英検1級に高得点で合格する勉強法
こんにちは。Libarts代表の土岐田です。
今日は「高得点合格者」が行う英検1級合格の勉強法について書きます。僕自身、19歳の時に受検を決意して、プランは1年、実質半年で合格できた試験です。20歳の時に初めて合格してからも、何度も合格してきました。その度に対策をブラッシュアップし、Libartsのコーチングでも4人に3人が合格する快挙です。
まず、全体としてお話したいのは「コンディションに左右されない実力」をつけることです。今日は調子が悪いから得点が取れないとか、本番は緊張したからいつもほど取れなかったということを言わないような強靭な英語力を身につけていきましょう。
【高得点合格可能】英検1級の対策はこれで完璧です - YouTube
1. 強靭な英語力を支える中学&高校英語の例文
英検1級の勉強をはじめると、膨大な語彙の量がまず目につきます。
しかし、実は差がつきやすいのはリスニングやライティングです。
さらに、二次試験のスピーキングも一発合格を目指すとなると、「英語の運用」を意識した学習で差がつきやすいのは一目瞭然です。
例えば、中高の例文が読んだ時にはわかっても、実際に耳で聞いたり、自分で使うとなると「うまく使いこなせない」ことに気づく人も多いのではないでしょうか?そこで役立つのが「例文集」や「ドリル」を活用した勉強法です。
僕が英検1級に初めて合格した時には、手元にある例文集や教科書を題材にした『英会話絶対音読シリーズ』を徹底的に運用力アップの基礎力養成に使っていました。例文集は手当たり次第やっていましたが、オリジナルの英文を生み出す前に必ずお手本を参照していました。
最近だと僕のダントツのオススメは長尾和夫先生、トマス・マーティン共著の『一生モノの英語力を身につける1000問大人の英文法ドリル』(DHC)です。この本は中高の英文法を運用レベルに高めるように学び直しをしていく本になっています。
英作文、ディクテーション、さらには豊富な入れ換えのトレーニングによって、これまでの英語の知識のストックが「武器」に変わるのを体感できるような本です。やや難しい例文もありますが、アプローチの方法がよくわかります。細部の入れ替えを使うことによって、実力が高まるのです。
まさに、英語の素振りに相当するトレーニングなので、地道な練習になります。効果は絶大なので、ぜひやってみてください。
2. ライティングが合格のカギになる!
次に、ライティングについて話していきます。ライティングというと、最初から英検1級対策の難しい参考書から手をつける方も多いかもしれません。しかし、ここでも重要なのは「基礎力の充実」です。たとえを使うと、いきなり100kgのバーベルを持ち上げようとするとケガをしていまいます。徐々に負荷をかけるトレーニングが必要ですし、何よりも単なる知識量だけを求める学習では伸びに限界があります。
格闘技でもムキムキな人が必ずしも強いとは限らないのと一緒で、まずは基礎的な力を極限まで高めておくことで、その後の伸びがグッと違ってきます。
例えば、一番オススメなのは『英作文トレーニングドリルTransform』(学研)です。
大学受験生や英検受検者向けに僕が書いたライティングの本になります。この本では、1文からパラグラフレベルのライティングの橋渡しをする本です。特に、重視しているのは「変換」の技術です。日本語から英語に訳す日英翻訳の仕事の現場で得られた知見や英作文を全国の予備校や映像授業などで担当し、徹底的に磨き上げてきたコンテンツを本にしました。
しかも、上級者だけが学ぶべき知識というよりは、英作文初心者レベルの人が英検1級でも余裕で受かるレベルになってしまうような工夫が詰まっています。英文法を「運用」の時にどう活用すればいいのかわかるので、それをリピーティングやシャドーイングで「一瞬で変換できる」レベルまで持っていきます。この本を使って、高校生から英検1級合格者も出ていますし、想定読者は英作文初学者ですが、英検1級合格者からも支持されている本です。Libarts受講生もこの本と各コーチから受けるフィードバックを通して、英検1級のライティングで8割から9割ほどの高得点で合格を勝ち取っています。適切なプロのコーチやネイティブスピーカーのフィードバックを受けるのも効果的です。
3. 実力アップに繋がるマテリアルで学習する
英検1級レベルになると、過去問や英検1級そのものに向けたインテンシブ(Intensive)な学習だけではなく、自分の興味や関心も広げながら学んでいくイクステンシブ(Extensive)な学習も効果的です。
過去問やパート別の活用法は別の動画で話しているのですが、ここではより「上級者が身につけている興味の掘り下げ」の有効活用について話していきます。
【英検一級】なかなか覚えられない英単語の暗記方法 - YouTube
英検1級の過去問は目にする英文がハイレベルでやりがいがあるものも多いのですが、普段の学習でこればかりやるのは少ししんどいかもしれません。そこでオススメなのは「興味や関心」を英語で掘り下げていくような学習スタイルになります。
まずは英検にもよく出題されるテーマで、かつ内容も大変興味深いのがクリ
ストファー・ベルトンさんの『知識と教養の英会話』(DHC)という本です。
この本ではロボットの将来性や食の安全性など、そのテーマに関する意見を述べる形で展開されています。レベルの高い本ですが、この本の聞き込み、シャドーイングや精読などを通して、英語の知の全体像に触れることができます。「英語力」「知性」「トピック対応力」のすべてが磨けるので、ぜひモノにして欲しい1冊です。
Libartsではアカデミックコースの受講生を中心にこの本を推薦し、実力を高めています。特に、「手軽な英会話」よりも「重厚な議論」をできるようになりたいという学習者には大いにためになる本となっています。
さらに、本当に英語力を高次元に高めたい方は各トピックの主要な論点を声に出したり、日本語から英語に戻す練習したりするのも効果的です。その時にオススメの素材はこの2冊になります。
『トピック力』(河合出版)の標準編と発展編です。
これらのシリーズでは個人的には前半パートよりも巻末についている各テーマのキーワードをはめ込んだ例文集がかなり英検にも役立ちます。クオリティも高く、この日本語から英語に戻す練習を繰り返せば、ほぼ英検などにも出題されるトピックにも柔軟に対応する力が磨かれます。二次対策としても抜群の効果を発揮するので、ぜひ挑戦してみてください。
もっと高度な議論にも対応したいという方はPros and Consというディベートのハンドブックもオススメです。トピックが多いので、英検対策用に使うものを決めてから始めると良いと思います!
個人的には(C)の国際関係に取り組むのが一番効果的です。すべてのトピックを網羅しようとすると、時間がかかりすぎてしまいますから、ある程度絞り込んだ学習の方が効果が出ます。
より個人に最適化したトレーニングを知りたい方はぜひLibartsの無料相談へもお越しください。
英語コーチングのLIBARTS(リバーツ) (coachingtailor.co.jp)
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