呪い
座右の銘はYUKIさんの音楽自分の都合の良いように受け取ったもん勝ち、ハローわたしですこんばんわ
YUKIさんデビュー21周年、そしてお誕生日おめでとうございます
今回は SO20の目玉と言ってもいい存在、呪いについてわたしの想いを書きました
正解だとか不正解だとかは知りません
ご了承ください
ツアー初日、薄い幕の奥にギターを持って立つYUKIさんのシルエットが見えてこの時点で呪いと分かり震えました
某動画サイトで何度も繰り返し見た幻のような映像、もしかしたら永遠にこの耳で聞くことがないかもしれないと思っていた音声が目の前で再生されはじめました
20周年の「祝い」を「呪い」ではじめるなんてやっぱりYUKIさんはYUKIさんだ
これはソロになってはじめてのライブ、PRISMIC TOURと同じ始まりですね
commune of tenでこの曲が聞けなかったことがずっと呪いのように残ってて、それがようやく、ようやくとけました
Terminal Gのファイナル公演でYUKIさんが呪いの話をしたんだけど今思えばあの時すでに歌うの決めてたのかな、と思います
あれからずっと考えたんだけど、そもそも呪いなんて最初からなかったんじゃないのかなって思ってて、ソロデビューしたYUKIさんに対して世間はJUDY AND MARYはきっと呪いのような存在なはず、とフィルターをかけていた
でもYUKIさんにとってそんな恐ろしいものではなかった
だからこそタイトルと歌詞で「呪い」と「のろい」で表記が分かれるんだと思います
つまり、呪いにかかっていたのはYUKIさんではなくYUKIさんにフィルターをかけてしまっていたYUKIさん以外の人間なんじゃないのかなって
10年前、SOUNDS OF TENでソロになって再び東京ドームに立ったのは間違いなくJUDY AND MARYの解散ライブが東京ドームだったことを意識してのものだったしあの時からYUKIさんがわたし達に見せる「YUKIさんの中のJUDY AND MARY」の姿が変わったことからあれはYUKIさんの呪いをとくためのお祭り、儀式のようなものだと思っていたけどあの日、呪いを解かれていたのはわたし達だった
10年経ってその事実に気付きました
でも呪いが解かれたことで20年前の呪いとはまた違う呪い、呪いが溶けてしまったという呪いが生まれていてそんなSOTを起点としてこの10年間徹底的に対自分のであり続けてきたYUKIさんがライブで見せてきた点と点が今回の呪いに辿り着くまでの軌跡、光の河超えてくサマーツアーとして見事に繋がっていました
最初にうつったシルエットは20年前のYUKIさん、呪いというスクリーンがあがりステージいっぱいに広げられた愛しいのろいのようなゴールドの布に囲まれスタンドマイクを前に少し寂しそうに歌うYUKIさんが小さくも大きくも見える、あのパフォーマンスは本当に、すごくよかった
ちなみに SO20の呪いはわたしの中で3つに分類されます
①初日
暗闇の中でギラギラと光りながら歌う、まさにPRISMICな YUKIさんでした
会場の雰囲気も違ってみんなかなり緊張してましたよね?
②福岡
この日はとにかくお歌がお上手でした
そしてギラつきもありながら適度に力も抜けていて2002年のYUKIさんでもあり2022年のYUKIさんでもありバランスが良かったです
わたし的に今まで実際にこの目で見たYUKIさんの中でベストアクトだったと思います
③札幌
これはわたしが前日まで函館にいたせいもありますが最初のあのシルエットがいつもよりうんと大きく、濃く見えました
けしてかっこつけて言ってる訳じゃなく、本当にそう見えた
声の調子が悪そうな時もあったけどそれをパワーでねじ伏せる凄みにも、名越さんの間奏のギターとぐるぐるとした照明にも、この20年間のヒキコモゴモな感情が渦巻いているようで揺さぶられました
たった一曲の中でこの20年の、YUKIさんの十月十日の変化、成長、進化が見て取れる、とてつもない曲に育ったんだなと思うし、それは曲が育ったというかYUKIさんも育ったしわたしもファンとして育ったのかなってうれしいです
映像化はしないんだろうけど逆にあの曲の価値をあげるようでそれもまたよかったりします
嘘です、贅沢は言わないのでこの世界にただひとり、わたしにだけDVDやいてください
おわり