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逮捕されたOLの罪④(3,641文字)

第3章 取り調べ、そして留置所へ

刑事たちが取り調べ室から出て行ってもわたしの不安が収まることはなかった。

ただ、わたしがどうなってしまうんだろうと。
警察署へ入る前にマスコミにひどく、撮られたこともありテレビや週刊誌に載ることは確実だろう。

スマホを持つことすら許されず、身体は忌々しい手錠と腰縄によって椅子に括り付けられているため動くことはできない。

ここから出る時はまた手錠嵌められるのだろうと。

すると、取り調べ室の扉が開き、刑事2人が取り調べ室に入ってきた。

すぐに今回の件を追求されるのかと思ったが、最初は関係ない雑談から始まった。
大学時代、仕事の、地元についてなど。。

見張りの刑事が紙コップでお茶と水も出してもらえた。
しかも、おかわりは自由。

被疑者であるはずなのに、接待がすごい。
「いっぱい喋ってもらわないといけないからね。どっちがいい?」
普段から水分量が多いわたしは、この日はさらに多くの水分を摂った。
これがのちに大きな屈辱を味わうことになる。

取り調べでは、やはり現場で受け取った現金のことやそのときのやり取りについてがメインだ。

雑談が1時間くらい続いただろうか少し動揺も落ち着いた頃に事件の話を切りだされたのだ。

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