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低額の以外な落とし穴。ペット保険”免責”のこと。

こういちです。

以前はペット保険に入っていても、いざという時は保険が適用される病院であるか、または病院がどこの保険だと有効なのかで選んでいましたが、今は保険を提供する会社も増え、全国どこの病院でも適用されるようになり、また保険の価格争いも進んでいます。

比較サイトを開くと、目を引かれるのが保険料の違いです。
加入する歳によっても違うのですが、月額数百円程度から高い方だと数千円の保険までと様々です。
月額が千円ほどの差額であっても、年間で数万円の差額になります。
どうして会社によってこれ程の差が生まれるのでしょうか?

免責というシステムがあるからです。

自動車保険にも”免責”はあります。よく勘違いされやすいですが、ペット保険のシステムは全然違います。
自動車保険は、30万円の修理費が発生した場合、免責を受けるか受けないかの選択を行います。免責を受けた場合は、契約時の免責額(平均5万円)を支払えば、それ以上の請求をされることはありませんし、次の年の保険料が上がることはありません。
免責を受けない選択肢もあり、免責額を払うこと無く、修理費の全額を保険で賄ってもらえます。但し、この場合は次の年の保険料は上がります。

ペット保険の免責は、30万円の治療費が発生した場合、保険を使うか使わないかの選択となります。保険を使った場合は、契約時に免責が設定されている場合は最低でも免責額の支払いが発生します。免責額を支払った上で、全治療費から免責額を引いた金額に補償利率(50%、70%)が引かれ、実際に支払う金額が決定します。
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*計算式(免責額 3,000円、補償利率 50%)
 300.000-(( 300,000-3,000 ) ✕ 0.5 ) = 151,500 -
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保険を使わない、もしくは加入してなかった場合は、30万円全額自己負担となるので手痛い出費になります( ;∀;)

4年に1度開催されるオリンピックのように、こぐ稀に発生するケガの治療を基準に見ると、各社にそれほど差はありません。
これを多頻度の通院基準で見た時に、各社でかなりの差が出る結果となりました。

シュミレーションしてみました。

通院のみで年間の医療費総額が50万円に到達したことを想定して、免責設定されている保険と、そうでない保険の負担金額がどれくらい違うのかシュミレーションしました。

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年間医療負担額・・・各社最高70万円
免責費・・・無し、3,000円、7,000円を比較
通院回数・・・20回(制限無の保険あり)
補償利率・・・70%負担(加入者30%負担)
年間の保険料・・・猫3歳の年間保険料(年払い)
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免責のことについては、比較サイトなどでは書かれていないところもあります。資料請求し、パンフレットを見て初めて気づくケースもあります。
免責費は医療費請求時【入院、手術、通院関係なく】1回毎に発生しますので、免責費が3,000円で20回通院すると、免責費だけでも最低60,000円を支払う計算になります。
保険会社からすると、免責を設定することで、保険の使用過多して欲しくない意図が伺えます。治療費が2,000円なのに保険を使って3,000円を払う人はいませんよね。

免責の有無だけでも保険会社の絞り込みが容易になります。新規加入や見直しの時には是非着目して選んで下さい。

通院回数が40回になったケースです。A社は回数制限はありませんが、C社は回数制限が20回までなので負担する金額は更に増える傾向になります。
このことから通院を基準に保険を考えると、免責システムの有無に着目することがいかに重要かがわかります。

なぜ通院基準で考えるのか。もし病気やケガをした時に、入院しますか?通院しますか?

入院なんて嫌いです。体が生半可に元気であればなおのこと、足も歩行困難ですが補助具を使ってでも、重大な病気でない限り毎日通院でも良いので自宅へ帰ります。

入院が嫌いなのは人に限らず動物も同じだと思います。
犬は淋しがり屋で、猫は臆病です。
保険会社の統計では約8割の方が通院もしくは日帰り入院を希望しているとのデータもあります。
いざ入院となった時でも、飼い主さんは側に居て出来る限りの看病をしてあげたい、そう思う方が多い結果が8割の数字に現れています。

我が家はここを選びました。

現存する全ての保険会社から資料をもらい、全てに目を通し、免責の有無、補償の条件、ケア、保険料と考慮して、我が家では【アクサダイレクト】を選びました。中ほどで紹介しましたシュミレーションのA社がアクサダイレクトです。

★プラン70
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年間医療費負担額・・・最高70万円
免責費・・・無し
治療請求回数・・・制限無
通院請求回数・・・制限無
補償利率・・・70%負担(加入者30%負担)
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★プラン50もあり、医療費負担額50万円と補償利率50%ですが、他の条件は変わりません。どちらもデメリットになりそうな条件も見当たりませんので、今の保険と比較されてみてはいかがでしょうか。

最後に!

もうひとつ低額保険の落とし穴。
0~1歳までは保険料が数百円だとしても、ある年齢を過ぎると急激に高くなる保険もあります。加入出来る年齢も制約されていますから、途中で切り替えることも非常に困難です。全社までとはいかなくても最低5~6社を選び比較検証して、保護者である私達の負担にもならないよう慎重に決めることをお勧めします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

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