逮捕された新卒OLの罪(2,796文字)
割引あり
第22章 2回目の東京地検
屈辱すぎる引き当たりが終わって数日後…
取り調べや弁護士との接見を淡々と過ごしていた。
そして、今日は2回目の検察の日
いつも通り起床して、朝ごはんを食べて運動して、朝はなんら変わらない。
留置所に来て10日くらいか、すっかりこの生活が慣れてしまった。
少し物思いに耽っていると、護送の時間になった。
9時すぎ、留置担当が迎えにきた。
トイレを済ませて、莉子に「いってきます」とあいさつして牢屋から出た。
莉子とはもう戦友みたいなものだ。
場外にでる扉の前にある長い木椅子まで行くと、そこには護送される人の手錠が用意されていた。
見てみるとざっと10個くらいだろうか。
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