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【GD対策】グループディスカッションは5つのコツを掴むだけ!

グループディスカッションってそもそも何するかよくわからない!
一度経験をしたことがあるが、苦手だな…と思っている人は多いと思います。

実はグループディスカッションにはいろいろな型のお題がありますが、共通して身につけなければならないコツがあります。逆にコツを身につけないとなかなか通過することが難しいです。
これから紹介するグループディスカッションにおけるコツをおさえることができれば、通過率をグンと伸ばすことができます!
(これは私が保証しましょう!!)

なぜなら、実際に私が10社以上でグループディスカッションを受けましたが、今から紹介するコツをおさえた結果、1社も落ちませんでした!
それだけグループディスカッションではコツをつかむことが重要ということです。

この記事では、グループディスカッションでおさえるべきコツを大きく5つに分けてご紹介していきます。
この記事を読み終えコツをおさえてグループディスカッションに臨めば、通過率をグンとアップさせることができます!

この記事はこんな人に読んでほしい!
・グループディスカッション?
 なにそれ??おいしいの?
・グループディスカッション一回やってみたけど、苦手意識を持ってしまった人
・よりグループディスカッションの通過率を高めたい人


そもそもグループディスカッションとは?


そもそもですが、グループディスカッションってどんなものか分からないって人も多いと思います。
グループディスカッションが何かなんて知ってるよって人はこのセクションは読み飛ばしていただいて結構です。

グループディスカッションとは、その名の通り、グループに分かれて議論をし、それを企業側が評価するというものです。


面接との違いは一問一答を行うわけではなく、議論の中での発言やポジションなどを総合評価する点かと思います。


またディベートとも違うものであることを認識しておくことが必要です。
ディベートは論理で相手の主張より自分の主張が優れていることを示すものですが、グループディスカッションに求められているのは、相手を打ち負かす力ではなく、時間内に最善のチームとしての意見をまとめることです。

これを理解しておかないと最悪の例として挙げられる「クラッシャー」になってしまいます!


まずはしっかりとグループディスカッションの性質をおさえておくことが重要です。
絶対に相手を打ち負かそうという考えで臨んではいけませんよ!!

グループディスカッションで扱われるお題

グループディスカッションと一言でいっても扱われるお題によって対策は異なります。
この記事では共通的に必要となってくるコツを紹介しますので、ひとつひとつのお題に対する詳細な対策はまた別の機会に特集をしたいと思います。

①意見出し合おう型
これは抽象的なテーマが与えられて各々が意見を言い合い、チームとして1つの意見をまとめるものです。

例えば、テーマとしては以下のようなものがあります。

・東京オリンピックまでに改善すべき日本のインフラは?(これは私が実際に体験したものです)
・新たなに大学を創立しました。必要な学部は?
・人工知能は我々の生活をどのように変えるか?
・人は環境問題にどのように対処すべきか?
など

これはちゃんと対策があってまずは「基準を決める」ということが大切になってきます。
具体的な方法については別の記事でまとめることにします。

皆さんにここで理解いただきたいのは、このように誰もが自由に意見を出し合えるようなお題が出題されるということです。着地地点を見出すのが難しい問題です。

②資料を根拠にしよう型
これは抽象的なテーマを議論するものとは、まったく別のものになります。時事問題や会社の抱える問題に対して与えられた資料をもとに議論し、チームで1つの意見を時間以内にまとめるというものです。

具体的には以下のようなテーマがあります。

・1年で売上げを倍増させるには3つのうちどの事業を伸ばすべきか?(これは私が実際に経験したものです)
・デパート内の①~④のスペースにレストラン、衣服店、サービスカウンター、高級ブランド店を配置する。どのように配置をすべきか?(これも私が実際に経験したもの)
・新たなオフィスビルを建てることになった。丸の内、新宿、渋谷どこに立てるのが効果的か資料を見て考察しなさい。
・売上げが落ちている事業がある。資料を読み、あなたがマネージャーであった場合、この事業をどうすべきか考察しなさい。
など

これは意外と実力の差が出ると思います。資料から読み取れることって1つではなく、いくつかの回答が示せるようになっています。
1つの意見を主張するためにはそこに自分の持つ客観的な知識を加えていく必要があります。

例えば、「デパート内の①~④のスペースにレストラン、衣服店、サービスカウンター、高級ブランド店を配置する。どのように配置をすべきか?」というお題に対してレストランは絶対に一番上のフロアがいいと私は主張しました。

これは百貨店のビジネスモデルがそうだからです。百貨店のレストラン街って必ず上のほうの階にありますよね?これは買い物客以外のレストラン利用客をまずは上の階に誘い込み、降りてくるときに店舗も見てもらおうという作戦なのです。


こういった知識を組み合わせて自分の意見を主張していく必要があります。

不安になった方も多いと思いますが、この部分に対しても対策はあります。それはまた別の記事で紹介しますね笑

③課題を解決しよう型
このパターンのグループディスカッションが一番多いように思います。
資料の提示などはなく、チームで与えられてた課題を時間以内に解決することを目指すものです。

例えば、以下のようなものがあります。

・我が社の3つの事業のうち伸ばすべき事業はどれか?(これは私が体験したもの。複数社でやりました。)
・東京都に新たに必要なのはこの3つのうちどれか?
・地方創世のために必要な施策を考えなさい。
・感染症が起こった際に第一に行うべきことは?(こんなのも出題されそうですよね!)
など

これは資料などは示されないため、チームでいろいろな意見が飛び交うことが予想されますが、それぞれの課題を解決するために一番必要なことをチームでまとめていくという意識が必要です。

これも①意見出し合おう型と同じで「基準を決める」ことが必要になってきます。例えば、3つの事業の中で何がいいかと議論してもあと10年後を見据えてどうするか考えるか、5年後を見据えてどうするかを考えるかではまったく結果が異なります。

始めは意見を言い合えばいいと思いますが、徐々に前提となる基準を明らかにしていくことが大切です。
これも別途ご紹介することとします。

例外:④ディベート型
ディベート型は例外とさせていただきます。

ディベートは論理で相手の主張より自分の主張が優れていることを示すものと先ほどお伝えしましたが、まさにグループディスカッションの場でこれを求められる場面があります。

そうなると今回私の教えるコツを使うことは難しいです。すごく奥深いものなので、どうしても完璧に対策をしたいという方は、ディベートについてまとめられた書籍を読むといいでしょう。

ちなみに私はディベート型に遭遇したことはありませんでした!

例外:⑤フェルミ推定・ケース問題型
これは専門的な対策が必要になります。外資系企業やコンサルを受ける方は対策をする必要もあると思いますが、私はまったくの専門外です。すみません。

最近は日系企業でも特にフェルミ推定は導入をしている企業が多いとも聞きますが、数としてはかなり少ないと思います。
自分が受けるところでこういった選考が行われるという情報を入手した場合のみ対策をするということでも問題がないように思います。

フェルミ推定やケース問題には特別な対策が必要なんだ…
これは実際に経験したことある人に教えてもらうのが一番いいと思います!

私が提案するグループディスカッションのコツ5選

さて、グループディスカッションで出題されるお題の型には複数あることをご理解いただけたかと思います。
しかしどのお題(上の①~③)でも共通しておさえておくべきコツがあり、これだけは絶対に知っておいて損はないかと思います。

皆さん、絶対に頭に叩き込みましょう!!

①必要なのは「論理性」と「協調性」だと意識する
まず心がけていただきたいのは、「論理性」と「協調性」が一番チェックされているということです。

なかでも絶対に欠けてはいけないのは、「協調性」です。

自分の意見を通せばいい、自分の意見が絶対に正しいのだからこれが認められないのはおかしいなど思ってしまった時点で負けです。

これを理解していないから「クラッシャー」が生まれてしまうのだと思います。
グループディスカッションの本質は、「協調性」だと理解している人がほとんどなので、「協調性」なんてまったく考えず自分の意見を突き通そうとする人はすごく悪目立ちします。

私も一度「クラッシャー」に遭遇したことがありました。課題を解決しよう型のグループディスカッションでしたが、みんなである程度意見を1つのものにまとめていこうとしているのに、一人だけ絶対に自分の意見を曲げずに最後の最後まで折れようとしない人がいました。

結果的に時間内に意見はまとまらず、選考落ちしたのではないかと思いました…(結果的に私は受かっていたんですけどね笑)
どういう思考回路をしているのか当時の私はまったく理解できませんでしたが、あとあと考えると「クラッシャー」は、この「協調性」というワードが頭の中から抜けているんだろうなと思いました。

皆さんも絶対に「論理性」、「協調性」を意識していきましょう!!

②役割分担で書記やタイムキーパーをやらない
グループディスカッションでは、チーム内で役割分担をすることが多いです。
その中で、リーダー、書記、タイムキーパーを決めることになります。

この時に、書記、タイムキーパーは絶対にやらないようにしましょう!

議論をまとめることに自信のある人はリーダーをやることはいいと思います。うまくまとめればプラスポイントにあることが多いですからね。しかし、いい書記、いいタイムキーパーをアピールすることは難しいです。

「論理性」をアピールすることが必要であるため、チームのメンバーの意見をしっかり聞いて自分の意見を主張していく必要あります。そんななか書記やタイムキーパーをしていると、議論に集中ができなくなってしまいます。

基本的には役割なしでチームメンバーの意見もメモっておいて「誰に」賛同した意見なのかなどを示していけるといいと思います。

③まずは聞きに徹する

「グループディスカッションでは後出しじゃんけんが場を制する!」

これが私の格言です笑
絶対に意見は後出ししたほうがいいです。それはチームメンバーがどういったところに注目しているか、どういった見落としがあるかがリサーチした後に自分の意見を発することができるからです。

そのためには、まずは「聞きに徹する」ことが重要です。
聞きに徹したのちにこういった発言をするといいでしょう。

「私は○○さんの意見に賛同します。根拠は○○さんもおっしゃっていた通り、私も○○だと考えます。それに加えて私は、○○という視点も持っています。これを勘案すると、この案が最適かと思います。」
または

「皆さんは○○という観点で議論をしていますが、私は○○という観点もあると思います。○○さんの○○という意見は素晴らしいので、私の○○という観点と○○さんの○○という意見を組み合わせて、○○とするのはいかがでしょうか?」

下のような主張ができれば完璧ですね笑
絶対にその場を制することができます!しかしこれはなかなか難しいということであれば、上の主張の仕方でも構いません。

両方に共通しているのは、相手の意見を尊重しているという点です。ここでがっつり「協調性」アピールをしていきましょう。
あとはかならず根拠を示すことも必要です。
またはメンバーがどのような前提のもと話をしているのかを考察し、それを示してあげれると非常に論理性をアピールできると思います。

この技を使うためには、必ず最初は「聞きに徹する」ことが必要なのです。
絶対に焦らず堂々とメンバーの意見を聞くことから始めましょう!

④時間を見つつ、意見を集約する姿勢を見せる
③で示した後出しじゃんけんをしても必ずクリティカルヒットするわけではありません。議論は平行線になることがほとんどでしょう。
そうなっても焦る必要はありません。自分の意見を発信しつつも次は時間を見ながら1つの意見に集約しようと努めましょう。

ここで私がおすすめしたいのは、「意見の折衷」です。
③でも示しましたが、必ずしも議論に白黒つけなくてもいいのです。メンバーの意見のいいところをうまく集約して折衷案を作っていくことを意識しましょう。

⑤グループディスカッションは論理性と協調性を養うゲームだと思え
ここまでお伝えしてきた通り、グループディスカッションで必要なのは、論理性と協調性なのです。
何か特別なことを言ってクリティカルヒットを狙わないといけないと思っているから緊張してしまうんですよね。

むしろ私は、「グループディスカッションは論理性と協調性を養うゲーム」だと思い、気軽に臨むことをおすすめします。

お題が何か分からないので完全な対策はできませんし、自分より優れた学生なんてたくさんいます。でもそういった学生の意見を自分なりにまとめて協調性をアピールできれば十分チャンスはあります。


気構えたところでどうしようもないので、ゲームだと思い肩の力を抜いてグループディスカッションに挑むことをおすすめします。

まとめ


今回は、どのお題にも対応できるグループディスカッション共通のコツ5選を特集しました。

もう一度最後におさらいしましょう。

①必要なのは「論理性」と「協調性」だと意識する。
②役割分担で書記やタイムキーパーをやらない
③まずは聞きに徹する
④時間を見つつ、意見を集約する姿勢を見せる
⑤グループディスカッションは論理性と協調性を養うゲームだと思え


ぜひこの5つを意識することから始めていただきたいと思います。
これを意識するだけで結果は大きく変わってきますよ。
個別のお題への対応は別途記事にまとめます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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