【京都鉄道博物館に行った_4終】SL(梅小路蒸気機関車館)
こんにちは、Nomです!
今回の記事は、「京都鉄道博物館」に行ってきました!
【京都鉄道博物館に行った】シリーズにして、全4回の記事にします。
第1弾は「梅小路京都西」を、
第2弾は「博物館の中の展示にまつわる話」を、
前回、第3弾は「期間限定だったプラレールのイベント」について記事にしてきました。
今回の記事は、最後の第4弾になります。
博物館に展示されていたものは、現役時代に実際に見たり扱ったりしていたものが多く、どこか懐かしい気持ちになりました。
短いですが、記事にしたいと思います。
時刻は16:30ぐらいだったと思いますが、
日中、近くのSL体験乗車の線路で、何往復もしたあと、
上の写真のところで、石炭と水を補給して、
最後に、転車台で向きを変えて、バックで扇形の車庫に入っていきます。
SLの運転には、甲種蒸気機関車運転免許の他に、ボイラー技士の資格が必要
SL(蒸気機関車)の運転士=機関士になるためには、
・甲種蒸気機関車運転免許・・・運転自体に必要な免許
・ボイラー技士(確か2級でもよかった気が…)・・・SLは水を加熱して蒸気を作るボイラーという機械を扱うのので、そのための免許
まず、ボイラー技士は、2級であれば、筆記試験と講習で取得できます。(私が、取得したのは高3の時でもう10年以上経っていて、試験制度の変更があったようなので、受ける方は調べてください。)
次の、甲種蒸気機関車運転免許は、取ることへのハードルが高すぎる!
私は、SLを運転していませんし、SLの運転免許もありませんが、
現状、聞くところによると、
①数少ないSLが走っている鉄道会社に入社して(★適正検査がカギ)、
②駅員や車掌で頑張って、運転免許の研修所入所試験に受かる。(★適正)
③在来線の電車か気動車の運転免許を取って、運転士を経験し、
④人事評価なりなんだかんだの社内政治を突破(これが難しい)、
⑤甲種蒸気機関車運転免許を追加して取得するための研修に入る。
⑥電車や気動車との運転技術の違いに苦労を重ね、めでたく免許取得。
と、こんな感じのステップです。
鉄道会社で問われるのは、真面目にやっているかということと、
適正です!
もう一度言います!
適正!
つまり、クレペリン検査をはじめとするいくつかの適正検査をパスすることが条件です。
もちろん、脳波や身体的条件も満たす必要があります。
もう一つは、④の人事関係です!
SLに憧れて入社している人もいるし、SLが走っているところが少ないということもあるし、この道40年などのベテラン機関士がずっといるので、
人員の空きがないことには、どう頑張っても難しいです。
新幹線も、人気の花形職業でもあるので、同じことが言えます。
もはや、運頼りです。
SLの運転技術は電車よりも難しい
おことわりとして、
SLを運転したことがないので、SLのことについては、想像で話します。
運転したことがある電車と対比する形で、SLの運転について簡単に話します。(電車の運転の詳しい話は、いつか記事にします。)
①SLは、電車と違って、ちょっとレバーを操作して簡単に加速できない
まず、SLというのは、加速に必要な機器が90%あるといっても過言ではありません。石炭で水を沸かし、蒸気にするボイラーのスペースが大半で、電車みたいに、マスコン(アクセル)でチョチョイのちょい😋って、モーターに送る電流を調整するといった簡単なことではなく、着火までに時間がかかる石炭の特性を頭に入れて、登り坂で最大の馬力が発揮できるように、石炭を燃やす量や蒸気量をコントロールする必要があって、熟練の技と言われる所以が、ここにあると思います。
私の親戚がSLの機関士をしていたので、この話は子供のころによく聞いていました。
見るからにして、SLのほうが難しいのが、よくわかります。
どのバルブ等がどの役割をしているかがわかりません。笑🤣
電車は、左のレバーがマスコン(アクセル)で、手前に倒せば加速します。
右のレバーがブレーキで、一番手前に倒せばブレーキが緩み、一番奥に倒せば、非常ブレーキがかかります。
②SLは、電車と違って、ブレーキが効き始めるのが遅い
電車は、レバー操作でブレーキをかければ、すぐに効き始めますし、ブレーキ力の調整も簡単で、すぐに反応してくれます。
すぐに反応してくれるので、何回も手数を使えます!
が、しかし、SLはそうもいきません。
簡単にいえば、編成の全体に空気圧が行き届くまでに、編成の長さに応じて時間がかかるので、比例して、ブレーキをかけても全体に効くまでに時間がかかるということです。
ちなみに、貨物列車も同じような感じです。
簡単に挙げて、この2点です。加速と減速に関することでした。
もし、今の電車の運転士の運転技術と、昔のSLの機関士の運転技術を競わせたら、ブレーキの技術を例にとってみれば、SL機関士のほうが、勝つのは明白です。(厳密に比較対象しにくいところでもありますが。)
以上です。
これで、「京都鉄道博物館に行った」の記事、全4回はおしまいです。
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