繰り返される不本意な現実

繰り返されてしまう不本意な現実。
どうしてまたこういう事が起きてしまうのだろうか、とか、要するに似通ったネガティブな現象のパターンのこと。

そのパターンが起きてしまう要因は、自分の潜在意識に作られている内的構造にある。
言い換えるなら、その内的構造がネガティブなパターンを引き起こしている。

顕在意識は言葉で認識している範囲だが、潜在意識はまだ自分で言葉に出来ていない意識の範囲のこと。
その潜在意識の内的構造がどうなっているのか、自分で感覚的にキャッチし、言葉にする事ができると、それを顕在意識で認識する事ができ、繰り返される不本意な現実がなぜ起きていたのかを理解する事ができる。
すると、その構造とパターンから解放され、不本意な現実は繰り返されなくなる。

では、どうしたら無意識下にある内的構造をキャッチし、顕在化させ、理解する事ができるのか。
まずは、外側の現象に対して起こる自分の感情を自分で感じて、受け取ること。
何かを変えるのではなく、自分の感情を感じること。感じ尽くすこと。
悲しかった、怖かった、不安になる…など。
そして、それを自分で受け止めてあげること。悲しかったね、怖かったね、不安になるよね、と。

自分で自分の感情を受け止める事が出来ない場合、それは同じ痛みを感じたくないという生存本能の働きからくるもので、自然なことでもある。そうなると、自分の感情を感じるのではなく、自分を変えようとするか、外側を変えようとする。

同じ痛みを感じたくないという事は、過去にとても痛い経験をしたから。

その痛みを自分自身で感じ尽くす事ができて、もし過去に経験した同じような痛みを思い出す事ができたのなら、その経験が自分の無意識下の内的構造を作り出している、という事がわかる。

内的構造は、同じ痛みを繰り返し感じたくないので、潜在意識が先にシミュレーションをし、痛みを回避する為の行動が現実世界で駆動される。

それは起こってもいない事に不快感を感じて行動することなので、不安からの衝動であり、今ここにある現実に適っていない。
なので結果的に自分の求めていない不本意な現実が引き起こされる。

そのことは自分のいのちにも適っていないので、世界はそのことを現象として知らせてくれているのである。

自分の無意識下の内的構造が理解できれば、ありのままの自分を受け止められるようになり、現実の受け止め方も変わってくる。
そうすると不本意な現実は引き起こされなくなり、ありのままの世界が立ち現れる。

まとめ

・不本意な現実が起きたら自分の感情を感じる。
・自分の感情を自分で受け止める。(何かを変えようとすのではなく)
・感情を受け止められなかった内的構造を観て理解する。

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