20230424配信 時事を少々3
公務員志望者各位
おはようございます。
未明のエンゼルス-ロイヤルズ戦、
凄かったですね。現地のスタジアム
でライブで見た人は、チケット価格
以上の価値があったでしょう。
引き続き集団討論・論作文・時事
対策のネタ集です。
前回が国際問題でしたが、今回は
国内モノで。
⑨男性の育児休業 男性の育休取得率
は13%、国の2025年目標値の30%に
はほど遠い状況。これを打開するため
法改正が実施され、2022年10月から子
の出生日から8週までの期間に取得
できる「産後パパ育休(出生時育児
休業)」が創設。これに先立ち2022年
4月から事業主には制度の周知および
該当する従業員への意向確認が義務化
されている。さらに今月1日には
大企業に対して育児休業取得状況の
公表が義務化。
⑩プラスチックのごみ対策
2022年4月からプラスチック
資源循環促進法が施行。これまで
の3R(リデュース、リユース、
リサイクル)だけでは、廃棄物の
発生を抑えることが困難で
あったこを踏まえ、新たに
「リニューアブル」が追加。
プラスチック製品の製造から廃棄まで
の各段階での規制ではなく、全体で
必要な規制が法律で定められ、循環型
経済への移行を推進。この法律に
基づき今後ゴミ出しルールが細かく
なる。既に特別区の一部ではルール
の細分化けが話題に。
⑪児童虐待
保護者や施設職員等、監護する
立場の者が児童(18歳未満)を
虐待すること。身体的虐待や性的虐待
のような力による虐待をイメージ
しがちだが、精神的に追い詰める
ネグレクトや心理的虐待も。実は
上記4種類の中では心理的虐待が
最も多い。全国の児相が対応した
2021年の件数は過去最多(厚労省
2022年9月発表)。2022年分は未公表。
しかし今年2月に警察が発表した2022年
の警察から児相への虐待疑いの通告
件数は過去最多。そのため児相対応の
件数も過去最多を更新すると推測される。
児童虐待防止法(児童虐待の防止等
に関する法律:2000年~)は2019年に
改正され、「しつけ」を理由とした
体罰も禁止され、児相の虐待疑い事案
への介入権限も強化。
⑫ヤングケアラー
昨年はいくつかの自治体で出題。
今年も時事のほか集団討論もしく
は論作文で出題される可能性が大きい
テーマ。意味は大人が担うべき家族の
世話(食事、入浴、排泄、外出時の
見守り等)、病気や介護のケア、
掃除・洗濯等の家事全般を行っている
子ども(高校生を含む)を指す。ヤング
ケアラーとなる要因として、少子高齢化、
共働き世帯の増加、家庭の経済困窮等、
様々な要因がある。ヤングケアラーは、
彼らが本来受けるべき教育を受けられ
なかったり、同世代との人間関係を
築けなかった等の傾向がある。しかし、
彼らにとってそれは当然という認識で
あり、自ら支援を求めることに
つながりにくい。そのため問題が
顕在化しにくかった。学校や行政の
福祉機関が連携して既存制度を活用
して支援をしつつ、今後に向けて新たな
制度を設ける必要がある。