リハ医を選んだ理由
2年間の初期研修を終えると一般的には専門とする領域に進む。
僕はリハビリテーションを選んだ。
それに対する周りの反応は大きく分けると2つ。
①ゆっくりできそうで良いね、最初に診察して後は療法士に任せられていいね、リハって医者は何するの?
②これから大事な分野だもんね、高齢化だもんね
医療関係者でもそうでない人でも大体この2つのパターンのリアクションをされる。①はともかく、②も大げさかもしれないが、個人的には①と大差ないと思う。
医者になってまだ2年しか経過してないが、どの科を研修していても感じたことがある。
「この人は退院した後どうなるのだろうか?今後望む生活を送れるのだろうか?」
高齢者だからとかは関係ない、時代も関係ない。
"よりよく生きる"
この言葉を忘れずに、この社会に体現できるのに最も近いのはリハビリテーションだと思った。
リハ医だけでは何も出来ないかもしれないけど、リハ医にしか出来ないことも多くある。
医学はもちろんだが、それだけにとらわれずにリハ医として出来ることを探求していきたい。