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2024.12 スペイン 準備編② 予約(1)

以前の記事にも書いたように、バルセロナの有名観光地の大半は予約が必要である。
もともとは予約不要だったものが多かったはずが、コロナ禍で予約制にしたことで諸々の手間が減ったのでそのままになっている、ということらしい。
空きがあれば当日でも入れるとの情報も多く見かけたが、行きたいところも多いし、当日にもたつくよりは予約した方がいい。
そのため今回の旅行では観光地10ヶ所、テイクアウト1ヶ所、交通手段1つを予約した。

ここからはいくつかの記事に分けて予約についてきていきたいと思う。それぞれの場所の金額については最後の記事にまとめて記載する予定だ。

今回の記事では特に思い入れの深い2ヶ所を振り返っていく。

カタルーニャ音楽堂

まずはじめに予約したのはカタルーニャ音楽堂。
情報収集していたときに天井の美しさに目をひかれ、ぜひ行きたいと思った。

公式サイトはカタルーニャ語・スペイン語・英語で表示することができ、これはこの後の予約で使用したほとんどのサイトに共通していた。

カタルーニャ音楽堂では通常の見学ツアーのほかに、もちろん演奏やフラメンコなどの様々な演目が上演されている。
フラメンコは興味を引かれたがロシアで小さなホールでバレエを鑑賞したら痛い目にあったことがあり、なんとなく警戒してしまった。
なお、その日の上演演目はトップページの「プログラム」からページを移動、日付を選択すると確認できる。

「まあそんなに都合よく興味のある演目などないだろう」と、期待せずに行く日程の演目を見ていると、『くるみ割り人形』の文字が目に飛び込んできた。

一瞬の興奮ののち、自分の目が信じられず意味もなく何度か翻訳した。

なぜって私はクラシック音楽もクラシックバレエも大好きなのだ。プロには遠く及ばないものの、演奏することも踊ることも好きだ。そしてくるみ割り人形は演奏と踊りと、どちらでも関わったことのある思い入れの深い作品だった。

そんなくるみ割り人形をクリスマス時期にヨーロッパで聴けるのならば行かない手はない。コンサートチケットと見学ツアーでは立ち入れる場所が異なるが、同行者の了承を得てコンサートを予約することにした。

私たちが予約したのはおよそ4ヶ月前。
良さそうな席の大半は埋まっていたが、幸いなことに中央付近でもちらほら空いている席はあった。

座席選択の画面ではその席からの眺めがどのようなものか、目安の画像が表示される。
おかげで眺望については不安なく予約することができた。

別公演の販売画面だが、座席を選択すると右側に眺望が表示される


予約が完了するとメールアドレス宛にPDFでチケットが届く。日程や座席、バーコードが表示されていて、窓口などでの交換は不要だ。

電子チケット

まずは一つを無事に終えた安心感。これを皮切りに他の予約についても調べ、進めていった。
ちなみにこの演奏会、当日もまた興奮してしまったので後日記述したい。

サグラダファミリア

次に予約したのは今回の最大の目的であるサグラダファミリアだ。なぜ二番手だったのかというと、純粋に予約開始が遅かったから。
2ヶ月前なのか、3ヶ月前なのか? 両方の情報を見つけたが、予約できたタイミング的におそらく3ヶ月前が正解だ。

チケットの種類は複数ある。最も大きな区分は2つだ。
・教会エリアのみ
・教会エリアと塔
塔は「生誕の塔」と「受難の塔」の二つがあり、ここから更にガイドツアー付き・年齢区分・各種割引……と、区分が分かれている。

日本語がないためガイドツアー付きは選ばず、塔へ登れるチケットを取ろうとなったがここで一つ問題が。

「この塔ってそれぞれ何が違うの?」

漠然とサグラダファミリアに行きたかっただけで、何も調べていなかった。キリスト教に造詣が深いわけでもなく、ガウディの設計だということしか知らない。
調べたところ受難の塔からであれば海が見える、くらいの違いらしいというところ。

一気に両方行けたらいいのに……と、頭を捻り、決して安くはないがせっかくの機会、日程を分けて両方の塔に登ることにした。

チケットの購入手順は非常にわかりやすく、以下の通り。

  1. チケットの種類を選択
    (教会部分のみ・教会部分のみガイド付き・教会部分と塔・教会部分と塔のガイド付き)

  2. 日付と塔に登る時間を選択
    (直近の日程では売り切れている場合も。時間は15分刻み)

  3. 教会部分への入場時間を選択
    (塔に登る時間の45分前から15分刻み)

  4. 人数とチケット区分を選択
    (子供や学生等。29歳以下の区分もある)

  5. 決済
    (クレジットカードのみ)

時間帯や日付によっては残数少なめ、売り切れていることも

以上を終えると音楽堂と同様、メールでチケットが送られてくる。

受難の塔のチケット

音楽堂に比べるといささかシンプルなデザインだが、非常にわかりやすい。
下部の赤枠内で案内されているアプリはとても重要だったので訪問時の振り返りで記載する。

ちなみに、他のほとんどの訪問先のチケット購入画面も同じシステムだった。観光地の協会のようなものがとりまとめているのかもしれない。

スペイン準備編、次回は勝手に「カサ・シリーズ」と呼んでいた3ヶ所の予約について書いていきたい。

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