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パレードが続くなら

1. パレードが続くなら

初めて聞いたとき、イントロからのブレスで完全に心を持って行かれました。

揺れるようなパレードの波の中で悲喜交々な感情を連れて確かな終わりに向かっているその覚悟を感じ取れる一瞬だなと強く思います。

タイトルもパレードが続く、と言い切らずパレードが続くなら、という風に含みを持たせるところ、YUKIさんて覚悟ガンギマリの女なのに足取りが軽く踊るように歌って生きているのが現れていてめちゃくちゃ好きです。

あと全体的に重ねてあるYUKIさんの低音、ちょうしびれる。

10周年の世界はただ輝いては歌詞の詰め合わせソングだとしたら20周年のパレードが続くならはYUKIさんのパーソナルな部分の詰め合わせソングだと思っています。

それが分かるのって今まで真剣にYUKIさんの音楽を受け取ってきた証拠だし、都合のいいことを言いますがそんなわたし達ファンにに対するご褒美のような曲だと受け取りました。

だってどこの歌詞を取ってもわたしが見つめてきたYUKIさんなんですよね。
「人生は有限だから」と言った直後に「『永遠はない』なんて悲しい嘘言わないで」と言うYUKIさん、かなりYUKIさんじゃない?

だから20周年のYUKIさんが詰め込まれた今アルバムのプロローグとして、看板としてこの曲がフィーチャーされたのはすごく納得ですごくうれしいです。

ライブもパレードのような七色の光に囲まれるYUKIさんがかっこよかったり、あとは大サビに入る前のまるで祈りがこぼれるように高まるピアノの音で毎回感情が爆発していました。

見えないものも見る自由がありますから歌詞のないところに泣いたっていいんです。

そしてその後に続く「今日もたくさん良い事があなたにありますように聞こえる誰かの祈り」、ここで二度目の爆発を迎えます。

もちろん他者に対しての気持ちでもあるし、きっとYUKIさんが自分自身に対してそう願ってずっと鼓舞してきたんだろうなと思います。

ミス・大丈夫ですから。

ちなみにわたし的SO20の核は「『永遠はない』なんて悲しい嘘言わないで」でファイナルアンサーです。(アリーナ歌わなかったけど)

インタビューでここの歌詞について同じ手を絡めて話してたの印象的でした。

余談(?)ですがJAMの解散ドキュメンタリー久しぶりに見てたらYUKIさんが「永遠なんてない」ってバッサリ言っててYUKIというひとりの人間の人生を歌手活動を通して覗かせてもらっていることを実感しすごく感動しました。

この曲好きじゃないオタクおる??????


2. タイムカプセル

YUKIさんの歌声のいちばん上澄みのきれいな部分だけで歌ってる感じがすごくエアリーで大大大好きです。

この曲はタイムカプセルを開ける歌でもあるしタイムカプセルに詰め込む歌でもあるし、「今」を重ねることが未来になるし重ねた「今」が過去にもなるなって思っていたら先日のインタビューでYUKIさんが20年を行き来しているような曲って言っていて興奮しました。

※YUKさんの音楽を摂取する上で「今」はかなり重要なキーワードでそれを知ってると心に良く効きます。※

そんな「今」を重ねることとコーラスとフリルを幾重にも重ねることが重ねてあるのがとにかくおしゃれですよね。

この曲もパレードが続くならに続き低いコーラスがかっこいいし、フリルもっこもこな正直意味が分からない(でもかわいい)YUKIさんの衣装達を思い出します。

低い声といえば声の実験するように作ったFLYがなかったらこういう曲(コーラス)も生まれなかったかもしれないなと気づきました。

全ての出来事に意味があるとすれば声の調子が良い時ではない時があったのはマイナスな出来事ではなく変化の起点でありひとつの通過点だったんだなって今なら思います。

あの時のわたしに大丈夫だよって言いたい。

YUKIさんとJUDY AND MARYの音楽に出会った16歳のわたしに好きな気持ちを貫けば「マイナーな本棚の中で恋に落ちた少年は世界に色をつけたんだ」って歌詞に出会えるよってこれもあの時にわたしに言いたい。

でもきっと16歳のわたしが聞いてもピンとこなかっただろうし、どの瞬間もYUKIさんのことが大好きな「今」を重ねてきたわたしだからこそ分かるんだろうなとも思います。

そんなわたしもSO20にて「Your life ain’t so bad Cause you’ve met me」という言葉をいただきました。愛だ♡

ライブで歌わなかったことによってこの曲がまさにタイムカプセルそのものになったなあっていつか一緒に開ける時がくるのが楽しみです。

3. My Vision

え?JUDY AND MARY?となったMy Vision。

名越さんにYUKIさんの中のガレージパンクの要素を最新の形にしたいとリクエストしたそうですが、JAMっぽサウンドに老眼にまつわるあまりにも50歳のYUKIさんすぎるリリック乗せちゃうギャップ、まさに最新の形になんですよね。

だって指先からすり抜けてく欲張りな笑い声もごちゃまぜにしたスープに溶かしちゃうジュディマリのYUKIちゃんは幻のような人生ならば霞んでもぼやけてもいいなんて言いませんからね。

でも、「幻のような人生ならば霞んでもぼやけてもいい」はYUKIだけど「ああ忘れないよ今まで見てきた愛しさをすべて」はJUDY AND MARYなんですよ。

歌の中で変化した部分を見つけるとすごくうれしいし、変化していない部分を見つけてもうれしい。

とどのつまり、この曲は二度おいしいんです。ドヤァ

YUKIさんのように相反するふたつの成分を抱合しているのって人としてかなり魅力的ですよね。

どちらかに偏らすフラットな精神でいるのって余裕がある証拠なんだろうなと思います。

PVも遊びがあってすごく楽しい&かわいいし、最後の視力検査のとこツボです。

今度の健康診断でアレします。

ライブも楽しかったですね。

MVと同じ映像がスクリーンにドン!と出たときはテンション上がりすぎて飛び跳ねました。

某振り付けのところYUKIさんへたくそだったけど大丈夫そですか?わたしが教えましょか?いつでもご連絡ください。

こんなにポップに老眼の歌を歌ってMVも遊びがある上にかわいくてしかもあのサウンドでってなるともうちょい話題になってもいいんじゃない?と思うんですけどね。

やはりこのわたしこそが一刻もはやくYUKIさんのプロモーションチームに参加しなければと身が引き締まる思いです。

世間は気づかないのかな~


4.ハンサムなピルエット

最近のYUKIさんの歌詞は結構ダイレクトなものが多いのでフィクション期っぽい歌詞達が懐かしいなって思います。

あと「ドン・キホーテ」のところいつも高いコーラスのほう歌っちゃう。

歌として普通の流れであれば最後に「嘘つきで上等さ」とくるけどそれは嫌だから「はみ出してしまいそうさ」に変えたエピソード大好きです。

音に合わせて適当に言葉を埋めているわけじゃないんだなって思ってうれしい。

この曲はSO20で唯一歌った周南公演に奇跡的に出席していたので運良く聞けました。

YUKIさんの振りちゃんと覚えてるのでいつかどこかで聞けたらバチバチに振りをしてSO20周南行ってましたアピール、したいです。


5.Wild Life

いけない!メロディに心地よい歌詞を乗せるのが上手なYUKIさんのセンスが大大大爆発しちゃてる!

いつか生まれ変わったとしてもYUKIさんが書いた詞だって見つけられる自信がもりもりにあります。

しかもYUKIさんが関心のあるアウトプットの元となってきたであろういろんな名詞がでてきて聞いてるだけでわくわしませんか?しますよね?

そこにWild Lifeってタイトルをつけるところに強欲さも感じますし、心と体と頭の強さ、しなやかさ、柔らかさを音楽に落とし込む伸縮自在なスーパーエラスティックなところは人としてちょう憧れです。

Chara+YUKIっぽいサウンドも好き。

YUKIさん的にこの曲には自分の中でMVができているそうですが全然映像化してくれていいのに!の気持ちです。

弊社大嫌い過激派OLなので「領収書の山かき分けて伝票整理ばっかでクタクタ悪くはない悪くない」のとこ、労働しすぎてかなりやばい状態になってた時期思い出してしまうけどYUKIさんが現実頑張ってるの知ってるって言ってくれたことも一緒に思い出してなんとか、トントンってとこですね。

最後のアウトロのとこ、次のベンガル・ガールを意識しすぎてニャンニャンニャン~って聞こえるし歌っちゃう。


6.Oh!ベンガル・ガール

はいきましたみんな大好きOh!ベンガル・ガール。

みんながSO20アリーナ公演で大好きになったあのOh!ベンガル・ガールです。

そんなOh!ベンガル・ガールについてわたしからお話があります。

わたしはOh!ベンガル・ガールをまっすぐじゃない男性のまっすぐな求愛ラブソングだと結論づけています。

この曲、今までにありそうでなかったタイプですよね。

主人公は「冒険なんて柄にもない青春最高って叫んでりゃいいんだろ?」なんて言っちゃうような男の子なんですね。

わたしも冷めた人間なんでそういうの分かります。分かるんです。

だからこそ「けれども違う君だけは違うベイビー曖昧にできないんだ!!」がすごく生きてくるしここの気持ちの勢いって絶対ビックリマーク2つじゃ足りなかったはずです。

まっすぐじゃないはずなのにまっすぐにならざるを得ない程のまっすぐな気持ちですからね!!!!!!!!!!!!

最後の「愛しのベンガル・ガール♪」のあと想いが加速するかのようにグッと踏み込むピアノの音なんてちょっと泣きそうになります。

「テリトリーを侵害させて」や「まばたきで合図をして」など猫ちゃんの習性と絡めた歌詞もどれもYUKI節が効いていて唯一無二ですよね。

ちなみに猫ちゃんって信頼している相手に対してまばたきするんですけど愛情表現のひとつとされています。

特に好きなのは「君のセンスで俺を呼んで」です。

わたしって(男女関係なく)人を好きになる時、その人がなにを思ってその音楽を聞いているか、映画を見てどう思ったか、それを所有することにどんな意味を見出しているのか、など趣味趣向の一歩先にある感情のセンスの部分がすごく気になっちゃうんですけど、それを「君のセンス」のたった6文字に要約するYUKIさんのセンスまじ?!となりました。

猫ちゃんって言葉はしゃべれないから鳴くしかできないけどどんな感情が込められた呼び声でも全てを受け止める、そういった覚悟っぽいものも感じます。

それとはまた別に好きな人に名前呼ばれるのって特別ですよね。

今これ書いてて昔好きだった男の人がわたしへの気持ちがなくなるのと同時に名前呼んでくれなくなったの思い出してちょっぴりおセンチになりました。

以上、恋バナでした。

泣かない女はいないに続きYUKIさん猫ちゃん飼っているんじゃないか疑惑があがっていますがわたしも少なくとも猫ちゃんと触れ合えたり観察できる環境が近くにあることは確かだと思います。

あとはなんといってもライブですよね!

ピアノ弾くなんてすごくびっくりしたし猫ちゃん仕様のピアノにはなんと猫足(しっぽ?)までついていて。

YUKIさんが肩を弾ませながら弾くピアノで始まりほんわかした映像が後ろに流れ、まるで絵本から飛び出してきたような世界観に惹きこまれました。

YUKIさんも少ないお休みを返上してピアノを練習をしていたらしいですがあれをアリーナ6公演のみでしかしなかったの正直もったいないけどそれだけ贅沢な時間を過ごしたってことですよね。

途中(俺ら2人きりの獣違い無いのところだった気がする)でにゃ~んって感じで猫ちゃんが手で顔をくしくしするやつやってましたけどわたしは武道館であれを見て心臓とまってそのまま死にました。

みなさんは生きていますか?

アルバムで聞くとここまで勢いのあった流れにちょっと一呼吸させて次の私の瞳は黒い色へ向けてテンポを変えてくれる存在だなと思います。


7.私の瞳は黒い色

今までのどの曲よりダントツでまっすぐでダイレクトな歌詞が並びますが、YUKIさんのご両親に対する想いに赤の他人の思考が入り込む余地などないと先手打たれてる感あってわたしの中の某水泳選手が何も言えねえって言ってます。

「幸せを祈り願いを超える名前」
ここで号泣しないオタクっていないらしいですね。
「希望が有りますように」と有希と名付けられたYUKIさんの名前には希望が有るんです。

自ら付加価値をつけていき名前の通りな大人になってしまったYUKIさん、あまりにもわたし達の希望です。

YUKIさんのようにボリューミーでアレンジしやすそうな髪の毛ってYUKIさんがいつまでも若々しく見える理由のひとつだと思うし、天然ストレートパーマなわたしからしたらすごく憧れです。

でもYUKIさん、髪の毛はちゃんと乾かして寝てくださいね。


8.どんどん君を好きになる

この春に地元の大学を卒業&恋人と一緒に上京し、4月から丸の内のオフィスに勤務予定の初めての一人暮らしにわくわくしてる22歳新社会人のわたしにすごくぴったりな曲だと思いました。

ただ実際は地方ジリ貧30代弊社大嫌い過激派OLなのでびっくりしちゃいますよね。

ふざけてごめんなさい。

まだまだ寒いけどそろそろ春がやってきそうな兆しが見えている今にぴったりな曲だと思ったのは本当です。

ちょっと鼻にかかったような歌声ではじまるのがなんだか心が浮足立ってムズムズする感じを連想させます。

暖かくなったらこれ聞きながらお散歩したい!

「右耳に開けたピアス痛みより嬉しさが勝る」
YUKIさん20歳と有希さん50歳の記念に開けられた右耳のピアスがついに歌詞になりました。

「ねえ2人ならきっと革命も起こせるよ」
ここ、歌詞もメロディも君はスーパーラジカルみがあってめっちゃめちゃ好き!

「誰にも解らない言葉で2つ先駅まで歩こう」
ここ、歌詞が2人だけの世界みがあってめっちゃめちゃ好き!

「愛だ」
愛だ♡

「暮るればのぼるおぼろ月 ながめを何にたとうべき」
唐突の滝廉太郎!

わたしが東京の女だったら桜の季節にこの曲爆音で流しながら隅田川を練り歩くところでした。

「どんどん君を好きになる」
その昔、だんだん君を忘れていく「忘れる唄」というものがあってだな…

すごくラブソングなんだけど、育ちざかりな2人の息子さんへ向けた曲にも聞こえるなとわたしは思います。

YUKIさんが体を弾ませながら歌うお姿、はやく拝みたいです。


9.Dreamin’

作曲も作詞も他の人の曲って日暮愛葉さんぶりだからすごくどきどきしていたこの曲。

峯田さんほんとうにありがとうの気持ちです。

歌詞カードを開いて入ってきた歌詞の漢字とひらがなのバランスが独特でかなり好きです。

すごくやわらかくて丸みを帯びた澄んだ気持ちが伝わってきます。

知ってたけど峯田さん、ガチすぎません?笑

「曖昧な劣等をだきしめてよごれたぶんだけ綺麗になる」
すごく褒めてるんですけど、峯田さんって泥水のいちばん綺麗な上澄みみたいだなってずっと思っててそれがここに現れてると思います。

そしてこの歌詞がわたしはどうしても分かってしまう側の人間なんですよね。

だからこそYUKIさんの音楽に惹かれてるんですけど、その根底の部分をこんなハッキリとYUKIさんに歌わせるのあまりにもずる過ぎる…

そして問題はこの後です。

「92年の流星」
「曖昧な劣等をだきしめてよごれたぶんだけ綺麗になる」のあとに持ってきたらいちばんずるい詞といえば「92年の流星」なんですよ。

YUKIさんにそれ歌わせる?92年の流星そのものに?

ウッ!!!!!!!(泣)

ちなみにわたしは92年の流星を2006年に初観測、今なお輝きながらわたしに降りそそぎ続けてくれています。

ウッ!!!!!!!(泣)

「神様へのティーンエイジ・シンフォニー」
峯田さんがYUKIさんに書いたこの曲そのもののことですよね。

「幻でも夢でもいいのだいすき」
2005 駆け抜けて性春 「わたしはなぼろしなの」
2018 穴       「私は幻なんかじゃない」
2023 Dreamin’    「幻でも夢でもいいの」←NEW!!!

2002 呪い       「さめないで夢ならば」
2021 はらはらと    「覚めない夢を」
2022 鳴り響く限り     「追いかけなれないの夢のその続きを」
etc…

「永遠より近い場所でだいすき」
2022 パレードが続くなら「『永遠はない』なんて悲しい嘘言わないで」

「運命でも偶然でもだいすき」
2005 JOY       「運命は必然という偶然で出来てる」

20年間の歌詞に盛り込まれたYUKIさんの人生哲学を超えただいすきって気持ち、これってYUKIさん本人には絶対できない、第三者だからこそ書いていい歌詞じゃないです?

しかもあまりにもアルバムコンセプトにばっちりすぎるんですよ。

は~!ずるい!ずるすぎる!

今、これを書きながらわたしは泣いています。

つかぬ事をお伺いしますが峯田さん、天才ですか?

ちなわいオタク、最後のだいすき!のあとにおれもすき!って言ってる。


10.It’s盟友

まばたきで初めて見えた部分がまたグッとでてきましたね。

ソロになって、表現者として何を見せないかという点をかなり意識していると思うのであのアルバムはかなり衝撃的でした。

YUKIさんにもこの感情があったんだ、だからああいう歌詞が書けたのか、と世界一遠い存在なはずのYUKIさんを世界一近い存在に感じてしまいます。

「話題でもない映画を見てそれぞれ少し切なくなって」
これしたい。

わたし映画が好きで頻繁に見に行くんですけどいつも話題でもない映画を見てひとり少し切なくなってます。

「本当の孤独を君は知ってた」
誰でもロンリーの時に最強に孤独を肯定すると言っていたアレですよね。

心がウッてなった時に思い出すようにしています。

アルバムの中でいちばんメロディが頭に残ったのは断トツでIt’s盟友~♪です。

また函館行って この曲聞きながら聖地練り歩きたい。


11.Naked

若い女の子達のダンスグループをイメージしてたけどYUKIさん的にエアロビらしいです。

はやくライブで踊らせてください。ぜったい楽しいに決まってます。

formeの進化版らしいですがこういう視点は似てるのに魅せ方の引き出しが多いところ大好きだし、まさにそんな歌詞になっているのが素敵です。

でもYUKIさんが形を変える度に見えない心と体の鍛錬をつんでいることを知っています。

それに変わらない為に変わり続けているのかな、とも長年見ていて思います。


「秋は夕暮れ」
唐突の清少納言!
ここ、メロディと歌詞のギャップすごすぎていちばんテンション上がります。

ちなわいオタク、どんな姿でもどんな顔しても好きと言ってくれるの?のあとに好き!って言ってる。


12.鳴り響く限り

っぱこれよ。これですよ。

20周年イヤーが鳴り響く限りではじまり全国ツアーでは各地でこの歌で締めてきました。

そうなるとやっぱり最後の、最後の最後の曲として鳴り響く限りが聞きたくなっちゃうってワケ。

タイトルも秀逸というか、鳴り響く限りっていう字面からしてもう興味津々になりますよね。

メロディもYUKIさんのキーの高いその声が存分に響いててとても耳に心地いいです。

「夜は月明かりを『持って』揺れる朝焼けを『頬張って』踊りたい」

ここ大好き。

さらっと始まるけどめちゃくちゃセンスよくないですか?

こんなの続き気になるに決まってますもん。

ちょうど夜にも朝にも見えるあの時のアー写がすごくぴったりでした。

わたしもこういうの書けるようになりたい...

活かせるところがツイッターしかないけど...

「思い出より輝いてる」
想い出はいつもキレイだけどそれだけじゃお腹がすくわと言っていたそばかすを思い出します。

「ねえ教えて触れ合う身体熱い理由を誰にも言えない秘密を」
ここはちょっとスケベですよね。

YUKIさんが歌詞に潜ませるエロってダイレクトじゃないからこそ匂いだとか体温を感じ想像力を掻き立てられより官能的だったりします。

「強い風流れる雲の隙間に青い空」
YUKIさんが実際にそういう光景を目にしてあの隙間が広がらないかなって思ったらしいのですがあのMVの真っ白なお部屋の窓から空を見上げて隙間を指で広げようとするYUKIさんの映像が目に浮かびます。

「憧れるだけでは追いかけられないの夢のその続きを」
そばかすに続き風に吹かれてを思い出します。

強い瞳に憧れて追いかけ続け、確かな結果に今辿り着いるはずなのにYUKIさんは更にその続きを夢見ている。

今までの自分に対する賞賛にも、これからの自分に対する暗示にも聞こえます。

「先回りしておまじないみたいに祈る」
フラッグを立てろにでてくるわたしの中の小さな女の子が言ってるみたいで胸がギュッとなります。

「無限大よ心大きく広げて放り込むの歓び全て」
この歌詞のためのメロディ、このメロディのための歌詞って感じで調和がすごいしとにかくパワーを感じます。

ちなみにYUKIさんの言う「歓び」とは決していいことだけじゃあないですよね。

「笑いながら命が鳴り響く限り」
いつか訪れる最後を意識してるからこそでてくる言葉ですよね。

特に独立して以降、24hoursや灯やはらはらとでもそういう部分が垣間見えるようになって、だからこその凄まじい「鳴り響く限りという覚悟」と「鳴り響く限りという祈り」を感じます。

MVは今までのアートワークがたくさんでてきて泣いちゃいました。

YUKIさんもアクティブに動いていてかなり元気な作品ですよね。

ライブのセトリもそうだったけど、ツアー前に50歳の今がいちばん元気って言ってたのがファンを喜ばせるためのリップサービスではなく、まじでいちばん元気だったのが笑っちゃうほど衝撃的でした。

そう、あとはライブです。

「いい時も悪い時もYUKIがそばにいてあげる だからこの世界は終わらないって言ってくれ!」とにかくここに尽きます。

この言葉を聞くために私は何度もライブへ足を運びました。
YUKIさん、この世界は終わりません。

ちなみに15周年の時は「いい時もそうでない時もそばにいてくれてありがとう」だったんですよね。

YUKIさんも今日2023年2月17日で51歳。

年齢でどうこう言うのはナンセンスだし好きではありませんが今なお新しい作品とビジュアルを発表し精力的に活動し続けているのってやっぱりすごいです。

それにYUKIさんほどのキャリアがあればもっと簡単にお金が稼げそうな活動だとか逆に表にでてこない生活だって選択できるはずです。

それでもYUKIさんは歌を届けてくれるしそれが鳴り響く限り、わたしの人生は安泰です。よかった。

歌なんて聞かなくても心臓は動くのにね。

こんなトキメクものに出会ってわたしは幸せです。


さいごに

収録曲の発表があった時、あの強すぎるEP6曲達をひとつのアルバムにするの無理じゃない?寄せ集めっぽくなるのかなってコンセプトアルバム大好きすぎて正直どきどきでした。

ですがこうやってじっくり聞いてみると確かに20年のいろんなYUKIさんが詰め込まれたひとつの作品、タイムカプセルに仕上がっているなと思いました。

20周年のアウトプットをインプットし、それが更にアウトプットされてるとなるともう永久機関なんですよ。

やはりYUKIさんは永遠ということですね。

YUKIさんは過去は振り返らないってずっと言ってるけど過去を大事にしているからこそ前向きなんだろうなってくみ取っていたのでSO20を通してそこが前面にでたアルバムが生まれたのはすごくうれしいです。

願わくばYUKIさんが歌っているところを見たいし聞きたいし感じたいし浴びたいです!

絶対にふざけない、そして簡潔にがモットーな一般YUKIオタクの感想をここまで読んでくれてありがとうございました。

だいすき!

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