【下山貴美子の主婦日記】おせちの由来やそれぞれの料理の意味について知ってる?
こんにちは。下山貴美子です。
師走ですね~
もうすぐ楽しみなお正月がやってきます!
お正月に食べるものと言えば、「おせち料理」ですね。
みなさんは、おせち料理にどんな意味があるのかきちんと説明できますか?
子どものころに毎年おばあちゃんに言い聞かせられていたので、だいたい分かっているつもりだったのですが・・・
調べてみると知らなかったこともたくさんありました(*‘ω‘ *)
ということで、本日はおせちの由来やそれぞれの料理の意味についてまとめてみましたよ♪
おせちの由来は?
「おせち」は漢字で「御節」と書きます。
おせち料理は、1000年以上も前の平安時代からあるのだそうです!
宮中で、元旦や御節句(1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日)など、季節の変わり目となる「節の日」に、1年間の豊作を祈って神様にお供えした「御節供(おせちく)」が始まりと言われています。
本来は、お正月のみに食べられるものではなかったのですね~!
現在のように「おせち」がお正月にふるまわれる料理として定着したのは、江戸時代後期に入ってからだと言います。江戸時代になると、宮中で行われていた行事が庶民の間に広まりました。ですが、貴族のように節の日の度に豪華な料理を用意するのは大変・・・ということで、節の日のなかでも最も大事とされる歳神さまを迎える「お正月」に料理を用意することになったそうですよ♪
お正月などに使う祝い箸
お正月などお祝い事で使う割り箸「どうして両側が細くなっているのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
祝い膳には、神様と一緒にいただくという考えがあります。そのため、祝い箸は片方を自分が食べるため、もう片方を神様が食べるために両方使えるように作られているのです!
そう思って、おせちを食べるとなんだか幸せな気持ちに包まれませんか?(*‘ω‘ *)
おせちの料理の意味
歳神さまを迎えるお正月に振る舞うおせちの食材や料理には、五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄、不老長寿、などの意味が込められています。
---- 一の重 ----
重ねたときに一番上になる重箱「一の重」には、祝い肴と口取りを詰めます。口取りとは、酒の肴となる栗きんとんやかまぼこなどのことです。
・数の子
卵がたくさんあることから、子孫繫栄を願って入れます。
また、「にしん」の卵である数の子には、「二親」という当て字から「夫婦円満」「両親とも健在でありますように」という願いも込められています。
・田作り
かつて、カタクチイワシを肥料として田畑に撒いたら豊作となったことから、五穀豊穣を願って入れられます。
・黒豆
「まめ」という言葉には「丈夫で健康である」という意味があります。
また、「まめまめしい」という言葉には、「勤勉に働く」という意味もあることから、家族みんなが1年まめで元気に働けますようにという願いを込めて「黒豆」が入っています。
豆のなかでも、なぜ黒豆なのかというと、昔から黒色は邪気を払う色とされていたためです。
・紅白かまぼこ
紅は「めでたさ」「魔除け」、白色は「清浄」という意味があります。
・栗きんとん
きんとんは漢字で「金団」と書きます。
黄金色の見た目を金塊や小判に見立て、金運を呼ぶ縁起物とされています。
・伊達巻き
形が巻物(書物)に似ていることから、知識が増え「学業が成就しますように」という願いが込められます。また、江戸っ子の気立てをあらわす「伊達」という言葉は、おしゃれさや華やかさを表現しています。
---- 二の重 ----
二の重には、焼き物を詰めます。
・鯛
「めでたい」という語呂合わせと、七福神の恵比寿様が持つ魚として祝いの食卓にふさわしいとされています。
・海老
海老は、茹でるとお年寄りのように背中が曲がるため、長寿の願いが込められています。
・ブリ
出世魚であるブリは、立身出世を願う縁起物とされています。
---- 三の重 ----
三の重には、山の幸を使った煮物を詰めます。
・筑前煮
筑前煮には、穴にちなんで将来の見通しが効くとされる「れんこん」や、小芋をたくさんつけることから子孫繫栄を願う里芋などが入っています。
土の中で根を張る根菜を使った料理であることから、「末永い幸せ」の願いが込められています。
---- 与の重 ----
日本では、四は死を連想させ縁起が悪いとされるため「与の重」と表記されます。与の重には、酢の物など箸休めとなる料理を詰めます。
・紅白なます
大根とにんじんをお酢で合わせた「紅白なます」は、お祝いの水引をかたどっているとされ、平安や平和を願う意味が込められています。
・菊花かぶ
菊は邪気払いと不老長寿を願う縁起物とされています。
冬が旬のかぶを菊の花に飾り切りし、紅白に染めて縁起をかつぎます。
---- 五の段 ----
五段重の場合は、五段目の重箱は「据え重」として空箱にしておくこともあります。
空箱にするのには、「歳神さまから授かった福を詰めるため」「さらに幸せが入るように」という意味があるそうです。
ひとつひとつの意味を理解して
おせちを食べてみよう
おせち料理には、それぞれ様々な願いが込められています。
ひとつひとつの意味を理解しながら食べることで、より有意義なお正月が過ごせそうですよね(*‘ω‘ *)
美味しくおせちを堪能しながら、縁起をかつぎましょう♪
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