漫画を読む楽しいお仕事地獄

「漫画編集者って漫画を読むのも仕事な訳？　楽しそうな仕事だね」といわれる。

そうだね、そうなんだよ。そのとおりさ！

そんな特権を駆使して午前中は空想と妄想を繰り広げつつ、いろんなヒット作を読み更けていた。

惹かれる漫画は、基本的に現代のファッションとか髪型とかそれなりに旬さを掴んでいるものだ。

シースルーバングが流行っていたらそれを取り入れるとかね。
自分は野暮ったくても、漫画の世界は憧れるところがあるといいなと思ってる。

あとはなんだろう、口に出した時小気味良いとか、
文字バランスのいいセリフとか。
わりとそういったデザイン性の印象の良いものも、見易くて好きだ。

さてさて。
ちかぢか担当作、新連載がこの世に出て行く。

過去、数えたことないけどどれぐらい連載を起こしたんだろうか。
一度数えてみようかな、、、、といいつつ、私は漫画の連載を起こす仕事がどちゃんこ大好きだ。

連載を引き継いだことも過去無論あるけど、やはり連載を起こすほうが楽しいに決まっている。
そっち系の編集者なのだ。

昨今は起こしたはいいが、ちゃんと歩かせる、走らせる力だ必要よね、とつくづく思っている。

具体的にいうと売る力であり、広める力だ。

どうしたら知ってもらえて買ってもらえるか地獄だ。

地獄はいいすぎか。
なんだろう、面白い漫画があることを知ってもらえない地獄だし、伝わらない地獄だ。やっぱ地獄じゃん！

辛酸を何回も舐めてきただけに、やはりできることからコツコツと。
協力者を仰いだり、他社様であったり、この漫画プロジェクトの支援者がもっと増えたら良いのにー。とよく思う。

「己の徳を積むしか無い」と思うこともよくある。

そんなマヤカシよりは手が届く範囲でのSNSや、なんやかんやをしていきたいものだなと思う。課題だ。

※
あした我が家は朝4時起き地獄なんですが、子供が寝てくれない地獄だし、支度もできていない地獄だし、洗濯を干す&畳むタスクが鬼積もっている地獄。地獄じゃん！