第6章【転落記】とあるキャリアウーマンの転落記
留置場の中は、簡素な布団と申し訳程度に付けられた壁の奥にトイレがあるような牢屋で過ごしていました。
実況見分も終了し、次は検察庁へ移送されることに対して私はとても憂鬱でした。
朝になると、起床のベルが鳴り私はゆっくりと身体を起こして横座りをしていると、疲労感があり身体が重い感じがしました。
何よりベタついた感じがあって嫌な感じです。
入浴については5日に一回とされており、いつもは当たり前に入っていたお風呂も制限されてしまっている。
私は改めて自分が置かれている立場に悔恨しま