簿記論インプット第2弾(解き方シリーズで問題の解き方を知る)
この記事では
1 総合問題の重要性
2 「総合問題の解き方」の勉強方法
を紹介していきます。
1 総合問題の重要性
基本テキスト4冊を基礎力を身につけたら、次は、本試験で戦うための下準備をしていきます。
最初に、私の考える「簿記論財務諸表論の短期合格のための重要ポイント」をお話ししたいと思います。
それは、「計算の総合問題(簿記論、財務諸表論ともに大問3)で合格確実ラインの点数を稼ぐこと」です!!
なぜならば、計算総合問題は、年によって多少難易度にバラつきはあるものの、Aランク問題(出題された場合多くの受験生が正答する落としてはいけない問題)がたくさん出題されるからです。
しかし、総合問題は次のような特徴があるため、安定して得点できるようになるまで、しっかりと対策を積み上げていく必要があります。
・問題の一文一文が長いので読み取りづらい。捨て問(試験時間が限られているため、手を出してはいけない問題)が紛れ込んでいる。
・解答が必要な資料が文中に散らばっている。ダミーの資料が与えられるケースも多い
・一つ一つの論点の仕訳は分かっていても集計が大変。集計ミスによって得点につがらないことがある
そこで、本格的に、総合問題の問題演習に入る前の導入として、「総合問題の解き方」を利用して、どのように総合問題を解いていくのかを学んでいきます。
2 勉強方法(推奨学習期間:2週間)
勉強方法は、シンプルに、テキスト読みで、実際に問題を解いていくだけです。
このテキストの良いところは、問題の解き方や戦略を丁寧に教えてくれるところです。目標タイムが設定されているので、時間を測って解いてみましょう。
なお、このテキストで学ぶべきポイントは、あくまで、「総合問題の解き方を学ぶ」ことです。したがって、初回は、瞬時に解法がわかった問題のみを解いて、さっさと解答の読み込みを行いましょう。このテキストでは、過去問を使って演習も行う形式になっているので、初見で問題が解けないだけでなく、答えを読んでもすんなり理解できない問題もあるかもしれません。その場合、とりあえずスルーでオッケーです。悩む時間が勿体ないです。
テキスト一巡が終わったら、もう一度、全て解答の読み込みを行い解放手順を確認してから、再度問題を解いていきましょう(2巡目)。
2巡目で意識することは、①制限時間内でどれだけ解けるかを確認すること、②解答を見ずに解ける問題を全て解いてみて、現時点でどのくらいかかるかを確認すること です。
2巡しただけでは、まだまだ消化不良で3巡目に行きたくなるかもしれませんが、私は2巡して、ざっくりと解き方をマスターしたら、次の段階にいくことをオススメします(あくまで問題の解き方を勉強するテキストなので)。
参考までに私の当時の状況をお話ししますと、この時期基本的に制限時間+30分〜50分くらいはかかっていたと思います(しかも解答も間違いまくり)。
この時期は、制限時間より、正確に仕訳をきること、総合問題の分量に慣れていくこと(この段階では解くだけでかなり疲れちゃうと思いますが徐々に慣れていきます。)を意識していきましょう!!
次の記事では、過去問と「個別問題の解き方」を使用して勉強を進めていきます!!
最後までお読みくださってありがとうございました。