【社会保険労務士独学合格体験記_1】試験について
こんにちは、Nomです!
第1回目として「試験について」について書いていきます。
このシリーズでは、独学でどうやって勉強したのかだったり、
このやり方だと失敗してしまったという私の経験を書いておりますので、
試験概要や制度などの詳細についてはオフィシャルサイトで調べてください。
1.日程について
社会保険労務士試験は毎年8月の最後の日曜日に行われて、
真夏のなか午前・午後とあって丸一日もあるタフさが必要な、
労働社会保険関係の法律の試験です。
暑いのが苦手な私にとってはなかなか堪えます😰
午前の部:選択式(虫食い) 8科目40問 1時間20分
午後の部:択一式(五肢択一) 7科目70問 3時間30分
なお、午前合格や午後合格といった一部合格制度みたいなものはありません。1日で全日程をこなさなければなりません。
2.試験科目と合格基準点
<午前の部 選択式>
①労働基準法(3問)・労働安全衛生法(2問)
②労災保険法(5問)
③雇用保険法(5問)
④労働一般常識(5問)
⑤社会保険一般常識(5問)
⑥健康保険法(5問)
⑦厚生年金保険法(5問)
⑧国民年金法(5問)
【合格基準点】各科目3点以上、かつ、総得点26点以上(第51回試験)
※毎年補正によって総得点の上下と、いくつかの科目で基準が2点に
なることがある。
<午後の部 択一式>
①労働基準法(7問)・労働安全衛生法(3問)
②労災保険法(7問)・労働保険徴収法(3問)
③雇用保険法(7問)・労働保険徴収法(3問)
④労働一般常識(5問)・社会保険一般常識(5問)
⑤健康保険法(10問)
⑥厚生年金保険法(10問)
⑦国民年金法(10問)
【合格基準点】各科目4点以上、かつ、総得点43点以上(第51回試験)
※毎年補正によって総得点の上下と、いくつかの科目で基準が3点に
なることがある。
・総得点が基準点未満なら、不合格で、また来年😭
・どれか1科目でも基準点未満なら、不合格で、また来年😭
・午後ができても午前で基準点未満があったら、不合格で、また来年😭
つまり、
午前も午後も総得点と科目ごとの両方で合格基準点以上で合格!
ということです。
(参考資料)リンク切れの可能性あり
・合格基準の考え方
https://www.mhlw.go.jp/content/11202000/000564003.pdf
・ 第51回(令和元年度)社会保険労務士試験科目得点状況表
https://www.mhlw.go.jp/content/11202000/000564005.pdf
それぞれ一読しておく必要があると思います。
厚労省が毎年合格発表の際に公表しているもので、合格基準点を補正するときの考え方と、その考え方を今年の試験に当てはめて合格基準点を導くときのデータとしている資料を参考に出しています。
簡単にいうと、「みんなの出来が悪いからといって科目ごとや総得点での合格基準点を下げ過ぎると試験のクオリティが下がるというのを避ける」といった感じのことで、得点状況表を見ると「合格基準点より1、2点足りなくて不合格となっている受験者の層が多い」ということがわかると思います。
1点の重みを痛感します。
私は、過去3度受験したときにこの資料の存在を知りませんでした。
過去3度の受験のうち、3回目(平成30年度試験)の試験では、労働基準法の選択式で科目基準点が1点足りずに足切りという形で不合格となってしまいました。
得点状況表を見たときに得点率が高かったので、科目の補正はないだろうと試験直後思っていたら、合格発表のとき、案の定、科目補正という奇跡もなくまた来年😭というパターンになり悔しい思いをしました。
そして、そのデータの見方(参考資料の存在)を今年の受験勉強を始める前に知り、知っているだけでも問題を見たときに、この問題はみんな出来そうだとか、これは解けなさそうとかが感覚的にわかったときに、だいたいの合格基準点の予想が立てれると思いました。
みんなが出来そうかという感覚的なことは、日々の勉強や模試を通じてつかめるので、この合格基準の考え方は最初に一読しておくほうがよいと感じました。
3.過去の成績
1回目は、行政書士試験の合格発表(1月末頃)の直後から取り掛かったこともあって勉強期間が短かったため、択一式も総得点で6点足りないとボロボロでした。
2回目は、択一式の総得点で2点足りないところまで行きましたが一般常識の択一式で足切りとなりつまづきました。
3回目は、総得点では合格基準点以上ではあるものの、労働基準法の選択式で足切りという滝のような悔し涙を呑む羽目になりました。
4回目は、総得点では選択式・択一式ともに合格基準点をぶっちぎりで超えていました。選択式の社会保険一般常識は、3点で基準点以上をしっかりと取れていて安心できました。
まとめると・・・
社会保険労務士試験とは、
・体力が必要で(午前・午後とある)
・満遍なくできて(科目ごとと総得点での合格基準を満たす)
・1点がすごく重い(1点や2点で泣く)
そんな試験だというのが私の感想です。
以上です。
次回は、第2回として、「テキストの選び方」について書きます。
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