問いを通して生徒のWILLを引きだす!
日時:2021年5月28日
場所:大谷中学校
学年:2・3学年
概要:メンタリング
コーディネーター:加藤・成宮・三浦
5月28日、初めて大谷中学校の授業を訪問しました。
「大谷の地域課題解決」が大テーマで、グループごとに分かれて具体的な探究テーマを決めて進めていきます。
テーマ設定までできているということで、次にすべきアクションを見つけるための壁打ちをお手伝いしました。
各グループ10分ほどかけて個別相談を受けていきます。
生徒からの相談
・冬に大谷海岸に来てもらうにはどうしたらいいか?
・人を集めるためにはどうしたらいいか
・ゴミ箱を設置してポイ捨てを減らしたい
こういった相談に対してコーディネーターは
「具体的な方法や答えを与えるのではなく、生徒の中にあるwillを引き出すための問いをかける」
ことを意識しています。
コーディネーターの返答
・みんなは冬場どういうものがあったら海に行こうと思う?
・どういう人たちに来てほしい?地元の人?観光客?大人?小学生?
・ゴミって海から流れてくるものもあるから、今海岸にあるごみがどれくらいポイ捨てによるものなのか調べてみるといいかもね。
問いをかけることによって、コーディネーターがつかみきれていなかった細かいイメージや生徒の中で言語化できていなかった部分がはっきりしてきます。
探究学習の伴走で大切なのは、自分の知っている知識の中から具体的なアドバイスを与えることより、問いをかけて生徒の中にあるWILLの輪郭を定めていき、具体的な進め方のマイルストーンを敷く手伝いをすること。
これを通して主体性や創造性が養われていきます。
(文・大学生インターン 黒沼優樹)
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