講師公式:東進ハイスクール~土岐田健太の至高の英語Part 1~の受講ガイド
1. はじめに
英語の文章を読むということは、単なるスキルではなく知的な営みそのものです。大学に入学すると、皆さんの専門分野で活躍する知の巨人たちの論文が待ち構えています。しかし、それらの論文は一筋縄ではいきません。アカデミックな英文を書く筆者の「伝え方」を理解せずに読み進めると、迷子になってしまいます。大学の先生方も、こうした英文の読み方が習得できているかどうかを問うてきます。
そこで必要となるのが、英語を読むための「コンパス(羅針盤)」です。娯楽のための読書とは異なり、学術的な英語は書き手を知らない読者に対しても、正確に意味が伝わるように作られています。特に大学受験の英語では、筆者の技法や意図が読み取れるかが試されます。本講義では、こうした英語長文を正確に読み解く力を習得することを目指します。
特に、品詞・文型・句と節の重要性を徹底的に学びながら、筆者の深い思索をたどる力を養います。時には、一単語の解釈にこだわることもあります。例えば、myth が「神話」ではなく異なる意味で使われる場合や、challengeを品詞ごとに丁寧に解釈することを受講生にも求めます。
本講義を通じて、皆さんが世界の知識人たちの英文を理解し、その知的営みに挑む姿勢を身につけることを願っています。この学びは大学合格後も、学問の世界への道標となるでしょう。
2. 講義の目標
一文レベルの読解とパラグラフ読解を橋渡しし、全体像をつかむ力を養います。いわゆる英文解釈(一文一文の精読~1パラグラフレベルの読解)から英文読解(1パラグラフ~複数パラグラフの読解と解法)にダイレクトにつないでいくので、受講生の「和訳だけ練習するのだと不安が残る」という悩みを解消します。
3. 講義のレベル感
英文法は一通り学習しており、いざ大学入試の英文読解を身につけたいという受講生にピッタリです。「解釈(一文単位の精読)」や「長文読解」の入門~応用までオススメです。Part 1はどんなレベルでも受講いただけます(私大型/ 国立型共に)し、実力がついたらPart 2に(MARCH~早慶/ 難関国立レベルまでカバー)進んでOKです。
4. 講義前の前提知識
東進の映像授業なので、全員がこの記事を読んでいるかはわかりませんが、一応僕としては以下の講師の書籍は読んでおいて欲しいです。
スタイルに慣れる意味でも、前提知識としてもこれくらいのレベルのものをしっかり読んでおいてもらえると今のレベルにあまり関係なく受講してもらえるかなと思います。これは事前課題くらいのつもりで読んておいてください。
Part 1の講義の後の「長文読解編」はPart 2になります。これは「土岐田健太の至高の英語Part 2」として近々受講が開始できます。
また、より高度な読解法を磨きたい場合は、僕が東進で担当した講義でも特に評判の良い「英文読解―内容一致―」がおススメです。先日もこの講義を受けて「人生が変わるくらい感動した」と言ってくれる受講生がいました。実際に早慶合格者からとても感謝されることの多い講座です。
東進生は「英文読解―内容一致―」は校舎で勧めてもらうもらうことがよくあると思いますが、僕の至高の英語を受講してから講義をとるのが今後のオススメです。この長文の講義は普遍的な価値のある講義であると自負しています。
また、Part 2も終えた受講生でもっと演習がしたいという人は僕の『最新トピック英語長文予想問題(文化・社会編)』(旺文社)をやっておくとより読解力が磨けると思います。
至高の英語、とうとう開講です!それでは映像授業の中で会いましょう!