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のりまき愛のおしゃべり会

昨年の11月から「トークセッション」を始めようと決意した。

昨年、近所のお気に入りの銭湯に、テレビにも出演している天皇の子孫的な立ち位置の右派のタレントのチラシを見かけたのだ。

明らかにレイシストだなって思って私は警戒しているんだけれど、富山みたいな地方都市でもレイシズムや右翼的な啓蒙を広めていこうって地道に活動をしてるの、逆にすごいだろ、と思った。その行動力、尊敬するぜ。

それも割とすきなアジアンテイストの雑貨屋には毎回その右派タレントのチラシが置いてあって、そこだけは酷く残念だけど、かといって店主に、なんで右派タレントのチラシがここにあるんですか?とは聞けていない。雑貨屋から車で10分もかからない近所の寺であるから思想とか関係なく置いているのかもしれない。でも、チラシを置いているだけで、いつの間にかそういう思想に染まっていく可能性もなきにしもあらずだよね…

そしてとうとううちの近所にまでそのチラシがやってきてしまったんですよ。オーナーが最近かわった、潰れかけの銭湯にまで、右派タレントのチラシが登場したのだ。びっくりするよね。
オーナーがかわってめちゃ再起し、活気がより一層ある銭湯にそのレイシスト右派タレントのチラシ……いやだ!!!

そのタレントですら、レイシズムを広めるために地道な活動をやっているんだったら、私は?私もやった方がいいに決まってるじゃんって思ったのだ。

私はステップファミリーだ。
ステップファミリーが苦しくない社会にしたい。
元夫と仲良くても、別れた旦那さんと連絡をとってるのありえない!とか、言われない、社会にしたいじゃん。
そんなの個人の勝手にやらせてよって思うし、
私は40すぎまで実の父や母のこと嫌いで、めちゃしんどくて、自分のエネルギーの半分以上減ってた気がするから、息子や娘にそういう思いは絶対にして欲しくなかったから、私と離婚しようが「お父さん」は嫌いになってほしくないって強く思ったんだよね。

ステップファミリーを皮切りに、ジェンダーやセクシャル、新しい文化やいらない校則などについて議論の場を作りたい。多様な社会を作ることに貢献したい、「演劇」というジャンルの新しいファンを作りたい。そのために活動したいって思ったわけ。

で、最初に始めたのが『フェミニズムってなんだろう?』っていうトークイベント。
それは、尊敬する経営者の1人、明石あおいさんと実現した。フェミニズムについて参加者のみんなで対話する時間もあるとっても良い会だった!

次に、立山町にあるみらい研究堂のタツヤさんと、『身体に溜まった感情』をテーマに話した。タツヤさんとはまさにトークセッションって感じで、対話が心地よかった。

クロストークっていったり、トークセッションっていったり、トークイベントっていったり、
どれもしっくりこなくって、そのことを巣巣の岩崎さんに話したら、

サラッと「のりまき愛のおしゃべり会」っていうめちゃしっくりくる名前をつけてもらえるっていう。

『のりまき愛のおしゃべり会』は、私にとって演劇作品で、社会をより善くするための社会実験でもあるのだ。


私はずっと土着のアジールを作りたいって思っていて、立山町にある巣巣は、もうすでに土着のアジールで、かつ、土着のアートもバンバン産まれている、とんでもない場所なのだ。

いまから巣巣店主の岩崎さんとの対話が楽しみだ。

立山町巣巣での『のりまき愛のおしゃべり会』は
3月16日(日) 14時〜 1500円で
らいふころんのコーヒーと、巣巣のお菓子つき

お待ちしております。


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