ふかぼるとゆさぶる 探究学習塾ナミカゼ#2
前回の探究学習塾ナミカゼ(以下、ナミカゼ)の第1回オリエンテーションに引き続き、第2回を行いました。
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オープニング
オープニングでは、大きく下の4つのプログラムを実施しました。
1.ナミカゼ全体像を改めて紹介
2.伴走する探究学習コーデイネーター(CDN)の自己紹介
3.塾生代表と気仙沼出身の大学生(OB)代表によるトーク
4.塾生へ気仙沼市教育長からのエール
1.では、ナミカゼ1期(2022年度内)のスケジュール等を発表しました。2.では、高校生に伴走する合同会社colereの3名と探究学習コーディネーターの4名の計7名の経歴や好きなものを紹介しました。
3.では、気仙沼出身の大学生とナミカゼに参加する高校生2名を交えたトークセッションを行いました。既に自分の探究活動を経験しているメンバーだけあって、力の入った言葉で語ってくれました。OB代表は、周りの友人からは、周りと異なっていることをやっている自分に対してネガティブな目を向けられたこともあったようですが、自分自身を信じてやり抜いてよかったと話してくれました。その場にいた高校生だけでなく、大人達も心を動かされる素敵なセッションとなりました。
4.では、気仙沼市教育長から、高校生は”考え抜く”ことが大切であり、思考することを止めないで欲しいなど、熱の込もったエールをいただきました。
チェックイン 自己紹介
参加者約30名で1つの輪になって、お互いを知る自己紹介を行い、自分の所属や今の気分などを話してもらいました。
高校生の熱量に圧倒される大学生や大人達、普段は関わることが少ない世代どうしでの交流に緊張しているというコメントが多くみられました。
ワーク1 人生グラフ
自己紹介が終わった後は、いよいよワークに移ります。1つ目のワークは、「人生グラフ」。
「人生グラフ」とは、これまでの自身の人生を振り返り、良かった時や悪かった時をグラフにして表現するもの。
横軸に時間や年齢(開始時期は自由に設定)、縦軸に満足度(モチベーションや、良かったまたは悪かった)を取り、曲線で当時の状況を表します。
一例として、気仙沼出身で探究学習コーディネーター(以下、CDN)の三浦が自身の例を提示しました。震災やプライベートのことで落ち込んだりしながらも、現在は絶好調とのこと。なによりです。
人生グラフを書くときには、みんな真剣そのもの。
震災やコロナ禍においては、ガクッと下がった人も多かったようですが、高校生のなかにはコロナ禍をチャンスと捉えて上昇曲線を描いた人も。
ワーク2 ”問い”出し&重ねるワーク
人生グラフの次は、2つ目のワークである"問い"出し及び"問い"を重ねるワークを実施しました。
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探究学習のテーマが決まっている高校生は、自身のテーマも含めてそれぞれが身近な課題を、青色のポストイットに記載していきます。
それぞれの考える身近な課題をグループ内でシェアした後は、黄色いポストイットに"メッセージ"を、ピンクのポストイットに"問い"を書き込んでいきます。
ポストイットをペタペタ貼り合うなかで、自然と会話が生まれ、他者と対話するうちに自身の課題がフカボリされていき、価値観までもがユサブラ(リ)れていきます。
最後は、全6グループの成果物を見てまわり、"いいね!"と思う問いにシールを貼っていきます。
チェックアウト 今日の振り返りと今後の展望
最後の最後にチェックアウトとして、今日の振り返りを行いました。参加者のなかから挙手で、感想含め発表してもらいました。
たくさんの人が参加するなかで、色々な人の価値観や考え方に触れて、深い学びに繋がったようです。
今後も、特別ゲストを招聘する回含め、探究学習塾ナミカゼを盛り上げていければと思いますので皆様どうぞよろしくお願いいたします。
(文:探究学習コーディネーター 渡邊国権)
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