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彼の実家訪問/よその家庭は異文化だった話

付き合い始めて半年。お互い結婚を意識し始めたkanaeと彼氏(今の夫)27歳。


夫の実家に初めて行った時の話だ。


その時は、菓子折りなどを持って行ったのだが、


夫のお母さんが


「あらkanaeちゃん、おもたせありがとうね。」


おも?おも、、、たせ?って何だ?

おもで始まる言葉なんておもらししか知らないぞ!


あとで調べたら手土産とは少し違った意味で、その場でいただく菓子?みたいな意味らしい。


やはり、よそのご家庭には自分の知らない言葉や習慣がある。


うちの両親も、近所の人だって、コテコテの、地元弁しか喋らないから、まず、標準語で喋るお母さんに衝撃。


しかも、〜わよ。〜なのよね。


などと、しずかちゃんみたいな言葉遣いをするのは、アニメやドラマに出てくる人だけかと思っていたので、実写版でそういう女性がいたことに衝撃。
上品か。上品なのか。


そして夕食の時間になり、夫のお姉さんとお父さんが帰ってきた。5人での食事。


うちは父がいると途端に家族の雰囲気は張り詰めたものになる。父の性格上どの辺が地雷なのかよく分からないし、子どもながらに触れてはいけない話題がたくさんあってすごく気を遣っていた気がする。


しかし夫の家庭は普通だった。お父さんも普通。
穏やかな雰囲気で食事がすすんだ。

お姉さんが

「お父さん、塩分とりすぎ。健康診断の結果がどうの〜。もう歳なんだから気をつけてね。」

などと、父の健康を気遣う、まるでなんかの薬のCMみたいな一幕もあり。


ああ、これが普通か!


お父さんて、大事な存在なのか。脅威ではないのか。


と、またしても衝撃を受けた。


嫁に入るということは、こういったよその家庭の異文化を受け入れつつ、自分もここの家族になっていくことなのか。私に出来るのだろうか。


そんな不安も覚えた、初めての実家訪問だった。


続く

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