オフラインの行動を追跡する「ジオターゲティング」
私自身が配信したことがなかったことから、あまり詳しく知らない「ジオターゲティング」について調べたのでまとめました。
「ジオターゲティング」と聞いて分からない方向けの内容になっているかと思います。
Web広告に含まれる部分なので、クライアントから「ジオターゲティング」ってどうなんですか?と聞かれた時に答えられるように概要把握をします。
■「ジオターゲティング」とは
「ジオターゲティング」とは位置情報を活用したターゲティング広告のこと。
ここだけ聞くと、Google広告やYahoo!広告、Facebook広告など他の広告でも配信エリアを限定した広告配信ができるよね?と思うかと思います。
ジオターゲティングは少し異なります。
ではジオターゲティングはどうターゲティングするのか。
それは、携帯電話の基地局ベースでGPSが「この住所」にいた人をターゲティングして配信する手法です。
「この住所」の精度に関しては、使用する媒体により異なるようですが、精度が高いところだと「何丁目、何番地」まで指定ができるようです。
一例ですが、大学生をターゲティングしたい場合は、大学の校舎住所をマッピングし、過去1ヶ月にその住所でGPSが携帯電話の基地局に反応した方のスマートフォンに広告配信ができます。
■おすすめの業種
ジオターゲティングの効果が見込める業態をご紹介します。
①リアル店舗を展開している
②取り扱い商材が高額
なぜ上記企業が効果が見込めるのか、理由がこちらです。
高額商品は商品購入の検討期間が長く、また店舗展開をしている競合の住所に足を運んでいるユーザーに向けて自社の広告を配信ができるからです。
上記の業態に当てはまる業種としては、自動車系や住宅系、スポーツジムやサロン系の企業はあてはまるのではないかと考えます。(あくまで一例です)
■位置情報の取得方法
次にそもそもユーザーの位置情報はどうやって入手しているのか、疑問に思った方もいらっしゃるかと思います。
私はなにか危険な方法で情報を集めているのかと思いましたが、そうではありませんでした。
媒体ごとに異なるようですが、特定のアプリを起動(バックグラウンド含む)しているときに位置情報を媒体側が取得しているようです。
どのアプリかは公表されていませんが、100を超えるアプリと提携しているようです。
■広告の掲載面
ジオターゲティングをあまり知らない方も多くどこに広告が掲載されているのか分からない方が多いかと思います。
調べてみると、具体的な掲載面があるわけではなく、また公表がされているわけでもないのですが、どうやらGoogleディスプレイ広告やYahooディスプレイ広告と配信面は近いと言われているようです。
なので、ブログや記事、サイトなどの広告枠にでたりするということですね。(アプリ内広告枠もあるようです)
そのため「どこに配信をするか」ではなく、「誰に配信をするか」が主な考え方になります。
■他社さんの実績からのアドバイス
ジオターゲティングは企業様にはささる広告手法のようですが、成果ではあまりいい結果にならかったようです。
具体的には、CPM・CPCがGoogle広告等に比べて高く、クリック数が集めにくく、CV獲得まで繋がらなかったケースが多々あるようです。
具体的な設定内容等の紹介はなかったために、どこに改善ポイントがあるのかは分かりませんが、実施する際は細かな詳細設定をしてから配信を開始し、徐々に設定を広げていく方が、効果が得られやすいのかもしれません。
実際にやってみたい場合は、ジオターゲティングを取り扱っている広告代理店か、媒体に問い合わせして導入を検討してみてください。