「出稼げば大富豪」から学ぶシンプル思考の大切さ
今日から数日間は「出稼げば大富豪」という本を読みながら、学んだ内容や気付きについて書いていきます。
この本は僕が大ファンであるバリのアニキこと丸尾孝俊さんが語っていた話や出来事をまとめた書籍です。(知らない人はyoutubeチャンネル「アニキリゾートライフチャンネル」見ると良いよ!)
アニキは「神様はバリにいる」という堤真一さん尾野真千子さん主演の映画のモデルにもなった有名な大富豪の方。書籍やyoutubeチャンネルでしか見たことが有りませんが、とにかくスケールがデカイ。
そして僕が好きなのは小手先の金融知識ではなく、義理人情を大切に生きながら、高い成果を上げられているというところです。
具体的な技術論しか興味ない方には向かないと思いますが、人生を豊かにするためにとても大切な事を学べる本だと思うので、僕なりの気づきを共有していきます。
大成功にはいくつかの絶対法則が存在する
これは僕がアニキの動画や書籍を読む中でいつも感じることです。ちょっと抽象度が高すぎてスピリチュアルっぽく感じる方もいるかも知れませんが、僕としては真理だと思っています。
真理というのはどんな時代・どんな状況でも必ず通じる法則です。今世の中で売られているようなビジネス本やテクニック論は、「一定の条件下」でしか成立しない物ばかりでしょう。
アニキの発言の中には時折、恐らく時代とか無関係に通用する考え方ではなかろうか…というものがでてきます。
離れた物事のつながりを察知する能力
少し脱線しますが、僕的には恐らくアニキはストレングス・ファインダーで言う「運命思考」の資質を強く持つ方ではないかと見ています。
「運命思考」というのはスピリチュアルという意味よりも「離れた物事のつながりを察知する能力」と捉えたほうが正確です。
例えばアニキは時折、非常にシンプルな思考を話すことがあります。例を上げると「重い物」が価値が高いため、土地や金には投資する…紙切れには価値がないので証券や株は単なるギャンブルである。みたいな話をさらっとされます。
多くの人は「?」となると思いますが、僕はこれは易経的な思考だと思っています。東洋の思想は西洋の思想と違い「なんかよくわからんけど、何故かこうなる」というファクトベースでの教えが多々あります。
例えば漢方薬や足つぼなど、なぜ効果があるかよくわからないが、間違いなく効果があるみたなものも易経の派生形です。
孫氏の兵法で語られる戦の法則も、易経がベースになっています。さらには孔子や老子も易経からの学びを具体的にしたものだと言われています。
これは目の前の現象から「重要であろう要素」を瞬時にピックアップし、別の現象との整合性をとって「正しいか間違いか」を判断する思考であると考えられます。
エンタメの世界に行くと「謎掛け」や「落語」といった芸能には全く別の現象の共通項を紐付ける…という要素が含まれます。アニキがよくダジャレを言うのも恐らくこの能力。
とにかく普通の人にとっては全く無関係な現象の共通点に気付く能力に長けているはずなのです。
人がやらんことを徹底的にやる
そんなアニキが語る法則は、非常に簡単ですが、おそらく非常に多くの事象から導き出した共通点です。なので僕は意味がわからなくてもその奥に何があるのかを目を凝らして読み解くことが大切だと思っています。
そのうちの一つがこれ。人がやらんことを徹底的にやる。
これは現代では競争戦略論や差別化思考などの理論で語られているので、なんとなくわかりますが、恐らくビジネスや資本の枠を超えてこの思考が重要であると考えられます。
要するに「金にするための差別化思考」ではなく、「そもそも人がやらんことをやる」という生き方の中でに、仕事やビジネスが含まれている…みたいな形が正しいのではないかと考えています。
金持ちは儲かることに7割をつぎ込み、ビンボーはその逆
これは「出稼げば大富豪」の中に出てくるフレーズです。
では「儲かること」とは何でしょう。本書から僕がピックアップした「儲かること」の条件は2つです。
抽象度は高いですが、今時分がやっていることがこれに該当しているかどうか、時折確認すると何かが見えてくるような気がします。
条件1:人が豊かになること
当たり前やんけ!と思うかもしれませんが、これを本当に真剣に捉えられれているかどうかが重要ではないかと思います。
本書の中で「ダムを作り、流入量を増やし、流出量を減らせば金持ちになる」という内容の本について、アニキに感想を求めるシーンがあります。
このダムの話はよく聞くやつですね。
そこでアニキが答えるのは「そもそもダムを作るっていう発想が間違い。なぜならダムで水をせき止めると河口の人間が苦しむから」という趣旨の発言をされます。
そうでななく「火山をボカーンと爆発させて、カルデラ(山頂のでっかい穴)が出来るくらいじゃないとだめ。豊かなカルデラなら河口の人まですべてを幸せにできるから」とおっしゃります。
これが非常にシンプルながら最重要な成功法則だと思います。
普通に考えて、河口の人間(自分がいる位置よりもはるか遠くの人)まで豊かになるようなビジネスであれば、伸びないわけがない。
つまり伸びがいまいちな商売は、豊かになる人間が少ない、または一部の人間が豊かになり、一部の人間が苦しむ…という形になっているからブレーキが掛かる。ということです。
条件2:速いこと。スピードに関すること
これもズバっといわれると逆に斬新というか…笑
とにかく人間社会において「速くなること」は必ず大きな産業として発展してきたというのです。
電車しかり、新幹線然り、飛行機然り…。と本に書いてありましたが、もっと発想を広げると、携帯もスマホもパソコンも…なんならiPadとかも「速くなる」という要素を多分に含んでいます。
っていうかQBハウスとかそんなんも全部そうですよね!すごくね?笑
移動が速くなる、仕事が速くなる、コミュニケーションが速くなる…ジョジョ6部に出てくるプッチ神父のスタンドではありませんが、この世界は「加速」し続けていると考えられるかもしれません。
そしてその大きな流れとベクトルが一致しているものであれば、普及するというルールがある…。
「人が豊かになり、スピードが速くなること」を考えよう
ちょっと抽象的ですが、今日のお話をまとめるとこれが結論です。
少し既存の思考の枠を広げて、豊かさと速度について着目しながら、色々と考えてみたいと思います。
ん〜〜〜ついて来てくれた人はいるのか?笑
なにかヒントになれば幸いです。ではまた明日!