20221118配信 普及啓発ってご存知ですか?
公務員志望者各位
昨日のプレゼン、御参加いただいた方ありがとうございました。資料は既にアップ済みです。昨日の4年生には、他の公務員試験がふるわず、追い込まれたものの本命に合格された方がいました。その経験が皆さんの参考になれば幸いです。
例年、卒論も仕上がるこの時期ぐらいから、合格した4年生は、研究や国試対策を除けば大学に来る頻度は少なくなります。
もし、これまで発表した4年生もしくは○○に合格した4年生を紹介して欲しいという方はご遠慮なくご相談ください。4年生によってはバイト三昧、旅行三昧、短期留学等で時間が取りにくくなる方がいます
のでお早めに。
さて、本日のタイトルの四字熟語、どういう意味か分かりますか?おそらく辞書にはでていません。しかし、公務員の仕事を理解する上で非常に重要な公務員業界の用語です。
単体の意味では
普及→ 広く一般に行き渡ること
啓発→ 人を教え導き、その目を開かせ、物事を明らかにさせること
となります。これらが繋がり
「広く国民に対し、ある事柄・事象に関する理解を促進させ、行動変容を促すこと」
という解になります。
公務員の世界では、様々な分野で普及啓発が行われています。一方で、民間事業者が生業として普及啓発を行うことは稀です。この点は、公務員と民間企業との大きな違いの一つです。
世の中には普及啓発が溢れています。
国レベルでいえばコロナ禍。機関・自治体からは様々な情報が発信され、行動変容を求められました。他にもマイナンバーカードの取得促進、電力不足懸念による省エネの促進、特殊詐欺への警戒、あおり運転の防止等はイメージがしやすいでしょう。
○▲◆を目指す方でいえば、新幹線○■の▽▲の盛り上げ、横断歩道での歩行者優先意識の徹底、男性の家事・育児の参加や女性の家事負担を軽減、UIターン就職の促進等は分かりやすいかと。
このように普及啓発というのは公務員の仕事として極めて重要な仕事の形態なのです。この普及啓発を促進するために、公務員、特に地方自治体は無茶苦茶苦労を強いられます。
強いられる、というときつい表現ですが、マスゴミが喜びそうなCM制作や新聞広告といったお金のかかることはできないので、知恵と工夫が求められるということです。
そして、普及啓発を進めるための具体的な方策の一つとして、イベントの開催があります。
イベントというとお祭りのようなものをイメージしがちですが、見学会、講演会、シンポジウム、展示会等スタイルはいろいろです。
学生でもこうしたイベントは参加可能です。というか、普及啓発の対象は、まだ行動変容をしていない方、すなわちまだ関心や知識の無い方や誤解のある方が対象なので、学生だからといって遠慮する理由などないのです。
ですので、初めて聞く内容でも、全く関心のなかったイベントでも参加することで、
・今、現状で何が問題となっているのか?
・その問題の背景や原因は何か?
・地域として目指すべきものは何か?
・そのためにどういった対策が必要か?
ということへの理解が進みます。
公務員試験対策をしていると、どうしても説明会や業務体験会といった採用イベントにのみ注意を奪われがちです。
それらも重要ですが、上記のような普及啓発イベントに参加すると、自身の関心の裾野を広げたり、志望動機や採用後に取り組みたい仕事を整理できたりと役立つ場合があります。
最後に本日HPで見つけたイベントを紹介しておきます。このイベント、ひょっとすると、来年の集団討論のテーマになるかもです。
https://www.pref.・・・・・・・・・・・・