【ごく普通の世間一般の人に改憲と戦争の話をしてみた結果】
核武装によって戦争を回避するという論理は時の権力者の勝手な判断により世界が滅亡するというストーリーを隠している。
また、軍国化は他国への不安を煽り、他国からは脅しにみえるので、戦争へのリスクは今よりもずっと増大する。
そもそも戦争に良い戦争など存在せず、いかなる理由があろうとも、戦争は人々の殺し合いであり、いのちの尊厳を踏みにじる行為である。
人類は戦争が起きない為の努力をしなくてはならないし、ましては戦争を助長してはいけない。
また、戦争による傷は直接的なものだけではない。
戦争が人々に与えた歪み(暴力的思考回路)は今もなお多くの人の精神に深く浸透し、次の世代にも伝播し続けている。
ある日、ごく普通の世間一般的な人と改憲と戦争の話をしてみた。
返答は「戦争になった時はなった時だよね」
「まぁでもそんなふうになる訳が無い」という事だった。
本音は「どうでも良い」「分からない」という事だと思われる。
選挙の票を捨てている約4割と自公維支持の約3割、日本人の約7割が戦争肯定かどちらでもないという意見だと推測できる。
戦争の恐ろしさや現段階での改憲の恐ろしさは、情報共有とコミュニケーションで知ってもらうしかなく、それでも難しい場合は他に任せるしかない…
そこまでくると、もはや子や孫に平和で幸せな暮らしをして欲しい、と想う大人は少数派なんだと実感する。
大多数の人々は、本当には子や孫を愛してはおらず、自分の「世間体」や「面子」の方が優先される現代日本社会である。
人を真っ直ぐに、相手を一つの命として真っ直ぐに愛する事ができないのは、やはりその人たち自身が愛されてこなかった事に起因する。
様々な価値観を理由付けで押し付けられ、個を尊重されずに、いのちの尊厳を踏みにじられてきた結果、自分も他者を攻撃せずにはいられない。
そして自分自身にもその刃は向けられるので、他者のみならず自分自身も愛することができない。
私自身にも耳が痛い話しではあるけれど、そのことを知っているのと知らないのでは、生きる構えを見直せるかどうかに関わってくる。
私たちが本当にどこまで自分自身と他者を愛せるか、その事が常に問われている。
ちなみに、久しぶりにテレビを観たらとある番組で改憲についての議論が行われていた。
しかし、なんとその番組の参加者は全員が改憲派であり、完全に政府による改憲キャンペーン番組だった。
こうやって人々は簡単にテレビに騙されていくのである。なんと愚かな事だろう。
まるでどこか独裁国のようである。
日本の報道自由度ランキングは、180カ国中の71位まで転落した。
民主党政権が誕生した2009年から17位、11位とランキングを上げたが、2015年の安倍政権下で日本の報道自由は61位まで落ちてしまったのだ。
現在、アジアでは台湾38位、韓国43位で、日本の報道自由度は台湾、韓国より低く、先進国のG7では最下位である。
( https://webronza.asahi.com/national/articles/2022050900002.html?page=1 )
そうした事をみても、テレビに頼らない正しい情報の共有がとても大切だという事が分かる。
実際、直接対話での改憲などの話しは難しい。
なので、情報の共有だけでも世の中の流れが変わるきっかけになると思うので、是非みなさんにも協力して頂きたい。
自民党の改憲草案で憲法はどう変わる?
https://kaikensouan.com
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