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30代だけど帯状疱疹になって入院した話。

みなさん、帯状疱疹はご存知でしょうか?

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルス「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因の病気です。
水ぼうそうになると、治った後もウイルスは症状を出さない状態で体内に潜み続けています。そのため、水ぼうそうになったことのある人は、帯状疱疹を発症する可能性があります。

帯状疱疹予防.jp

「高齢者がなる病気」という認識でしたが、自分のように免疫抑制剤を飲んでいる場合は発症する割合が高くなるそうです。

正式な診断名は「汎発性帯状疱疹」

自分の場合は、帯状疱疹自体は右後頭部一帯に現れました。そこから全身に水ぶくれのようなものが広がっていきました。これを「汎発性帯状疱疹」と呼ぶそうです。

帯状疱疹は、通常は体の左右どちらかに起こりますが、ごくまれに両側に発症する場合があります。たとえば、帯状の皮膚病変のほかに、少し離れて水ぶくれなどの発疹がみられることがあります。これを汎発性帯状疱疹といいます。

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初期症状の段階で病院に行ければ良かったのですが、なかなか気がつくことができませんでした。なので今後のためにも、ここに入院までの道のりを残そうと思います。

頭痛のような症状

帯状疱疹の初期症状として、体の左右どちらかの神経に沿って生じる皮膚の痛みや違和感、かゆみなどがあるそうです。自分は帯状疱疹が頭部に発症したので頭痛のような初期症状がありました。
ただこの段階では「少し頭が痛いな」ぐらいに思いスルーしてしまいました。この症状は1週間ほど続きました。

頭痛がなくなり「できもの」が発生

ある日を境に頭痛はなくなりました。その代わりに右後頭部に少しのできものが発生していました。触らなければ痛みはなかったのですが、後頭部にできてしまい寝るときに圧迫されてしまうので、仕方がなく横向きで寝てました。

起きたら右後頭部一帯に広がっていた

昨日までは少しのできものだけだったのですが、右後頭部一帯に広がっていました。できものの他に皮膚の盛りあがりのような箇所もありました。痛みもありかなりしんどかったのですが、二日後に病院の予定が入っていたのでそのときについでに見てもらおうぐらいに考えていました。

全身にブツブツができる

次の日、朝起きて顔を見ると顔中にブツブツができていました。身体を見てもブツブツができていて、かなり驚きましたが体調には問題なく、明日の診察でこれも診てもらおうと、かなり楽観的に考えてしまっていました。

一瞬、高熱が出る

朝、高熱で倒れてしまいました。朦朧とする意識の中、熱を測ると39.0℃。これはまずいと思い救急に連絡。ただ待っている間に熱が36.0℃ぐらいまで下がっていて、症状(ブツブツのことなど)も伝えましたが歩行に問題がないということで、自力で病院へ行くことになりました。

緊急で入院

いつもの診察室に入ると「あ、まずいよ!汎発してるよ!」と言われ、一旦別の場所で待機することになりました。それから皮膚科の医師に繋いでもらい、病状と緊急で入院が必要な理由について説明を受けました。帯状疱疹は感染性があるため隔離という形になるそうです。

水ぼうそうになったことのない人にウイルスをうつしてしまう可能性はあります。帯状疱疹になったら、水ぼうそうに感染したことのない乳幼児や水ぼうそうの予防接種をしていない子どもに接触するのは避けたほうがよいかもしれません。

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入院中の治療方針

自分の場合は、抗ウイルス薬による点滴を朝昼晩の1日3回を7日間行うというものでした。治療中は免疫抑制剤の服用は中止しています。(その他の薬は継続)

その後

治療後はブツブツがカサブタになっていき、自然に取れていきました。
ただ、頭皮にできていたので髪の毛も一緒に取れてしまい、部分的に脱毛してしまうところが気になりました。

最後に

まさか自分がなるなんて思ってもいませんでした。まだ自分は病気以前の感覚のままなんだなと。前とは違うということ身をもって体感しました。これからは感覚をアップデートして、周りに心配をかけないよう病気とうまく付き合っていこうと思います。

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