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教員採用試験突破法③~2次試験(面接)対策編~

◇2次試験の内容


 僕が受験した自治体では…
・個人面接
・小論文
・集団討論
・模擬授業

の内容でした。集団討論は特に対策はしなかったので、面接と小論文、模擬授業について書いていきたいと思います。
 今回は面接について。

◇面接の対策としてやったこと

①誰かに面接やってもらう。
 僕は前にも書いたように講師経験があるので、当時勤務していた学校の校長先生やほかの先生方に面接の練習をしていただきました。言い方悪いですが「使えるものは使え!」です。

誰かに面接やってもらう。で、場数を踏む。
これが一番良いと思いますね。

 僕が今勤務している学校だと、教育実習に来た生徒さんたちが、夏休みに面接と模擬授業の練習しにきたりしますよ。そんなのもいいかと思います。

②自己分析。
 本屋さんで売っている「絶対内定」みたいな自己分析本みたいなものを使って自己分析をしました。
 なんで教員になりたいのか?とか、どんな教員になりたいのか?みたいなことを本を使って考えてみたのですが…こんな難しい話じゃないなって思ってすぐ止めました。ただ、経験を掘り起こすという意味では良かったかなと思います。

◇面接での質問内容

  だいぶ前の話になってしまいますが…面接での質問内容はこんな感じでした。
・志望動機は?

・地域と学校の連携というのが言われているが、地域と学校が連携しながら教育することについて、どう考えているか?

・あなたが、地域と関わっていることはあるか?

・今の学校の課題は何か?

・その課題を解決するためにしていることは何か?

・あなたの授業を受けた生徒は、どのように変わりましたか?

・修士論文の研究テーマは何か?

・その修士論文に取り組もうとしたきっかけは?

・論文の内容を教えてください。

・その論文の内容を授業に生かすなら、どのように授業を構想できるか?

その他、ざっくりと勤務地の希望や休日や趣味の話。
 僕は講師経験があったので、志望動機とかその辺の内容は軽く聞かれて、現状どんな視点で仕事をしているのか?を聞き出す内容が多かったです。

◇対策のポイント

①求められているものは何か?
 どの業界でもそうだと思うのですが、新卒や講師、年齢やキャリアの違いによって求められているものが違います。そして、各自治体によっても教育課題が違います。だから、各自治体が求めるものも違います。おそらく上の質問内容も新卒とは聞かれている内容が違うと思います。そして、自分にもやりたいこと、理想像があると思います。そのすり合わせをしっかりしましょう。
 これは小論文などの他の試験科目でも同じことが言えますが、「各自治体の教育課題は何か?そして、何が求められているのか?」を踏まえたうえで、面接の受け答え、対策を進めるのが良いかなと思います。

②面接の軸を作る。
 やってみて思ったのですが…僕も先輩から面接で何聞かれたかみたいな話を聞いて、ノートを作って、それに対する受け答えをまとめていたのですが
…そういうやり方すると結局アピールポイントがぼやけてくるんですよね。
これは今、生徒に面接の指導をする際にも言っていることなんですが、具体的に言うと、例えば…
「学生時代に頑張ったことから何を学びましたか?」
 →「部活動を頑張り、忍耐力を学びました」
「あなたの長所は何ですか?」
 →「誰に対しても優しく接することができることです」
「自己PRをしてください。」
 →「文化祭の際、自分の仕事を最後までやり抜き責任感を持って行動でしました。それを生かして頑張ります。」
 的な受け答えをしたとして、この3つの質問から忍耐力、優しい、責任感という性格を表すワードが出てきました。すると、そんなにたくさん出てくると結局あなたはどんな人間ですか?わかりません。というお話です。

 だったら、アピールポイントを1つに絞って、そのアピールポイントを証明するエピソードを使いまわした方が良いのでは?ということです。

 部活動の話をするのであれば…
「学生時代に頑張ったことから何を学びましたか?」
  →「部活動を頑張り、忍耐力を学びました。」
「あなたの長所は何ですか?」
  →「忍耐力があることです。」
「それはなぜですか?」
  →「部活動で~~経験をし、忍耐力が身についたと思うからです」
「自己PRをしてください。」
  →「部活動の経験から忍耐力を身に着け、それを生かし頑張りたいです。」

 というように、「忍耐力」というキーワードとそれを証明する部活動のエピソードをいろんな質問にちょっとずつ変えながら面接をつくっていくことで、印象に残りやすいアピールにつながるのでは?と思います。この辺は就職活動の本なんかにも書いてあります。
 自分のアピールポイントは何か?そして、それを証明するインパクトのあるエピソードを探していくために自己分析は大切だと思います。

そして

志望動機は…
1、教員を志望した理由(過去の経験を踏まえて)
2、どんな教員になりたいか?教員になって何がしたいのか?
3、抱負や自己PR
 みたいな流れで作っていくとスムーズかと思われますが、過去の経験から
考えたこと、将来どうしたいか?自分がアピールしたいことは何か?という一本の軸が作られていくと面接はやりやすいように思います。
ストラテジーをもって面接を考えましょう。

いつの間にか、こんなに長くなってしましました。

それでは!

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