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#コミュニティを考える 佐渡島さんの本のはなし

**漫画が(なかなか)売れません!

なぜだ!!? どうしてだ!!? **

漫画編集職一筋12年選手、
2回目の育休明けの私は
ずっと頭を抱えていました。

そんな私に1つの事実を突き刺してくれている名著が、
こちらです。
(版元編集者として刺さりすぎて、痛くて泣きたい)

WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book) 単行本 – 2018/5/9
佐渡島 庸平 (著)

*どうしたら書影とか貼ったりできるのかわからず、ぐずぐずなご紹介で心苦しい。。。今後、理解できたらこのあたり再編集します。。。


漫画編集者としての佐渡島さんの経歴は言わずもがな……割愛させていただきつつ、
この本はざっくりいえば今後の

漫画界
出版界
はたまたすべての消費活動の

ルールが変わるんですよ!
ということが書いてあります。
(え、なんだって!?)

その上、

死へ向かうまで生き方、
在り方か……そんな哲学の味
もします。
(え、ルールの話は? 哲学書??)

こんなにも
「孤独」に立ち向かうための指南書、
「コミュニティ」に関する良著は
今現在はコレ一択
じゃないでしょうか。
(でなんですか、指南書でもあるのですか??)

話がとっちらかってきましたが、
もちろん主題であるコミュニティ話も深いし、命題でもあるのですが、

兎にも角にもこの本を読み
私が漫画編集者として感じ取った焦りは以下3つ!

**①SNS、「個」のチカラ、発信力の戦闘能力って今後超大切すぎる! **

クックパッドしかり、食べログしかり、電子サイトの名レビューワーしかり。

マスコミ情報よりも口コミ情報を元にした消費活動がデフォルトになります。

というか、すでに私もツイッターのタイムラインで流れてくる漫画を買いがちです。

完全に口コミ優先な消費活動のフェーズにいました、いつのまにかナチュラルに!

②誰しもが発信者となれる時代に突入して、
「漫画家としての成功ビジョン」をも多様化してきている

一度に100万部突破するよりも、
10万部を10年達成することのほうが、食いっぱぐれない!

私もよく担当漫画家さんにいうことですが、
漫画を描くことよりも、漫画家で居続けることがすごく難しいです

「漫画家でいられる」のは、
ひとえに作品を買ってくれる愛読者の存在。

そんな愛読者、つまり長期的なパトロンがいれば、
クリエイターは食いっぱぐれなくてすみます

(サザンオールスターズの復活事例も含め、
ファンビジネスに関しての例えがわかりやすく秀逸でした)


③漫画編集者、出版社は漫画家さんを選ぶ時代ではなく、選ばれる時代  

とても抉られる思いですが、
本当にそうなっている、そんなフェーズにいることをヒシヒシと感じました。

漫画家さんは自分自身で作品を発表し、ファンも獲得できちゃう時代です。

たとえば、pixivのこんなサービスとか、、、。

いわゆる読者ことパトロンと、
漫画家さんはダイレクトに繋がれちゃう時代です。

漫画編集者、要りますか????という人がいても不思議ではないでしょう。


漫画編集職は、ちゃんと漫画家さんが

「お、この編集者と仕事をするのは【豊かに】なれるナ!」

と感じ取ってもらえないと成り立たない仕事になりました。


この豊かになる定義は、
経済的な豊かと、心が満たされる豊かです。

もちろん前者は当たり前ですが、
漫画家さんが「この編集者と仕事をすると、漫画がうまくなる」とか、
描きたいモノを漫画に落とし込めれる快感、とか。

そういうクリエイターの才能を、
ちゃんとカタチにする伴走者でいれるか。

それを問われたような気持ちでいます。

ただしこれからは、
編集者はエディターに止まらず、
プロデュースしていく意識を持たないと、
漫画家さんに選んでもらえない!

ただ面白い漫画を作ろうとするとか、
その姿勢だけではもう時代的に足りなさすぎるな!と噛み締めています。

実は今年に入ってからオンラインサロンやコミュニティに
かなり関心が高まっていたので、
先日、このイベントに行ったりしてました。
(実際、箕輪編集室と風呂敷畳み人サロンの緩やかなパトロンです)

ナマ佐渡島さんは、ご自身が考えていることをしっかり言語化し、
わかやすく「漫画家のためのSNS講座」をしてくれました。

途中、

佐渡島さんってこんな知識や見解を
たやすくオープンにしちゃって、大丈夫なのかしら。
なんていう、太っ腹、………ナニトクだ!?

と思いましたが、

見聞きすることは簡単。
実行することが、何よりも難しい。

はじめること、続けることが何よりも難しいのです。

でもこの本は、確実に読み手の背中を押すことでしょう。


**静かな熱狂スイッチを。 **


きっと佐渡島さんはそんなスイッチを押したくて、
この本を書いてくれたんじゃないかなと
考えます。

感謝でしかない。
すごい素晴らしすぎる!




*****

もっと上手く書こうかなぁとも思いつつ、
これって本の感想文でもなく、コミュニティを考えているかといわれると……読み返すとたんなる日記のような気もしてきつつ、だんだん憂鬱になってきましたがしかし、上手い下手はさておき、

文章だって荒削りでも、また常にアップデートしていけばいいじゃないかと開き直り、

発信したいと思います、エイヤ!!!


(余談)
とりあえず、8月刊行でうつエッセイ漫画書籍の編集を初めてするので、
その本を死ぬ気で、全力で編み、プロデュースし、漫画家さんを豊かにしたいと考えてます!(キリッ!)

↓これでうまくタグれてるんでしょうか、、、、。


#コミュニティを考える #感想 #コルク #佐渡島さん #箕輪編集室 #畳み人


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