けテぶれ的新年度準備
もう年度も終わりに近づいてきていて、来年度に向けて...来年度に向けたというか、今年度のことやったらいいんだから別に来年度に向けて今から動きましょうという旨の話ではないんですが、新年度、私が4月1日とかからという話で言うと、どういう準備をして、どういう構築をしているのかということを、謎に今のタイミングで喋ってみようという回です。
私はもう授業全部、子供たちの主体的な学びを任せてみたいなことをやる人間ですから、そういうことをするためにはどんな準備が要るかな?みたいな話です。
1年を見渡す
まずはエクセルシートですね。一年分の予定が見通せるだけのエクセルシートというのを作っていまして、これどこかで公開したいなと思いますけれども、別に特別なものは何もないです。ただ4月から最後の3月まで、ざーっと横に並べて、時間割を表示できるようになっていて、下には単元進行があって、その下にちょっと特記事項とかメモができる欄がある。見たらそんな感じなので、そんな特別なものじゃないんですけど、それをベターっと横長に一年分作っちゃって、基本の時間割というのが出たら、それをコピペです。
祝日ぐらいは反映させるか。一学期分ぐらいは反映させようかなみたいな感じはありますけれども。祝日を反映させながらとりあえずもう基本の時間割をコピペしていくという作業です。この辺も関数入れたら早いんだろうなとか思いながら、別に手作業でもそんなに手間かからないので、もうコピーで、ただただこうするという感じで。
まず基本を入れて、次に一学期の教科書全部見ますね。教科書全部見て、教材研究チェックの意識です。どういう学習が展開されていくのかということが、一学期分全教科、ひとまずは頭に入れておきたいので、ずらーと見ます。
その時に見るだけでもいいんだけど、私の場合は単元の配当時間があるので、配当時間数えて、すると一学期の単元進行がもう全部出ちゃうんですよね。なのでもう出します。それをもう単純に、ただ数字数えて、国語なら毎日国語があるので、1,2,3,4,5,6,7,8,9と毎日国語を数えて、国語が木曜日で終わるということですね。木曜日にテストで全部組んじゃいます。
そうするともうどの日に何のテストがあるのかということが、スタート時点で全部わかっている状態を作れます。そこからあと行事やらイレギュラーとかで、ずれることはあれど基本はこれでいけるよねということが一旦全部わかっちゃうわけです。
これも子供たちにも共有しますので、子供たちからしたら夏休みいつ来るかとか、いつから夏休み始まるのかとか、もしくは大きな行事の予定ですね、それも年間の行事予定で初期の職員会議で提案されますので、そういう提案通ればもう表示していくということをすると、大きな行事がいつあるのかということもだいたい見通しがつく。
変更の可能性はあるよということが常々お知らせしながらですけれども、そういうことをしていくんです。で、次に大事なのがドリルですね。ドリルを見まして、漢字ドリル、計算ドリルでありますから、そのドリルのテストも一学期分予定組んじゃえるんです。
漢字の小テストもスケジューリングする
まずは漢字ドリルですね。見て、一学期結構配当漢字が多かったりするので、ペース配分を考えながら、どこで何ページのテストをしようかなすると一学期分間に合うかなということを計算しながら、もう全部当てはめていく。何曜日にやるかもうここは結構フレキシブルだったりするので、その時間割のリズムとかタイミングとかを見て、この曜日のこの時間は毎週テストにしようという風に決めて。
ちょっと今学期私の場合だったら金曜日から木曜日にちょっとずらしたんですけど、木曜日は必ず漢字テストがありますよという状態を作ります。そうすると一週間でどれぐらいのペースで進めるかということが決められますので、何ページのテストをするということももうそのカレンダーエクセルシートに書き込むことができるわけです。
配分としては、三年生とか四年生、三年生かな?四年生もいけるかも。三年生とかでもうけテぶれ自体も初めてって場合は、ちょっと丁寧にやってあげなきゃいけないので、最初のテストのペースというのはちょっと落としつつやっていくということを取ることが多いです。一週間20問が最終的に目指したいレベルだったと、いきなり20問だと結構しんどいから、最初一週間で10問ずつやっていこうかみたいなこともちょっとコントロールしながら。
一学期かけて二周はしてあげたいよなとか、そういうことですよ。じゃあどの辺に終わって二週目はどういうペースでテストを組んでいけば、最後の漢字テストに向けた勉強時間をちゃんと確保してあげられるかなということを考えて、小テストのペース配分ももうしてしまうということです。
算数の小テストも決められる
算数に関しては算数の計算ドリルに小テストがついているケースが多いです。私は教材採択の時に積極的にそういうものを買いたいと言って提案するんですけど、もし計算ドリルにもテストがついていたら、計算ドリルのテストは、あらかじめ単元進行、単元配当を考えながら設定をもう設定されている、その算数の大テストの二日前ですね、が小テストの実施日ともう決めてしまいます。
そうすると小テストももうどこというのがわかるので、じゃあもうそれも表示していく。私の場合は単元末テストは黄色でセルを塗り潰します。小テストは薄黄色です。セルを塗るので、その感じでポツポツ塗っていくと、全教科のテスト、ペーパーテストがある教科に関するテストとか、漢字テスト、計算テストと、そして前提として基本的な時間割と基本的な行事というものが、一学期スタートの時点で見通せているという状態を作ることができます。
単元進行も表示する
時間割の下にはガントチャートっぽくなっていて、単純に単元進行、単元名ですね、単元名が表示されるように作っているので、何月何日から何日までは単元はこれをやっているみたいなことが全部わかるようにはなっているという状態を作ります。
そうやって単元というか一学期をざっくり掴んでいくということが、子供たちに任せよう、学習を任せようと思った時に結構大事だったりする。全体像を教師がちゃんと把握していないと、子供達に任せた時に「先行っていいですか?」とか「戻っていいですか?」とか「他の授業行っていいですか?」みたいなことをマネジメントしにくいですから、全体としてこうなってるよねということをもう明確に出していくというのは大事です。
でそういうことをしたら、新年度の準備ってもそれぐらいです。あと何するの?あと何する?いや本当にないかもしれないな。もうただ見通せたら、あとはぼちぼち教材研究をして、で「さあけテぶれだよ」みたいな「心マトリクスだよ」みたいな話をし始めるってぐらいですかね。
そういうことを学期の始まり、一年分やんなくても一学期分やりゃとりあえずOKなので、それを二学期にも三学期にもやるという努力はかなり大事だとは思いますね。ざっくりと全部つかんではいて、それをもう任せられるものは全て確定していくという作業です。
作ったエクセルデータは子どもたちも家で見れるようにする
ここをふわっとさせているとどうしてもいろんなものが分厚いから、決まったものは決まったものでガチッと固めて、それをもう僕の自治体の場合はタブレットでTeamsが入っていますから、Teamsのフォルダーにもうエクセルファイル入れて、子供達も家で確認できるようにする。
もうざっとやっちゃえば見通し出すので、そうするともう単元と時間割とか全部表示されていますので、日々のちょいちょいした持ち物とかその備考の欄に、もう絵の具が要るんだったら絵の具って書くしっていうのももう全部あらかじめ書いちゃうんです。図工の単元が何月、ゴールデンウィーク明けから始まるってなるんだったら、もうゴールデンウィーク明けのその図工の日に「持ち物:絵の具」ってもう最初に書いちゃってるんです。
そのう特別の持ち物系は備考欄に全部ずらっともう予想で、予想し得るものはもう書いちゃえば子供達も見通し立つじゃないですか。「あ、5月になったら図工セット持ってこなきゃいけないんだな」ということはもう4月の一日からわかるわけです。
となると「早めに持ってきていいですか?」みたいな選択もできるわけです。別にいいですよということだし。でもこちらとしても連絡し忘れが防げるわけです。もう出しちゃってるわけだから。そうなると日々の連絡帳に書くべきことっていうのがどんどんなくなってくるわけです。で、結果的に、連絡帳はこうなる。
もう時間割をタブレット見りゃわかるわけで、かつ持ち物も載っている。宿題は毎日けテぶれです。けテぶれでどの範囲をやるかはもうエクセルファイルに載っているってなると、本当に書くことないんです。時間割書く連絡帳、もう本当にお家と学校の連絡、必要なことをなったり「見学します」とか「体調不良なのでちょっと見といてあげてください」とか「ちょっと早めに帰ります」そういうのは連絡帳で来るんだけど、本当に連絡帳です。
だからそんな感じで使えるんです。メリットとしても多いんじゃないかなというふうに思っていまして、そういうエクセルファイルを一枚作るっていうのはすごく良いことなのではないかという、新年度の準備の話からもうただただこれを作れば?みたいな話になりましたけどね。かなり強いんでこれは。やってたらいいんじゃないかなと思います。
任せるからには今までの100倍教材研究がいる
新年度の準備っていうことに関しては、もう本当に見通しを持っておくっていうことを今日お話ししました。あとはもう教材研究やって任せるからには本当に教材に詳しくないと、あわせちゃうんです。特にね高学年とかで難しくなってくると本当にあわせちゃうので、「先生これで合ってますか?」とか、もういきなり算数の授業している中でいきなり国語の授業の次の単元のことやり始めたりするので、そんな時に「先生このね手引きの問いに対する答えこれでいいんですか?」って来るんです。
これが算数の授業中に来るんです。しかも次の単元の。だからそこわかっとかないと「ちょっと待って」ってなるわけじゃないですか。というねこちらの教材研究の質レベルっていうものはもう一学期分ちゃんと高めておかないと、それだけの自由度出すことはできないって話です。
間に合わないのなら単元内移動ぐらいでとどめておけばいいんだけど、そこから自由度を広げようとすると、こちらの教材研究の質と量ですね。もしくは広さと深さみたいなものは一学期分まるごとゴボッともう頭に入れとくぐらいの構造を構築しておく、みたいなことをしないと、本当になんていうか緩んできちゃうんですよ。
これがないとなんとなくやっていた、それでいいんじゃないの?みたいなぬるいフィードバック返しちゃうと、もう確実に子供達の学習はぬるくなりますから。しっかりちゃんとどの教科のどの質問にも、そしていつ何時こちらが算数を考えている時でもパッと来たその質問に対してあーってガガッと答えれるだけの準備状態っていうのは作りたいとは思っています。
作れていないなら本当はちゃんと正直にそれを言うっていう話ですね。適当な答え、ぬるく答えない。「ごめん、ちょっと待って。そこまだ全然先生見れてない」って言って、「ちょっとこの時間を終わったらがっつり見るから待って」って言って、今答えられないって言ってちゃんと正直に言う。これがもう超大事です。
はい、そんなことをしながら一つずつ広げていくみたいな話かな。めっちゃまとまらない話になりましたね。新年度の準備しゃべろうと思ったけど新年度の準備ほとんどやることないっていう結論です。一年見通す、一学期としましょう。大きく見通しましょう。ざっくり使いましょう。こういうことを学期の始めにはやりましょう。はい、ということが分かればいいかなと思います。
緩いね。緩い放送になりましたね。いいじゃないですか?はいってことでした。ではまた明日の放送でお会いしましょう。バイバーイ。
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