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上級者のディクテーションのやり方
以前書いた
「上級者のシャドーイングのやり方」が好評でした。
今回は社会人向けのディクテーションに関する勉強法です。リスニングの学習法ではシャドーイングと並んで「推し」の上級者は多いのですが、意外と挫折する人も多いのではないでしょうか?
しかし、ディクテーションとは「健康診断」のように、リスニング力の弱点を見抜ける定期診断のような効果があります。
挫折せずにディクテーションを学習の円滑化に活かすコツを書いて行きますね。
1. 弱点を見抜くディクテーション
まず、ディクテーションは「聞き取りの弱点」を見つけるのに効果的な学習法です。
例えば「冠詞」や「助動詞」など、
自分の聞き取りで聞き逃した部分の
「見える化」ができます。
それを元に「文法知識」「aやtheなどを言っている時の間」「音のリダクションやリエゾン」への実践的理解が深まるのです。
わからないところも、「カタカナ」で良いのでメモしてみてください。
allergy
が「アラジー」と発音されて高校生の時
「アラジンてなぜここで夢の国が出て来るんだ」とディクテーションしながら悩みました。僕の耳には「アラジン」と聞こえ、頭の中ではじゅうたんに乗ったアラジンが駆け巡りました。今思うと我ながらどんな勘違いだという感じですが、カタカナで残したことで「カタカナ語の英語の弱点」が浮き彫りになったのです。
ディクテーションを通して「アレルギー」というカタカナ語と実際のallergy「アラジー」の発音の乖離を理解できるようになったのです。
当時の僕には「ディクテーションって自分の弱点がわかるじゃん」と思える機会になり、以降月1くらいでメンテナンスに使います。
本でも一部ディクテーションを入れたのですが、それは「弱点を見抜くのに活用しましょう」という意図ですね。
2. ドラマ・映画・ニュースのお気に入り表現
ディクテーションは弱点を見抜く目的でなければ、全部やらなくても良いです。
お気に入りの表現が聞こえた時、メモをとるのも
立派なディクテーションです。
●単語レベル
●フレーズレベル
●一文レベル
で英語が流れているときは「メモ」を携えます。
単語は「身につけたい分野」と関連があるドラマとかがオススメですね。
「今回は何を重点的にメモしようか?」と決めてからはじめるのもメモの余裕を生みます。
「その分野の語彙?」
「時制の理解?」
「音の繋がり?」
とテーマを決めちゃいましょう。
字幕が英日同時に見られるようにつけられる字幕サービスも増えてますが、「自分で書き取った英語」が実際に後から確認した時に合っているとホントに一生モノの表現になります。
ディクテーションは時間のかかる部類の勉強法です。一方、自分の弱点がわかり、音とスペリングの一致がはかれるため、力のつく勉強法です。
英語の健康診断のつもりで、月に1~2回を弱点チェックと自己分析に使うと、リスニング勉強の指針が見えて来ます。