財務諸表論の勉強スタート~財務会計講義&総合問題集応用編~
この記事では、財務諸表論の勉強方法について紹介したいと思います。
1 財務諸表論の計算の勉強方法
2 理論の勉強方法
の2点で紹介したいと思います。
1 財務諸表論の計算の勉強方法
財務諸表論の計算の勉強方法の流れは
・「TAC財務諸表論 計算問題の解き方」を1回解く
・「TAC財務諸表論総合問題集応用編」を繰り返し解く
です。
これまで、簿記論の総合問題演習を繰り返し行ってきているので、財務諸表論の計算問題を解く力は十分についているはずです。あとは、財務諸表論固有の回答スタイル(P/L、B/Sの科目表示や注記など)にアジャストしていくだけです。この回答スタイルについては、「TAC財務諸表論 計算問題の解き方」でしっかりとインプットできます。
計算問題自体の難易度は、簿記論と比較すると基礎的な内容が多いため易しいです。そのため、計算問題については、あくまで簿記論メインで行っていけばよいと思います。(例えば、簿記論総合問題→簿記論個別問題→財表計算問題でルーティンを組むなど)
2 理論の勉強方法
理論の勉強方法の流れは以下の通りです。
・過去問5年分の問題と解答を読む(問題の傾向把握)
・「財務会計講義」を読む(3回くらい)
・「TAC重要会計基準集」を繰り返し読む(本試験まで毎日1H)
まずは本試験の問題レベルと傾向を把握します。5年間分の問題を確認すると、穴埋め形式や選択問題も多く出題されていることがわかると思います。フル記述の問題については、出題範囲も広く、満点の回答を狙っていくことは非常に困難なので、穴埋めや選択問題で手堅く得点し、記述は部分点を狙っていくという戦法になると思います。
そこで、まずは、財務会計全般の知識を深めて、会計基準の考え方等を理解するために、「財務会計講義」を音読します。1回目では理解できない論点も、全体を通読して、2回目3回目に読むと理解できたりします。暗記する必要はないので、あくまで、財務会計の考え方を自分にしみ込ませていくイメージです。
3回ほど「財務会計講義」を通読したら、「TAC重要会計基準集」を1日1H音読します。テキストの名前にある通り、数ある会計基準の中から、本試験対策として重要な部分を集約したものとなっていますので、基準の穴埋めや選択問題の対策はこの1冊で網羅できると思います。
プラスアルファになってきますが、近年本試験で毎年のように問われている「概念フレームワーク」については、会計基準の全部を読んでみてもいいかもしれません。
以上で、財務諸表論の勉強方法の紹介を終わります。
次回の記事では、簿記論個別問題対策等について紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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