アイドルオタク遍歴
アイドルオタクとしての遍歴をまとめたくなったので書く。
ネガティブな内容も含まれるのでご注意を。
オタク遍歴
アイドルとの邂逅—乃木坂46
アイドルと出会うきっかけは、2014年、中学生のときにラジオを買ってもらったことにある。
当時よく聴いていたのは、NHKラジオ第1のwktkラヂオ学園という番組だった。しかし、この番組は2015年3月末をもって終了した。
翌4月から、らじらー!という番組が新たに始まった。日曜放送のらじらー!サンデーの隔週アシスタントMCを勤めていた中元日芽香さん(ひめたん)との出会いが、アイドルにハマるきっかけである。
始めは何の気なしに聴いていたらじらー!だったが、聴こえてくる彼女の声や番組中に流れる曲にだんたんと興味を持ち、気が付けば彼女に惹かれていた。
こうして彼女が人生初めての「推し」になっていた。
これ以降の「推し」についても同様だが、何か衝撃的な出来事があって「推し」になるというよりも、気が付いたら推していたというパターンが多い。
また、グループについては、耳から入る情報が非常に大事である。
ひめたんとの出会いも、顔を見るより前に乃木坂の曲に興味を持ったことにあるし、これ以降の「推し」についても曲から入っている。
これは「推し」を辞めるときもまた同様である。
中学時代は金銭的に余裕がなく、ひめたんと直接会うことはついに叶わなかった。
ひめたんの卒業と同時期に3期生が加入した。
初め好きだったのは山下美月さんだったが、乃木坂工事中を観ているうちに久保史緒里さん(久保ちゃん)に惹かれていた。
本格的な"推し活"—日向坂46
2015年から乃木坂46を知っていたので、当然、欅坂46も知っていたし、けやき坂46も知っていた。
しかし、「推し」はおらず、『欅って、書けない?』も漫然と観ていた。
転機が訪れたのは、2019年。けやき坂46が日向坂46に改名し、『キュン』でデビューしたころである。
ふと耳にした『キュン』にハマり、塾の休憩時間に狂ったように聴いていた。
ここで松田好花さん(このちゃん)推しになった。理由は全く覚えていない。いくら考えても理由が分からないが、「推し」とはそういうものなのかもしれない。
本格的に"推し活"を始めたのは、大学に入った頃である。金銭的にも少し余裕があった。
映画『3年目のデビュー』を観たり、1stアルバム『ひなたざか』を買ったりして、12月にはファンクラブにも入会した。
コロナ禍だったため配信で行われた『ひなくり2020 ~おばけホテルと22人のサンタクロース』も観た。
このころから日向坂に対する熱量が上昇するのに反比例し、乃木坂に対するそれは下降していった。
乃木坂に対する興味を失い、完全な日向坂のオタクとなったきっかけは2つある。
1つ目はポジティブな理由。
2021年10月14日に開催された『全国おひさま化計画2021』に参戦したことである。
アイドルのパフォーマンスを生で観るのは初めてで、大きい衝撃を受けた。
2つ目はネガティブな理由。
4期生のK.S、1期生のH.Mが相次いで文春砲を食らったことである。
特に後者の影響は大きかった。乃木坂に対して抱いていた幻想が音を立てて崩れる瞬間だったように思う。
このように、日向坂に対する熱量が急上昇するとともに、乃木坂に対する熱量は急降下し、完全な日向坂のオタクとなった。
ここに金銭的な余裕が合わさり、日向坂にのめり込んでいくこととなる。
3人目の「推し」であり、今最も推している2人のうちの1人である髙橋未来虹さん(未来虹ちゃん)との出会いもこのころである。
未来虹ちゃんに惹かれたきっかけはよく覚えている。
このMVの2:00~2:02にかけての未来虹ちゃんの笑顔に完全にやられた。これまでの人生で唯一、衝撃を受けて「推し」になったパターンである。
さらに日向坂のオタクを続けていくうち、山口陽世さん(ぱる)、東村芽依さん(芽依ちゃん)の2人も「推し」になった。
これもまた理由は覚えておらず、気が付いたらトークを購読していた。
坂道系以外との出会い—超ときめき♡宣伝部
坂道系アイドル、特に乃木坂は日本で最も人気で有名なアイドルグループだと思う。そのため、日常生活のどこかで出会う確率は高い。
他方、アイドルグループが乱立する昨今、魅力的なグループであってもこれに出会える確率は低い。
そんな中、とき宣と出会えたのはかなり奇跡的だったと思う。
とき宣との出会いは遠回りをしている。
YouTubeで日向坂の動画を観ていたところ、その流れでナナランドの『ジャンジャカジャカスカ』が流れてきた。
そこからナナランドに興味を持ち、顔が好みだった西嶋菜々子さんを追いかけていた。すると数日後、西嶋菜々子セレクションのプレイリストが公開された。西嶋菜々子さんに興味を持っていたので当然これを再生する。そこで流れてきたのが超ときめき♡宣伝部の『ギュッと!』であった。2022年8月20日のことである。
これまた良い曲に出会ったと思い、今度はとき宣について調べまくった。
初めは坂井仁香さん(ひとちゃん)が可愛いなと思っていた。
しかし、とき宣はYouTubeをかなり頑張っているのだが、それらの動画を観ているうちに、気が付けば小泉遥香さん(おはる)に惹かれていた。可愛らしい見た目と、力強い歌声のギャップにやられていたのかもしれない。
残念ながら、同年10月22日に開催された『行くぜ!超ときめき♡宣伝部 in 幕張メッセ!〜星をめざして〜』に参戦することはできなかったが、12月24日、25日に開催された『超ときめき♡宣伝部のどきどきクリスマスパーティー2022』に参戦することができた。
ここで『ギュッと!』『初恋サイクリング』『Cupid in Love』を生で聴くことができた。やはり、生でのパフォーマンスが与える影響は大きいと思う。ぐっと惹き付けられた。
スタダの沼へ—いぎなり東北産
超ときめき♡宣伝部はスターダストプロモーションに所属しているアイドルグループである。
そのため、YouTubeでとき宣の動画を観ていると、同じスタダアイドルの動画がお勧めされる。
そこでたまたま聴いたのが『天下一品 〜みちのく革命〜』であった。
またまた良い曲に出会ったと思い、東北産について調べまくった。
最初に気になったのは、律月ひかるさん(るんちゃん)。ふわふわとした印象でまさにアイドルといった印象を受け、惹かれた。
次に気になったのは、吉瀬真珠さん(真珠ちゃん)。顔と雰囲気が好み。
幸運なことに、東北産に出会ってすぐの2022年11月23日に開催された『サンプラ大一番 いぎなりメジャーデビュー』の中野サンプラザ公演に参戦することができた。
ここで『trophy girl』『うぢらとおめだづ』『ワンダフル東北』『天下一品 〜みちのく革命〜』を聴くことができた。とき宣の場合と同様、生でのパフォーマンスを観たことにより、さらにぐっと惹き付けられたように思う。
「推し」とは
「推し」を見る目には確実に"推しフィルター"が掛かっていると思う。
僕の中の"推しフィルター"は"グループに対する愛情"だと思う。
今の「推し」は、吉瀬真珠さん、小泉遥香さん、髙橋未来虹さん、東村芽依さん、松田好花さん、山口陽世さん、律月ひかるさんの7人。(50音順)
以前の「推し」は中元日芽香さん、久保史緒里さん。
ひめたんは乃木坂を卒業されたので「推し」という感じではなく、これからの彼女のキャリアを応援していきたいと思っている。
他方、久保ちゃんは今も現役であるし、彼女自身に何か悪い点があったという訳でもない。しかし、「推し」を辞めた。
その理由は"推しフィルター"が外れたという点にあると思う。
前述のとおり、"推しフィルター"とは"グループに対する愛情"だと思う。
それは、楽曲の良さであったり、グループとしての活動に対する姿勢であったりする。
前述のとおり、乃木坂に対する興味を失ったのはメンバーのスキャンダルが重なった時期である。
グループとしての現状に対する満足、慢心の現れであるように感じた。久保ちゃん自身は悪いことをしていないのに、グループに対する愛情が薄れたとき、久保ちゃんを見る目に掛かっていたフィルターが外れたように思う。
今でも久保ちゃんは可愛いと思う。しかし、推していた当時ほどの熱量は全くない。当時の熱量と現在の熱量の差こそが"推しフィルター"なのだと思う。
最後に
自分のオタク遍歴を振り返ると、「推し」になったきっかけがだいぶふわっとしていた。
「推し」は見つけるものではない!自然となるものだ!