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逮捕された新卒OLの罪(3,394文字)

割引あり

第6章 送検

留置所内では、朝から担当さんが忙しく動いている。起床前からガチャガチャと音を鳴らしている。

そして、起床時間になってすぐに布団を畳む。
朝食が配膳され、特に食べることなく残して運動と呼ばれる身じたくも手短に済ました。

わたしの髪はミディアムのウェーブが少しかかった髪型なので、櫛を使ってしっかりと整えていた。

これがここでできる唯一のおしゃれだから気を遣った。

すると担当さんから「066 番」と番号が呼ばれると、牢屋をあけて、留置所の出口で連れて行かれる。わたしは、ハンカチを手に取って牢屋から出る。
出入り口前で担当さん2名が、念入りにボディチェックをする。金属探知機で、前面、裏面、手を広げて、全身に探知機を当てられる。サンダルを上げて底、サンダルを脱いで靴下の裏面までもみせて検査機を当てる。

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