Xデザイン学校・ベーシックコース #03ビジネスインタビュー
6月8日、Xデザイン学校大阪分校の三回目、ビジネスインタビュー。
大阪のメーカーの方を迎えてのワークショップ。
ゲームチェンジを考えて、と講師の浅野先生は言った。
ゲームチェンジの一例は、Appleが作ったiPhone。
今あるものを捨てて違う市場で売る、ビジネスモデルの変更。
三年後のビジネスモデル・キャンバスを書くとき
・顧客セグメント
・価値提案
を何度も行ったり来たりした。
座学で、一番最初に決めるのは「顧客セグメント」と教わったが、わたしたちのチームでは顧客セグメントが途中で何度かひっくり返った。価値提案を変更すると顧客は変更になり、顧客を変更すると価値提案も変更になった。
一つひとつの項目を合意をとって進めていくことができなかった。みんなが納得できる根拠を示せなかったから、だろうか。そもそも、顧客セグメントの決め方がよくわからない。
何が資産か(何を軸にゲームチェンジすべきか)、最後までわからなかった。
「いいDNAを活かすべきといっても、私たちが書き出した項目には、それはないよ」と、価値提案の項目を話し合っているときに、自分の口から出た。
メーカーの方へのインタビュー不足か、
事業や会社への理解不足か、
利用シーンのイメージ不足か、
いいアイデアがでてたのに、膨らませれなかっただけか。
いっそのこと、思考を体験するということで、顧客セグメントを「飼い猫」ぐらいに振ってしまったら、シンプルに話せたのかもしれない。
ゲームチェンジは大企業の話だろうか。ビジネスモデル・キャンバスそのものは、組織を離れた個人や中小零細企業にも使えそうだ。
追記:
チームでの話し合いで、なんどか「価値体験」という言葉の前で思考停止した。わたしたちは概念として学ぶのではなく、体験として学びにきているのではないか。
価値体験をつくるために、分解する道具が「ビジネスモデル・キャンパス」なのだから、愚直に一つ一つの項目を埋めていくことに専念すべきだったのではないか。
追記2:
新しい試み(イノベーション)を協業するのなら、失敗を何回かするけれど一緒にやっていこう、という関係性の構築が必要だと感じるが、企業間でそういう事例はあるのだろうか。