!さっそく今日から「ルーティン化」を実践してみてください。今すぐやる人はぐんぐん伸びます!
「ゴールデンタイム」は1日の中に何回も登場します!僕も「ゴールデンタイム」に原稿を書きますね!