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海外系サッカーキャンプやスクールの評判や内容とは!?様々な裏事情も解説

こんにちは!kenyaです!久しぶりの更新になりました。今回の記事は最近、日本で増えてきている海外系のサッカースクールやキャンプについてです。今回も有料ですが、今回の話は実際に海外系サッカースクールやキャンプの運営、開催をしている関係者やスクールの保護者の方から聞いた話、そして、筆者が自ら練習見学等で得た情報のため、独自性が高いです。

現在、FCバルセロナのバルサアカデミーをはじめ、非常に多くの海外系のサッカースクールがあります。FCバルセロナやレアル・マドリード、リヴァプールのような名門クラブのスクールだけでも20以上、その他にもイニエスタやビジャのプロデュースするスクールなど、様々です。

今回はこんな方向けの記事になります。
・子どもやサッカーをやっていて、海外系サッカスクールに興味がある
・子どものサッカースクールを探している

・サッカースクールなどのビジネスに興味がある

・指導者やスクール、クラブチーム運営者として情報がほしい

目次
・海外の名門クラブが日本で展開するスクールの仕組みと他のスクールとの違いは?
・海外系サッカースクールに入るメリット、デメリット
・海外クラブ実施のキャンプのメリット、デメリット
・実態や裏話

・海外の名門クラブが日本で展開するスクールの仕組みと他のスクールとの違いとは?

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まず、最初の海外の名門クラブがなぜ、日本でサッカースクールを運営したり、キャンプを開催しているのでしょうか?一言で答えを言うならビジネスになるからです。今の日本の子ども達はバルセロナやレアル・マドリードのような海外の名門クラブのユニフォームを当たり前のように着ていますよね。

それも海外のクラブが日本をビジネスのターゲットとして捉えているからです。日本でもクラブ公式サイトやスポーツショップ、通販でユニフォームが買えるのはそのためです。そして、子どもにとっても普段、ユニフォームを着ているクラブがスクールをやっているとなれば、興味を持ちますよね?つまり、そこには需要があり、ビジネスになりうるからです。

とはいっても、海外のクラブが日本でサッカースクールを展開するのは容易ではありません。では、どういった仕組みで成り立ってるのか、それは日本の法人とライセンス契約または提携を結ぶことです。
海外クラブとの契約もただ、ライセンス契約を結んでいるだけの場合や色々と細かく深く契約している場合と様々です。

日本の法人はライセンス料を支払うことによって、そのクラブのロゴやエンブレム、名称を使用してスクールを行ったり、キャンプを開催できます。

当然、バルセロナやレアル・マドリードのように名門クラブになれば、なるほど、ライセンス料は高くなるでしょう。

某スペインのクラブの場合、契約料は年間で4桁にもなるようです。契約する日本法人からすると、それだけリスクがあります。一方、海外クラブ側からすると、ライセンス料でまとまった収入になるため、メリットになります。

まず、海外サッカークラブが日本で展開するスクールが他の一般的なサッカースクールと違うのは、このライセンス契約の有無になります。ちなみに、Jリーグクラブが他の企業と提携し、ライセンス契約のような形でスクールを展開している例はあります。

そして、これはクラブによって違いますが、大抵の場合、契約先のクラブからコーチが派遣されることになります。中には、年間通して行うスクールは現地で学んだ(研修を受けた)日本人コーチが指導し、現地の外国人コーチの来日は短期集中のキャンプの時のみのクラブもあります。

ちなみに、1つのクラブが複数の日本法人とライセンス契約を交わすこともあります。実際、ACミランやバルセロナなどの名門クラブも複数の日本法人と契約しています。

多いパターンは、複数の都道府県でスクールを展開する際に契約先の法人を分けることです。

次の項目では、海外のサッカークラブのスクールやキャンプに参加するメリット、デメリットについて触れていきます。

海外系サッカースクールに入るメリット、デメリット

冒頭でも触れたように、現在の日本には多くの海外系サッカースクールがあり、短期間のキャンプも開催されています。

ここからは、海外の名門クラブのスクールやキャンプに参加するメリットやデメリットについて触れていきます。

メリット

・クラブ独自のメソッドを学ぶことができる

これが1番の魅力ではないでしょうか?バルサならバルサの、レアルマドリードならレアルの独自のメソッドがあり、日本でもそれをもとに指導します。現地から派遣された外国人コーチが常駐しているクラブもあれば、外国人コーチの派遣はキャンプの時のみで、普段は日本人のコーチが指導していることもあります。日本人の場合も現地のクラブで研修を受けるなど、そのクラブのメソッドを学んだコーチが担当していることがほとんどです。

・遠征や留学に行くチャンスが増える

海外クラブの実施するスクールでは、定期的に海外遠征を実施したり、留学したい場合にアテンドしてくれるクラブが多くあります。そのため、一般的なサッカースクールに通うより、海外に行くチャンスが増えます。

意識の高い選手と切磋琢磨することができる

全てではありませんが、海外系のクラブの実施するスクールは、平均してレベルが高いことが多く、プロ志向の選手も多く集まってきます。そのため、意識の高い選手と一緒にプレーすることができることが多いようです。

デメリット

・入会金や月謝が高い

冒頭で説明したように、海外クラブの運営するスクールは日本法人とのライセンス契約を結んでいるため、入会金や月謝が高い傾向があります。入会金や月謝が10000円を超えることも珍しくありません。富裕層やある程度収入の高い家庭でないと、通うことは難しいでしょう。なお、一部のスクールでは特待生制度を設け、優秀な選手は入会金や月謝が免除される場合もあります。

・必ずしもレベルが高いわけではない

海外系のサッカークラブの実施するスクールは平均的なレベルは高い傾向にありますが、必ずしもそうではありません。某プレミアリーグのビッグクラブのスクールにも初心者のような子はいるようですし、セレクションを行っていないようなスクールは名前で集まってくることもあります。クラブが有名であればあるほど、名前で集まりやすい傾向があります。

・通訳を介する場合、説明時間が長く、伝わりにくい場合も

外国人コーチが直接指導している場合、基本的には通訳を介しての指導となるため、1つ1つのプレーの説明が長く、その分、プレー時間が減ってしまったり、時には伝わりにくいこともあるでしょう。実際、某クラブの実施するスクールに通っている親御さんも「ただ通訳しているだけで、指導が本当に良いかどうかは分からない」と話していました。

海外クラブ実施のキャンプのメリット、デメリット

メリット

・外国人コーチの指導を短期集中で受けられる

海外のサッカークラブが実施するキャンプは多くの場合、2日~4日間の日程で行われます。クラブによりますが、通学型と宿泊型を選べるケースもあります。キャンプに参加するメリットは外国人コーチから直接指導を受けられることでしょう。今年は新型コロナによる入国制限等でキャンプを実施しないクラブや日本人コーチだけ、もしくは日本に駐在するコーチのみでの開催となっていますが、以前は直接現地からコーチが来日することがほとんどでした。

・MVPに選出されると現地でのトレーニングに参加できる
キャンプでMVPに選出されると、現地に行ってそのクラブのスクールやカンテラの練習に参加し、指導を受けることができます。レアル・ソシエダに所属する久保建英選手がバルサキャンプでMVPを獲得し、それがカンテラ(下部組織)に入団のきっかけになったのは有名な話だと思います。クラブによっては、費用を半額や全額負担してくれるなど、通常よりも安い金額で行くことができることもあります。現地の子ども達と一緒にプレーすることで色んなことを吸収したり、日本サッカーとの違いを感じることができるでしょう。

デメリット

・費用が高い

多くの海外サッカークラブのキャンプでは、現地からコーチが直接来日するため、かなりの経費がかかります。そのため、参加費は高額になることがほとんどです。安いクラブの場合でも宿泊なしで3日間で4万円前後、高いクラブだと3日~4日で8万~10万円前後です。3日~4日参加するだけで、平均的な月謝(6000円~6500円)のサッカースクールに1年近く通うことができる場合もあります。

・クラブによって当たり外れも!?参加者の声を紹介

海外サッカークラブの実施するキャンプは夏休みや冬休みに開催されることが多いのが現状です。春休みに開催するクラブもあります。

クラブによってこのキャンプ開催に対する考え方も様々です。普段そのクラブでプレーする外国人コーチが指導することが多いため、指導の質は高いケースが多いですが、1年間サッカースクールに通えるくらいの金額を払う価値があるかどうかは、参加してみないと分かりません。

そして、キャンプのやり方もクラブによって様々です。1年生~6年生までを2グループに分けて、それぞれに外国人コーチが1人ずつ、+アシスタントコーチがついて指導するクラブもあれば、1グループ6~10人くらいにして3以上に分けて、参加者がローテーションしてそれぞれのコーチの指導を受ける場合もあります。

参加者が多くなり、グループの数を多くすればするほど、人手が必要になるので、一時的にアシスタントコーチだけが指導する時間ができてしまう可能性もあります。実際、某クラブのキャンプでは、とあるグループはアシスタントのコーチがずっと指導していたり、ただ動画を撮っているだけなんてこともあったようです。

スクールやキャンプの実態や参加する際の注意点

ここまで、海外サッカークラブの実施するスクールやキャンプについて書いてきましたが、ここからはその実態や裏話について書いていきたいと思います。海外系のサッカークラブの実施するスクールについては、多くのスクールでは現地から派遣された外国人コーチ1人と日本人コーチが指導しています。

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