漫画備忘録#6 『この彼女はフィクションです』
皆様こんにちはKーson♂です。
みなさんは自分が好きな二次元のキャラが現実に出てきたらどうしますか?
今回は、そんな理想世界を描いた作品を紹介いたしましょう。
ようこそこちらの世界へ.....…
さて今回紹介する作品はこちらになります。
著:渡辺静『この彼女はフィクションです』全4巻
この物語の主人公『葉村裕里』は密かに思いを寄せる人がいて、それが2年生の『久住風子』先輩である。
16歳にして有名文芸誌で新人賞を受賞し、受賞作は10万部のヒット作品になっている。
そんな風子先輩に少しでも近づきたいという思いで女子しかいない文芸部に入部しているのですが、やっぱり風子先輩は人気なのため中々近づけずいつも部長の描いてる漫画のアシスタントをしている。
そんな中ある日先生からプリントに署名してきて欲しいと頼まれ、風子先輩に近づけるチャンスだと重い話しかけようとするがほかの女子部員に阻まれてしまう。しかし署名をすると直接葉村くんに渡すのだが、その時
手を握って来て何かを探り始める。風子先輩が見つけたのはペンだこで葉村くんが何かを描き続けてきた人の手だと推測し始める風子先輩は葉村くんに問い詰める。
『葉村くん「何」を書いてきた.......?』
実は葉村くんには誰にも言ってない隠れた趣味があった...…それが、『ミチル』という架空のオリジナルキャラクターの制作である。
葉村くんは10年間ミチルの制作をしてきたが、2ヶ月前風子先輩のことが好きになり、それ以来制作していないのだ。
葉村くんは風子先輩という存在がいる中で、もう『代わり』入らなくなったと言ってこれまでのイラストや設定資料を全てバッグに詰め燃やすことを決意した。どうせならと神社でお焚き上げしようと向かうとそこには、風子先輩がいて、風子先輩の悩みを聞いていると突然に神社の中だけ嵐になっているようなことが起こる。
そして風子先輩が弱い所を見せてくれたから自分も今から隠していた秘密教えますっていう感じでイラストや設定資料を入れたバッグを開けるとそこには.....…。
あらま、びっくりってことで。
これまで10年間描き続けてきたミチルが、入っていたのでした。さて葉村くんはこれからミチルとどうなっていくのでしょうか?
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といった内容なんですけど、この作品全4巻という少ない巻数なんですけど、渡辺静先生という今で言ったらリアルアカウントとか描いてたりする人気作家の人で、この作品はリアアカの1個前に描いてた作品なんですよ。
作中のミチルちゃんの10年分のキャラ設定がかなりぶっ飛んでるんですよね。
5歳から描いてるのでその時の趣味嗜好が全て詰め込まれてるので面白いです。
例えば、
頭の中エロいことでいっぱいだった時、料理をする時は裸エプロンの設定を描いたら
当たり前のように朝食を裸エプロンで作ったり、
小学生の時にバトル漫画にハマってた時はミチルに怒るとめちゃくちゃパワー強くなったり。あとは目からビーム出たりと10年分の趣味嗜好詰め込むと混沌と化するんだなっていうのをすごい感じさせてくれる作品でした。
皆さんはずっと好きだった二次元キャラが、自分の目の前に現れたらどうしますか?
今日はこの辺で終わりましょう。それではまたどこかでお会いしましょう。さようなら....…