SDGsという取り組み
Sustainable Development Goals
持続可能な開発目標
最近、話題ですね。
2015年に国連サミットで世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標です。
その前身であるMDGs(ミレニアム開発目標)が策定されたのが2000年で、目標達成の定めた期限が2015年。途上国を中心にした開発目標で、先進国はそれを支援するものでした。2000年と2015年を比較すると、一定の成果はあったようです。
・極度の貧困人口の割合:36% から 12% に
・安全な飲料水にアクセスできない人の割合:24%(1990年) から 9% に
・世界の女性議員比率は倍増
193の全国連加盟国と23の国際機関が合意した壮大な目標を達成できるなんて本当にすごいこと。
でもね
例えば 24% もの削減が達成できた”極度の貧困”とは、1日辺りの生活費 1.9ドル未満の生活レベルを指します。そんな人がまだ世界では 10人に 1人いるということ。豊かそうに見える日本でも実はそれに近い方は多くおられるそうです。きれいな服を来て小学校に通うも、1日の食事は学校の給食だけ。こども食堂はそんな子どもたちのために運営されておられますが、なかなか運営持続は難しいそうで。
まだまだきっと世界ができることはたくさんある。
MDGsでの反省が活かされ、SDGsでは途上国だけでなく先進国も開発目標を実現させることに合意し、また企業も巻き込んだ開発目標として合意されました。
合意から5年が経ったいま。
国と国との分断、世代間の分断と、冷ややかな世の中になってきてますが、あと10年。わずか10年で、この国際目標を私たちの力で達成しなければなりません。いま8歳 小学2-3年生の子どもたちが成人する年です。わたしは56歳。間違いなくまだ働き、その頃には平均寿命も更に伸び、まだまだ続く人生の先を考えているんだと思います。
SDGsを初めて知ったとき、一番いいなと思ったのは
"Sustainable" 持続可能な
世界は循環して成り立つ
地球に住む人間はそれを少し忘れて経済成長だけを考えすぎたのかもしれません。
"Sustainable" 持続可能な
普段の仕事でも同じことが言えると思っています。
どうしても私たちのようなシステム屋は「システムを納品するクライアント企業のメリット」を中心に考えます。当たり前ですよね。お金いただいているんですから。
でも、違う視点も考えられるんじゃないだろうか。
うちがシステム作る
→クライアント企業のサービスがよくなる
→普遍的だったライフスタイルに変化が訪れる
→うちのメンバーがその新鮮さに触れる
→ちょっとした幸せを感じる
この循環をイメージしながら仕事ができれば
きっと、仕事の成果を実感することができ、テンションも上がり、クライアント企業と同じ視界で意見交換でき、もっともっと素敵なシステムが出来上がるんじゃないかと思っています。
どうしても豊かな国 日本 で生活していると、貧困や整備されていない生活インフラなどはイメージつかないし考えもしないのですが、一応の先進国である日本だからこそ、そこに住む日本人だからこそ、できることはあるし、それで未来を変えれる気がしています。
いま目の前でできることから
SDGs 17の目標
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
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